• コバイモの育て方・栽培

コバイモの育て方・栽培

コバイモの育て方…

出典:育て方ラボ

コバイモの自生している土地は例外なく湿気の多い場所で樹木に覆われているところが多いため少々陰気な場所です。全体的になだらかな傾斜地であることが多いです。コバイモの球根は湿気には強いものの乾燥には非常に弱いという特徴があります。

コバイモの育てる環境について

テキスト引用
育てる環境に関しては自生している土地の環境を考えることが必要で、山地の樹林の中で生育している植物なので、日照時間などが限られている中で栽培をする必要があります。芽が出てから開花するまでの期間は日照時間などを気

また、肥料負けするようなこともないほど肥料を好み、さらに糖分を非常に好みます。こうしたことをトータルして用土の大きさは5から6mm程度のものを使用し、湿気の多い土地で肥料を好むコバイモにあわせた用土の組み合わせにするのがポイントです。水はけのよい用土が必要でみじんを抜いた小粒の軽石砂5に硬質鹿沼土3、赤玉土2を配合し自生地のような環境を整えます。

鉢は駄温鉢が最適でラン栽培用の素焼き鉢は乾燥しすぎるので避けます。2月から4月にかけては午前中に日の当たる場所において栽培し、花後は雨のかからない風通しのいい明るい日陰で育てるのが大事です。地上部が枯れ休眠期に入れば鉢土を清潔にして風通しのいい棚下で管理します。

露地栽培のケースでは、春はよく日が当たり夏はモミジやトサミズキなどの落葉広葉樹の下の涼しい環境が最適です。保水性があって水はけの良い環境を作ることが大切になり、庭土を30立法セントメートルほど掘り粗砂を約5から6cm敷いて、その上に緩効性化成肥料を小さじ半杯分入れて肥沃な用土をつくり鱗茎の頂点が表土よりも3から4cmほど下に植えつけた環境で栽培するとよく育ちます。

コバイモの種付けや水やり、肥料について

テキスト引用
水やりに関しては芽が出てから葉が黄色くなるまでの期間には1日1回たっぷりと与えることが必要なのですが、休眠状態になったら水やりを減らして用土が軽く湿っている状態を維持する程度にします。夏以降は休眠をしている球根

採取したコバイモの種は、親球と同じように乾燥を嫌うので数日内に播種します。通常の種付けでは移植することを前提としてポリポッドが使用されます。コバイモの播種用の用土は親球栽培と同じものを使用し鉢の株半分程度に5mm前後、その上部には同じ用土の2mm程度の粒子のものを使用しますが、かぶせる土は10mm程度が必要です。また、その際に緩効性化成肥料を鉢の縁に二か所入れておきます。鉢は日陰か棚下に置き、通常、翌年の1月上旬に発芽します。

芽だしから花後までは表土の乾き具合を見ながらたっぷりと水を与えるのがポイントです。茎は弱いので水やりの際に強く水を当ててしまうと折れて早枯れして鱗茎が痩せてしまいます。そうなると来春に花がつかなくなるので充分に注意します。休眠中も水やりを行いますが、控えめにして過湿と水切れに注意すること重要です。

肥料は芽だし期に一回と開花後から休眠するまでは2000倍程度の希釈液肥を水やりがわりに与え100パーセントのブドウ糖の1000倍希釈液を月に3、4回施し、休眠後2から4週間はさらに薄めた液肥を施すのがコツです。9月に有機性の固形肥料を置肥するのも効果的です。5月から8月にかけては取り除き、植え替えをしない鉢でも秋から再び肥料を与えて9月の中旬過ぎからは植物活性剤や10日に1回程度ブドウ糖液、希釈液肥を施すようにします。10月に入ると地上部はないので窒素分のないものでも構いません。

コバイモの増やし方や害虫について

テキスト引用
増やし方は基本的には植え替えの時に球根を分球するという方法と種をまくという方法があるのですが受粉をすることがかなり難しいので2つ以上の個体がない場合には種まきによって生育することは非常に難易度が高くなってしまいます

葉を傷めてしまうとナメクジの食害で枯れを早めてしまいます。そうなると肥培不良となってしまいますので夜間に見回りをして捕殺するか殺ナメ剤を使用します。アブラムシ予防として芽だし時にオルトラン粒剤を鉢上へ適宜まき、花後、月に2回程度薬剤を散布することが大事です。そして、コバイモは花の咲く時期に訪れるポリネータは少ないので人工交配で受精する必要があります。絶滅危惧種であるため人工交配は非常に重要ですが、コバイモの花は大きいので簡単です。さく果は5月中旬から下旬に熟し、中から薄紫色の種子を散らします。

開花して数日が経つとオシベの先端のガクが粉をふいた状態になるのでその時が最適時です。人工受粉が行われると10日も経過すると花の根元にある三角錐状の緑色をした子房が膨らんでくるのでピンセットを使用して細粒の培養土へ採りまきします。種に直接触れてしまうと発芽率が低下し、場合によっては発芽しないこともあるのでさく果が緑から黄色に変色し完熟の時期が近付いたら毎日朝晩観察を怠らないようにします。

採りまきしない場合には湿らせたティッシュにくるんでおけば無発芽も防げます。肥培すれば4年から5年で開花を見ることができ、生育中に地上部を少しでも長く保ち肥培に努める様にするとよく分球します。発芽苗に対するブドウ糖溶液の給与は芽を見張るような効果があり、毎年このように肥培をおこなっていけば実生後3年目の開花も珍しくなくなってきています。

コバイモの歴史

テキスト引用
コバイモは本州中部から近畿地方の山地に多く自生している植物で、原産国としては日本であるとされているのですが、その生息地は基本的には山の斜面などとなっています。早春植物と呼ばれていて、春の早い時期に花を咲かせてしまって

早春のまだ昆虫類の活動もあまり活発でない時期に1本の花茎をするすると伸ばして、茎頂に地味な花を1個ぶら下げ、折からの微風にゆらゆらと揺られている様子が風情があると人々に親しまれてきたコバイモは北半球の温帯域に約100種類ほど分布しています。日本では新潟県と福島県を北限として北陸地方から関東、中部、九州にまで分布しています。コバイモはその姿から日本的雅味があり、かつてから温和な雰囲気に囲まれた里山を生息地として好み、人里から遠く離れた深山幽谷のふもとには自生していない植物です。

古くから中国原産のバイモやヨーロッパ産のフリチラリア・メレアグリスが普及しました。日本のものでは、コシやカイ、ミノやホソバナなど7、8種あることが確認されていますが、カイは絶滅危惧種IA類にランクされているほか、アワやトサが絶滅危惧種IB類にミノやホソバナは絶滅危惧種II類にそれぞれランクされています。

コバイモが絶滅危惧にさらされているのは、もともと自生地が極めて局限された地域であったことや、その個体数が少量であったばかりでなく人里の近くだったことから開発の犠牲になり消滅したというのが実情です。また、コバイモは草花や八重咲き種などがあり剥がれやすい鱗茎をケト団子状に包み栽培されます。近年ではこうした栽培技術が進化するとともに、実生や分球で増殖したコバイモ類がカタログ掲載されており、マニアの間では重宝がられている植物です。

コバイモの特徴

テキスト引用
コバイモの特徴は春の早い時期から花をつけ始めて、夏になると休眠状態に入ってしまうことで、多年草なのでしっかりと栽培をすると毎年春の早い時期にクリーム色の花をたくさん見ることができます。もともと日本で栽培されている

冬季には落葉し、春と共に新緑が覆いかぶさるような樹陰をひっそりと自生するコバイモはセツブンソウやカタクリ等と時に仲良く共生していることもあります。典型的な早春季植物の一つでスプリング・エフェメラルと呼ばれ早春に萌え、わずか2、3か月で枯れる短命の草木です。コバイモの育て方としては露地植えや鉢植えで楽しむことができ、5号以上の焼き締め鉢や釉葉鉢で栽培可能です。

コバイモの球根は肥厚した2枚の小さな鱗茎から成り立っており、その中央から15から20cmの純白の茎を直立させ上部に3輪生の披針形葉と下方に対生した2枚の広線形葉をつけます。茎頂に6枚の花披片で構成された2cmの鐘形の花を斜め下向きに咲かせる植物です。毎年春に鱗茎は新しく更新し、生長してお大きくなっていき、一部のコバイモは夏の暑さに弱いです。

また、開花株と不開花株で大きく草姿が異なります。開花株は前述のとおりに乳白色の人差し指程度の大きな花を1個付けますが、これに対し不開花株はぺろっとした葉が1枚あるだけです。これは実生1年目のものでも何回も開花を繰り返したものでも花がなければ同様に1枚の葉があるだけです。つまり複数の葉があれば必ず花が付きますし、花がなければ必ず1枚の葉だけしかありません。

このまとめの続きを見る

最終的なまとめ

このコバイモの草姿の特徴を知っておかないとコバイモを長年栽培しても一向に花がつかないということになるので注意が必要です。そして、バイモはよくコバイモと混同されやすい植物ですがこちらも草姿がまったく異なります。

コバイモの育て方・栽培に関連する無料素材

このまとめのキーワード

「コバイモ」に一致するマメ知識

このまとめの投稿者:育て方ラボ 公式ページ

育て方ラボでは多くの植物や野菜・果物の育て方の説明や豆知識・まとめ等をご投稿頂きポイントが獲得出来るサイトとなります。無料の写真素材の場合は多くの方に高画質、高品質の植物や野菜の写真・イラストなどを無料にて配布する機能などもございます。制作が可能な方は是非ご登録頂きご投稿頂ければと思います。

サイトのご登録から利用は全てが無料となりますのでお気軽にご投稿、ダウンロード利用を行って頂ければと思います。利用には規約などをお読みの上、ご利用くださいませ。

この投稿者の他のまとめ

ヒポエステスの育…
ヒポエステスの育て方・栽培
ヒポエステスは、どちらかというと寒さに弱いですが真夏の暑さに耐えるため育てやすく、比較的栽培しやすい品種と言えます。育てる環境や育て方をしっかり理解していれば、…

育て方ラボ 公式ページさん

1,902view
ウェストリンギア…
ウェストリンギアの育て方・栽培
ウェストリンギアを栽培する上での環境として湿気を与えないことが挙げられます。暑いところが原産の植物なので日本の暑さでもそれほど問題なく成長してくれます。ただオー…

育て方ラボ 公式ページさん

7,197view
カラスウリの育て…
カラスウリの育て方・栽培
どのような環境がもっともカラスウリの育て方へ適しているかですが、これは日当たりとなります。実を育てることを主目的とせず、緑のカーテンをメインとする場合、直射日光…

育て方ラボ 公式ページさん

5,503view
チョロギの育て方…
チョロギの育て方・栽培
比較的育てやすく、収穫しやすい植物です。土地は水はけの良い場所を選びます。また、出来るだけ肥沃な土壌が良いと言われていますが、それほど気にしなくても育てる事が可…

育て方ラボ 公式ページさん

3,511view
ショウジョウバカ…
ショウジョウバカマの育て方・栽培
ショウジョウバカマを栽培する場合の環境として日当たりはあまりよくありません。1年をとして薄日の差し込むような明かる日陰で育てるようにします。自生しているのは山の…

育て方ラボ 公式ページさん

1,318view
カロケファルスの…
カロケファルスの育て方・栽培
カロケファルスは、オーストラリアが原産となっているため、寒さに弱い性質があります。生育には、マイナス3度以上を必要とします。暑さも同様に嫌う傾向にあるので、日な…

育て方ラボ 公式ページさん

5,103view
ワトソニアの育て…
ワトソニアの育て方・栽培
ワトソニアを栽培するにあたっての環境は秋に植え付けをして管理をしていくことになります。10月から11月ぐらいになるので一般的には日当たりの良い場所を用意すると良…

育て方ラボ 公式ページさん

1,096view
エンレイソウの育…
エンレイソウの育て方・栽培
エンレイソウを栽培するときの環境として日当たりが良いとされています。春に芽が出てきてその後に花が咲きます。この時には日当たりを選んでおくようにします。花が咲いた…

育て方ラボ 公式ページさん

1,051view