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フクシアの育て方・栽培

フクシアの育て方…

出典:育て方ラボ

花の期間が長く鉢植えで気軽に楽しむことができるフクシアは原産が熱帯アメリカということもあり、熱帯のように高い気温での育て方をしなくてはいけないと考えている人も少なくありません。しかし、実際は高温に弱い植物です。

フクシアの育てる環境について

テキスト引用
フクシアは寒さや暑さにとても強いというわけではありません。育て方として注意したいポイントは、日当りが悪い場所ですと花のつきが悪くなってしまいますので風通しと日当りのよい場所に置くことが大切です。高温多湿の場所

最近では改良が進み暑さにも強い品種も出ていますが、特に夜間の高温に弱いため日本では夏越しが最大の難所といわれています。また、寒さにも弱く冬も霜や低温で弱ったり枯れたりしやすいです。夏場は戸外で涼しい場所でハンギング仕立てにします。

高く吊るすことで地面からの輻射熱や日光の照り返しを防ぐことができるので高温状態が苦手なフクシアに適した仕立てです。直射日光の当たらない風通しのいい環境で、半分くらい日光を遮る木陰のような場所が最適になります。春や秋は葉っぱがある限り日光のあたる風通しのいい環境で栽培します。

冬場も休眠させずに一年中楽しみたいという場合には、ハウスや室内に取り込んで日中は日当たりのいい窓際に置くなどして寒さ対策を施すのがポイントです。また、根は毛のように細くて空気を好み、停滞水を嫌いますから通気性と水はけのいい粗めの用土もしくは市販の培養土を使います。

大株や古い株と比べてさし木をつくった小苗は丈夫ですから、6月と10月ごろにさし木をおこなえば小苗で夏と冬を越すことが可能です。この方法で育てていけば、日本での夏越しは難しいとも言われているフクシアにとって苦手な季節を乗り切りやすくなります。

フクシアの種付けや水やり、肥料について

テキスト引用
フクシアは鉢植えで育てられることが多いですが、鉢土が乾いてきた場合は底の部分から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしていきます。夏場は気温が高く乾燥しやすいですので水やりのタイミングは特に

フクシアの根は乾燥しすぎると傷んでしまい、その後の水やりで腐りやすくなります。根を傷めないように用土が常に適当な湿り気を保つように心がけることが大事です。水は鉢土が乾いてからではなく、鉢土の表面が乾き始めたらすぐに鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。鉢土の乾き方は気候によって異なります。特に鉢土が乾きやすい暑い季節は常に株の状態に注意し乾かさないようにすることが重要です。ただし、刈り込んだ株は例外です。

休眠させた株は鉢土が乾きすぎた場合にだけ水やりします。5月ごろから日差しが強まり強い風が吹き始めるので鉢土の乾きが早まります。よく観察を続けながら水やりを継続しますが6月から8月は1日1回の水やりでは足りないこともあるので乾きすぎに注意して必要に応じて水を与えるのがコツです。さし木苗は乾かない程度に水を与えますが、やりすぎはかえって発根を妨げるので必ずしも毎日水やりする必要はありません。また、フクシアの花は枝先にしか咲きませんので枝が伸びるのを止めないように肥料をきらさないことが重要です。

元気な株には窒素やリン酸などが同じ割合の液体肥料を薄めて水やり代わりに施すのがよく、固形肥料を株元に置く方法もあります。特に春や秋は肥料をたくさん吸収して枝を元気に伸ばし花をいっぱい咲かせます。この時期には緩効性の固形タイプよりもすぐに吸収できる液体肥料のほうが効果的です。種付けについては発芽適温は20度前後が目安で種の市販は行われていないので4月から10月にかけて実から採取したものを苗ポットにいれ土をかぶせずに栽培します。

フクシアの増やし方や害虫について

テキスト引用
フクシアを増やしたい場合には、挿し木による方法が一般的となっています。若い茎の部分をカットして、赤玉土小粒とパーライトなどの用土に挿します。挿し木をするのに適しているシーズンは、2月から3月頃と9月から10月

花をきれいに咲かせるためには害虫の防除が重要で害虫はコナジラミとアブラムシがよくつきます。卵を産みつけられて増殖してしまう前に防除していきます。冬場は薬剤散布はほとんど不要で枯れかかった葉や斑点のある葉は早めに摘み取るのがポイントです。3月ごろは葉裏をよくみて卵がついていたらふき取るか多いときには葉ごと取り除きます。4月になるとコナジラミ類が強敵で、葉裏に小さくて白い色のものが飛んでいたら戸外に持ち出して水を墳霧すれば退治可能です。

殺虫剤を使いたくないときには、化粧石鹸の100から200倍液を葉裏にかかるように散布すれば、虫の寄生をせっけん液が防いでくれるので殺虫効果があります。5月はコナジラミやアブラムシがつきやすくなるのでせっけん液をつけて窒息させて駆除します。せっけん液は葉裏の気孔もふさぎますが、駆除後30分ほどして水を墳霧して洗い流せば植物に害はないです。枯れかかったりサビのような色の粒が出た葉は早めに摘みとるようにします。

また、フクシアを増やすにはさし木が簡単です。花後にとった実はなるべく取り除くのがよく、実は花が終わると種をつくるために養分を吸収するからです。生育にはそれほど影響はしませんが花をきれいに咲かせて枝を伸ばすには実をすべて取り除きます。たとえ残していたとしても自然受粉の確率は非常に低いです。一方、さし木は早くて確実に増やすことができます。ただし、交配して実生で苗を育てる場合のみ実が熟すまで大切に育てます。

フクシアの歴史

テキスト引用
フクシアという植物はアカバナ科の低木ですが、アカバナ科の多くは多年草でフクシアの他にもツキミソウ、マツヨイグサなどが挙げられます。世界各国に分布していますが日本国内には5属が分布しています。日本ではホクシャという

アカバナ科に属するフクシアには100余りの多様な種があり、その大半は中南米原産で特に熱帯アメリカに多いです。フクシアの一種であるフクシア・マゼランカの学名をもっている原種は多くの品種を生み出し、マゼランにちなんだ学名を持つことでも明らかなようにマゼラン海峡にあるチリ南部やアルゼンチンなどの南アメリカ南部を生息地としています。一方、英国で初めて知られた品種はフクシア・コッキネアというもので、奇妙にも2説ありその普及のルーツは不確かです。

一説では1788年にキャプテン・ファースが南アメリカの航海から持ち帰り国立キュー植物園に寄贈したというもので、1789年出版の植物学雑誌に記載されています。また、もう一つはロンドンのあるアパートにあったプランターに植えられていた株を園芸農家のジェームス・リーが目にして広めたという説です。いずれにせよイギリスで一般的に出回るようになったのは1793年のことでリーが増やした苗だったことは明らかです。驚くほどの高値で売られていたその目新しい植物は当時の園芸市場を驚かせ多くの生産者や植物収集家の新種発見への熱を高めました。

ここから数十年間のうちに次々と原種が生まれ、さらにそれを使用した育種の道も開かれたことからイギリスは世界で初のフクシアの交配種の誕生の地となりました。世界大戦期に一度栽培は下降路線に入ったものの1950年代にアメリカの新しい品種が知れ渡るようになってから再び活気を取り戻し約3000種類の品種が出回っていて毎年数十種のニューフェイスが登場している植物です。

フクシアの特徴

テキスト引用
フクシアは4月頃から10月頃に開花する植物で、草丈はおよそ30センチメートルから50センチメートルほどになります。葉の付け根部分から伸びている軸の先端に咲く花は、下向きに咲くという特徴があります。風鈴のような

フクシアはアカバナ科に含まれる植物の属名で小さなバレリーナが踊っているようにもイヤリングがぶら下がっているようにも見える植物です。広範囲に分布しており種類も多く、日本では鉢植えの草花のように楽しまれていますが成長すると幹が木質化する樹木の仲間です。

その中のいくつかの原種をもとに交配によって作られたのが今日の園芸で見られる品種の数々でガク、花びら、おしべから構成されるその花姿は無限といってもいいほど変化に富んでいて個性的になっています。花は形の違う2種類の花びらからできているようにも見えますが、上の覆っている部分はガクでその下に広がる部分が花びらです。

花は花びらの数から3つのタイプにわけられハイドコート・ビューティやウェイヴニー・サンライズなどの品種がある一重のシングルタイプやミス・カリフォルニアやラ・カンパネラなどの品種がある半八重のセミダブルタイプ、アリス・ラーソンやイグルー・メイドなどの品種がある八重のダブルタイプがあります。中には一重と半八重の両方の花を咲かせるシャイン・カールのようなタイプもありバラエティ豊かです。

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最終的なまとめ

樹形は枝が片目で株立ち状に仕立てやすいブッシュタイプと直立性でも這い性でもなく株立ちよりもハンギングに仕立てやすいラックス・ブッシュタイプ、枝がやわらかく這い性でハンギングに向いているトレイラータイプ、一風変わったハンギングが楽しめるスティックトレイラータイプがあります。

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