エンジェル・トランペットの育て方・栽培・家庭菜園
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エンジェル・トランペットの育て方・栽培・家庭菜園のマメ知識
エンジェル・トランペットの育てる環境について
栽培をするときの育て方において、良い環境についてはどういったところがあるかです。原産から考えて日本では育ちにくいとされていました。熱帯ではありませんし、日本には冬があります。冬の寒さに耐えられずに枯れてしまうと考えられていました。しかしそれ程弱いわけではないようです。
さすがに北海道や東北などに行くと寒さを感じることもあるでしょうが、関東地方程度であればなんとか枯れずに次の年に花をつけることもあったようです。寒さに強いわけではないですが、決して弱すぎるわけではありません。一方で暑さに関してはそれ程強くありません。
通常程度の夏の暑さならいいでしょうが、猛暑のような状態が続くとかなり弱ってしまうことがあります。寒さ、暑さに関しては適度に対応してくれる花になります。栽培をするときの環境で温度以外の部分としてはどういった点が注意点になるかです。まずは日光を好みます。熱帯地域はジャングルが茂っているように感じるでしょうが、とは言え日光がある程度当たらないと植物は育ちません。
この植物にしても同様になります。注意をする時としては台風などの風に注意をすることです。日本においては南の地域を中心に強風が吹きやすい場合があります。花の形であったり、伸び方から風には弱い植物になります。庭植えを行うことが多いでしょうが、その時には風があまり当たらないようなところ、風よけになるようなところを選ぶようにしたほうがいいでしょう。
エンジェル・トランペットの種付けや水やり、肥料について
育てるにあたっての用土としてはどのような状態のところが良いかです。熱帯地域といえばジメジメした肥沃な土が豊富であるイメージがあります。特に土質を選ぶことはありませんが、肥沃な用土が適しているとされています。赤玉土と腐葉土、堆肥を混ぜあわせるようにするといいとされます。これは鉢植えの時の配合で、地植えにするときにはそれ程気にすることはありません。
植木鉢に植える場合においては1年から2年に1回ぐらいで植え替えをするようにします。苗から育てようとするときには鉢増しをするようにします。どんどん生育して、その都度根も大きくなります。それに合わせるようにします。地植えの場合においては特に植え替えの必要はありません。水やりにおいては頻繁に行う必要はありません。
冬は多少乾かし気味の管理でも十分です。春先からは花が咲く準備のために水を与えるようにしていきます。株が増えてきた時にはより水分を必要とします。去年は少なめだったので今年もそれと同じくらいで問題無いとしていたら水が足りなくて困るようなことがあります。株が増えてきたのであればそれに応じて水の量も増やすようにします。
肥料に関しては花の数が増えてくれば徐々に増やしていくようにします。最初の方はそれ程花も咲きませんが、徐々に花が増えてくることがあるので、春から秋にかけて成長するときには緩効性の置き肥を置くようにします。花の数に応じて量を増やすようにしてもいいでしょう。
エンジェル・トランペットの増やし方や害虫について
育てるにあたっては切り戻しをします。行う時期としては秋ごろです。寒くなってきて植木鉢などであれば家の中に取り込む事があるとき、株元から50センチぐらいを残して切ることがあります。この時に切り戻しをしなかった場合でも春の成長が始まる前までに行うようにします。これは4月頃に行うようにするとされています。
増やす方法で多いのがさし木です。4月から8月の時期において枝を10センチから30センチに切って用土に挿しておきます。そうすると次第に根がついてきてそのうち成長するようになります。いずれ花も咲いてくるようになるでしょう。熱帯が原産のことから病気などには気をつけないといけないと考えてしまいますが、病気に関しては特にかかりやすいものなどは無いとされています。
病気に強いタイプの花と言えます。病気にはそれ程気を遣う必要はないものの害虫に関しては一定の対応をするようにします。そうしないと害虫が葉を食害してしまうからです。この花に関しては花がメインではありますが、葉の形であったり、緑色があって初めて色が冴える部分があります。
害虫によってそれが崩されてしまうとせっかくの葉っぱが見苦しくなることがあります。見つけた時に防除するようにします。冬など乾燥する時期においてはハダニが発生することがあります。こちらについても対応が必要になります。出てきてから行うと遅いことがあるので、できるだけその前に対応するようにします。
エンジェル・トランペットの歴史
花の中には日常生活において使うものに似ている形をしている場合があります。そのようなときは花の名前にそのままその名称が入ることがあります。ですから花の名前を聞くことによってその花がどのような形をしているかがある程度想像できる場合があります。エンジェル・トランペットと呼ばれる花があります。
こちらについてはエンジェルとトランペットの2つの言葉があります。エンジェルに関しては天使を意味しますから具体的にはどのような状態になっているかがわかりにくいですが、トランペットに関してはラッパのような形をしているのではないかと想像することができます。実際にはそのような形をしている花になります。
原産としてはアメリカの中でも熱帯の地域において発見された花とされています。なかなか日常的には見かけることが少ないようで、植物園の温室などでしか見られないように考えることがありますが、意外に一般の家庭などでも栽培される事があるようです。花ぶりとしては非常に珍しい形をしていますが、日本における歴史としては意外に古いです。
江戸時代においてはすでに伝来していたとされています。この頃からこのような洋風の花が咲いていたとは驚きです。写真であったり絵などにおいてそれらが咲いていたことがわかるようなものが残されていればよいですが、そこまでは無いかもしれません。明治時代頃になると洋風の建物ができてきていますから、その辺りに咲いているとちょうどいいかもしれません。
エンジェル・トランペットの特徴
この花の特徴としては、ナスの種類になります。ナス目、ナス科、キダチチョウセンアサガオ属となります。この属の代表的な花として知られています。別名としてキダチチョウセンアサガオとの名前があります。花については春から秋にかけて咲きます。多くの花は太陽に向かって咲きます。
少し控えめになると斜めを向いたり、斜め下を向くこともあります。この花に関しては完全に下を向いた状態で咲きます。しかし花の状態を見ればこのように咲くしか無いことがわかります。茎などに対して花が非常に大きいからです。重たいからどうしても下を向かざるを得ないのでしょう。
蕾は卵型などになっていて、その蕾からポンと飛び出すように咲くのが特徴ともされています。花びらに関しては5枚にわかれていて反り返った状態になっています。名前の如くトランペットのような、ラッパのような形をしています。原産、生息地としてはアメリカの熱帯地とされ、暑さには強いと考えられますが、実際のところは暑さが苦手な植物となっています。
温室にピッタリの花ですが、あまり強い暑さだと弱ってしまうことがあります。花の香としては通常は表を向いている時に出てくるものが多いので、こちらについてはあまりしないように感じますが、夜間になるとどんどん香ってくることがあります。木に関しては比較的小さい木として成長していきます。花の色は白っぽい色が中心で、ピンク、オレンジ、黄色などと重なり合って咲きます。
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