• キャッサバの育て方・栽培

キャッサバの育て方・栽培

キャッサバの育て…

出典:育て方ラボ

キャッサバは乾燥に強く、かなりの荒れ地でも栽培することができ、それに加えてとても栽培が簡単です。しかし、キャッサバは水はけのよい日なたを好んでおり、日光不足になると徒長気味(植物の枝や茎が間延びして伸びること)に生育し、葉色もさえません。

キャッサバ(マニホット)の育てる環境について

テキスト引用
キャッサバの生息地は主に熱帯地域となっていますから、日当たりがよく水はけが良い土地を好みます。植物として非常に頑丈な性質を有していますから半日陰においても生育はしますが、日照量が少ないとキャッサバの特徴的な緑

よって庭に植える場合はなるべく水はけがよい日なたを選んで植え付けるようにしてください。日当たりの良い場所でなくても、半日陰の環境でも育ちます。しかし、十分に日光に当てると葉の色つやがよく、斑の入り方が美しいです。条件がそろっていれば育つので、室内でも十分に育てることは可能です。

夏越しに関しては、もともと熱帯性の植物であるため、夏の高温期にぐんぐん育ちます。また耐暑性が強いため気温が高くても問題なく育ちます。冬越しに関しては、暑さに強い反面、寒さには非常には弱いです。なので、冬でも10度~12度(できれば15度程度)の気温が必要になってきます。なので、地域によっては秋になるころにはこの気温を下回ってしまうため、室内に取り込んで育てます。

熱帯では年間を通して暖かいため、気温の管理は特に気にする必要はないのですが、日本など冬がある地域ではこの冬越しが一番の大変なところで、重要なポイントとなっています。また、上記の条件に加えて雨が豊富で、栄養豊富な土地だととてもおおきなイモが育ちます。しかし、一度水没させるとキャッサバはダメになってしまうので、そこは注意が必要です。

キャッサバ(マニホット)の種付けや水やり、肥料について

テキスト引用
植え付けの時期としては5~7月ごろが最も適しています。また新しく植え付けをするわけではないという場合であっても、鉢植えで育てている場合には1~2年ごとに植え替えを行った方が良いでしょう。これはどうしてかというと、

キャッサバは種付けではなく、ほとんど挿し木で増やします。挿し木を購入して、切って地面に植えるだけで成長しはじめ、栽培することが可能です。苗はそこまで高くないので、手軽に購入できます。キャッサバではなく、マニホットという名前で売られていることもあります。育て方については、植えつけは大体4月中旬から5月中旬ごろに行い、肥料は5月から10月にかけて与えていきます。開花時期は7月から8月下旬ごろまでです。十分に生育させるには十分に肥料を与えることが必要になります。

窒素、リン酸、カリ(肥料の三大要素と呼ばれています)が等量含まれる肥料を、規定量の3~5割ほど少ない量を与えるのがいいです。鉢植えで育てることを前提として、用土は水はけのよいものが適しています。よって、赤玉土小粒7、腐葉土3などの配合土がよいです。6号鉢以上(1号は3センチなので、18センチ以上のもの)で育てる場合は赤玉土小粒ではなく中粒を使用するほうが良いです。

水やりは鉢土の表面が乾いたころに与えることになりますが、キャッサバが過湿を嫌うため、水の与え方は要注意です。水を与えすぎてしまうと一気にダメになってしまいます。冬の時期は乾いてからすぐ水をあげるのではなく、土は乾かし気味に管理します。1年~2年に一回は植え替えが必要です。植え替えは5月~7月が適しています。主な管理としては、枝や葉が茂りすぎたら4月~10月に切り戻すか枝を間引くように剪定(選んだ枝以外を切る)するようにするといいです。

キャッサバ(マニホット)の増やし方や害虫について

テキスト引用
植え付けと同様に5~7月ごろに挿し木をすることで簡単に増やすことができます。生育したキャッサバの枝を8~10センチほど切り取り、バーミキュライトや赤玉土などの用土に挿して待つだけで増えていきます。耐寒性は弱いために

キャッサバの増やし方には育て始めるとき同様、挿し木という方法があります。5月~7月の時期に挿し木によって容易に増やすことが可能です。やり方は、枝を8センチ~10センチほどの長さで切って赤玉土小粒(中粒でももちろん大丈夫)などの清潔な用土に挿します。戸外ならば、庭に直接挿し木をすることでも育てることが可能です。かかる病気の例として、灰色かび病があります。トマトやイチゴなど様々な植物にかかりやすい病気の一つです。

症状は茎葉が溶けるように腐り、さらに進行すると灰色のカビに覆われます。気温が低く、湿度が高いことや日照不足によって発生しやすいので、日あたりのよいところに置くか水のやりすぎには注意する必要があります。風通しをよくしておくことも重要です。かかってしまった場合は病気になった葉を取り除きます。枯れた葉にも病原菌が残っているので枯れた葉もきれいに取り除きます。また、春から秋にかけてはオンシツコナジラミという害虫にも注意が必要です。

この害虫は、葉の裏に寄生し植物の成長を妨げます。見た目は白く小さい虫で、卵が羽化してからまた産卵するまで1週間程度なので、非常に繁殖スピードが速いです。殺虫剤を使った駆除は有効ですが、種類によっては薬害が出やすいので使う場合は注意が必要です。成長が盛んな高温期であれば、被害が出た葉をすべて取り除くことで対処できます。取り除いても新たに新芽が出てきて再生するので問題ないです。

キャッサバ(マニホット)の歴史

テキスト引用
キャッサバ(マニホット)はブラジル南部からパラグアイの辺りを原産地とする植物であり、茎の根元に付く芋は良質な食料となるためにかつてから現在に至るまで重要な食料として扱われています。現在栽培されているキャッサバ

キャッサバはブラジルが原産とされています。今栽培されているキャッサバには原型になる植物があると分かっています。その植物の生息地は中央ブラジル西部を中心にされており、この場所で今から1万年前にはすでに栽培が始まっていたとされています。しかし、この地域に存在していたもの以外にもブラジル南部やパラグアイでも同じような種類の植物があり、今あるキャッサバはそれらすべてを祖先とする植物になっています。

また、メキシコのタバスコ州の遺跡からはキャッサバの花粉が見つかっていて、そこから6600年前までにそこで生育していたことがわかっています。のちにキャッサバは食用としての有用性に目をつけられ、15世紀末までに南アメリカ北部、中央アメリカ南部、西インド諸島などの地域に伝えられ、そこに住む人々の主食とされていました。その頃にはほかにも、工芸品のモチーフなどにもキャッサバは使われています。

17世紀に奴隷貿易が盛んになったころ、大陸への移動には長い時間がかかるために食料が必要だったので栽培が容易ことからキャッサバを採用され、それによってアフリカ大陸から全世界に広まることになります。このころにブラジルで栽培が始まり、トウモロコシとともにキャッサバはブラジル人の主食となっており、今でも主食として欠かせない食物の一つとなっています。また、南米諸島では呼び方が異なっておりユカと呼ばれていて、アマゾン川流域の地域でもブラジルと同じように重要な食物とされていました。

キャッサバ(マニホット)の特徴

テキスト引用
キャッサバの特徴はまず、食用作物として非常に優れていると言うところが挙げられます。作付け面積当たりのカロリー生産量はコメや小麦といったような一般的な食品作物と比べても優れていますから、限られた土地であっても十

キャッサバは世界中の熱帯で栽培されています。イモはでんぷんを取り出すことで、タピオカの原料として使われています。植物としての特徴として葉が5~10枚の子葉からなっている、茎が垂直に立ち上がる、茎の根元に同心円を描いて数本イモができる、という点があります。イモの形状は両端がとがっていてとても細くなっています。

栽培は非常に簡単で特に難しい点はなく、切断した茎を地面に挿してあげるだけで発根し、そのまま成長していきます。土質を選ばず、乾燥に強い、また短期間で栽培できるという特徴を持っています。しかし、栽培は簡単で見るだけならいいのですが、実はキャッサバは毒をもっています。毒性の高い品種と、毒性の低い品種など色々な種類はありますが、毒はイモを水にさらしたり、加熱するなど種類に応じた毒抜きが必要です。

症状としては、吐き気や腹痛などの中毒症状がおこります。これらの症状は、キャッサバに含まれる青酸配糖体による中毒によって引き起こされます。具体的に何が起こるのかというと、苦味種と呼ばれる種類のものでは青酸配糖体のリナマリンという成分が原因となっています。

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最終的なまとめ

このリナマリンはアセトンシアノヒドリンのグルコース配糖体で、人の腸で酵素や腸内細菌にさらされると有毒なシアン化水素に分解されて体に害を及ぼします。基本的にキャッサバに含まれる毒性は夏場の乾燥する時期に高くなるとされているため、夏場は特に毒に対する注意をする必要があります。

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