フィロデンドロンの育て方・栽培
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出典:育て方ラボ
フィロデンドロンの育て方・栽培のまとめです。フィロデンドロンを栽培するときの環境では日当たりの良い場所を好みます。しかし夏の強い日差しは好みません。春と秋などはレースカーテン越しの柔らかい日差しのある場所が良いとされます。
フィロデンドロンの育てる環境について
- テキスト引用
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フィロデンドロンは育て方が簡単で丈夫な植物です。日光を好みますが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうこともありますので、夏場など日差しが強い時期はレースカーテン越しの柔らかな日差しが射すところに
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出典・引用:育て方ラボ
真夏になるとそれでは少し暑いので明るい日陰の状態を作って育てるようにします。光が全く挿し込まないような部屋に置くと葉の色が悪くなります。適度に日に当てる必要があります。葉の色が悪くなるだけでなく間延びしたりするので見た目にも良くなくなることがあります。
セロームと呼ばれる種類は寒さに強いので5度ぐらいまで耐える場合があります。一般的な種類は10度以上でないと寒さで弱ってしまうことがあります。春や秋に外に出して育てる場合は冬になる前に家の中に取り込んだ方が安全です。1日だけ寒くなる、一瞬だけ寒くなるようなときにも敏感に反応することがあります。
10月ぐらいなら平地であれば15度ぐらいの温度は確保されているので問題はないでしょう。冬場などは窓際などに置きます。それにより日光をきちんと受けることができるからです。それぞれの種類で寒さへの対応度が異なります。
購入をするときにどれくらいの温度まで対応できるかを聞いておくと良いでしょう。寒いところでも問題なく育てられるならその分安心して育てられます。15度以上でないといけないとなると室内で育てるときもかなり気を遣わなくてはいけなくなります。育てやすいタイプを選ぶ必要もあります。
フィロデンドロンの種付けや水やり、肥料について
- テキスト引用
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フィロデンドロンは乾燥にも強い植物ですので、頻繁に水をあげなくても大丈夫です。用土が乾いて白くなってきたらたっぷりと与えるようにしましょう。真夏の時期には生育期に入りますので、水をたくさん必要とします。乾かないようにこの
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出典・引用:育て方ラボ
フィロデンドロンの育て方での種付けの場所です。用土は軽くて水はけのよい状態にします。赤玉土の小粒を6割、腐葉土を3割、川砂を1割混ぜたものを用意します。
それ以外にミズゴケ単用で育てることもあります。植え替えをするのは5月から7月ぐらいが適期となります。目安は2年に1回でも問題ありません。植え替えのときは大抵は株が大きくなっています。これまでの植木鉢でも入るでしょうが、これからまた成長することも想定して少し大きな植木鉢を用意するようにします。
土を使っているときはすべて新しい土を用意して行います。ミズゴケを使って育てているときはミズゴケが傷んでいることがあるのでそれらを取り除きます。そして新しいミズゴケを用意して植え替えをします。水やりはこの植物が水を大いに好むことを想定して与えるようにします。表面が乾いたときにたっぷりと与えます。
空気中の湿度が高い状態を好みます。土に水を与えるだけでなく、気根の部分や葉っぱの部分にも水をかけるようにします。冷房などで夏に乾燥することがある場合は特に与えるようにした方がいいでしょう。冬は乾燥気味でも良いとされます。土が乾いてからすぐではなく数日置いて水を与えるくらいで構いません。肥料は5月から9月に液体肥料を与えます。2週間に1回ぐらいの間隔を開けるようにします。株を大きくしたくない場合は頻度を減らします。自宅内で育てるときには株をこぢんまりと管理する必要もあります。
フィロデンドロンの増やし方や害虫について
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主な害虫はハダニ、カイガラムシです。これらは乾燥していると発生しやすくなるので、マメに葉水を与えることによってある程度予防することも可能です。もしも発生してしまった場合は、歯ブラシやウェットティッシュなどを
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出典・引用:育て方ラボ
フィロデンドロンの増やし方では挿し木を行います。適当な時期として5月から6月ぐらいが良いとされています。つる性で管理しているときは葉を2枚以上ついている状態で切り取ります。
その枝の根元を湿らせたミズゴケで巻きます。そのうえで用土に植えておきます。根が出てきてさらにツルが伸びて来たら株に仕立てるようにします。茎が直立するタイプの場合は葉をつけた状態で茎の部分を切り取ります。切り口にミズゴケをまいて用土に挿して管理をします。
用土としてはパーライトとパーミキュライトを等量に混ぜたものを使います。明るい日陰などに置くようにして乾かさないように管理をします。2週間から3週間で根が出てきて1箇月ぐらい過ぎれば鉢上げを行うことができます。害虫対策はまずはカイガラムシがあります。この虫はあまり薬剤がきかないことが知られています。ですから見つけたら自分でこすり取るしかありません。
管理をしているところによってはナメクジが這いあがってくることがあります。葉っぱに穴をあけてせっかくの葉を台無しにしてしまいます。ナメクジは専用の薬があるのでそれをまいておくことで避けることが可能です。ハダニは葉っぱの裏に付く小さい虫です。水で流して落とすなどの方法があります。アブラムシがつくこともあります。アブラムシも専用の薬を使うことで防除が可能です。美しく育てるためにはツルの誘因を行います。葉っぱもきれいに見せられるようになります。
フィロデンドロンの歴史
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フィロデンドロンとは、サトイモ科フィロデンドロン属の常緑多年草です。「樹木を愛する」という意味のギリシャ語から名付けられたと言われています。原産はブラジル、パラグアイで、現在も熱帯や亜熱帯地域を
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日本でなじみのあるイモ類としてはジャガイモ、サツマイモになるでしょう。ジャガイモは多くの料理に使われます。サツマイモは料理にも使われますしただ焼くだけでおやつになるくらい甘みがあります。スイーツの材料としても知られています。スーパーなどではよく見かけながら少し地味な存在としてあるのが里芋でしょう。
煮物などで使われることはありますがジャガイモほど使われるわけではありません。サツマイモのように甘みがあるわけではありません。フィロデンドロンと呼ばれる植物がありますがこの植物はサトイモ科の植物になります。主に観葉植物として育てられることが多い植物になっています。原産地、生息地としては世界の熱帯から亜熱帯となっています。
より細かく見ると中南米で多く見られるとされています。この植物は葉っぱに特徴があるために人気があるようです。名前の意味としてはギリシア語の樹木を愛するから来ているとされています。かなり古くからこの植物が知られていたことがわかります。これだけ世界で人気の植物ですから日本にはいつ頃入ってきたかですが明治時代ぐらいには入っていたようです。
原産地としては中南米あたりですがアメリカやヨーロッパではすでに広がっていたでしょう。日本にいろいろな植物が入ってくる中でこの植物も入ってきたと考えられます。品種改良などもどんどん進められています。緑色の葉っぱだけでなくて黄色っぽい色の葉をつけるものもあるようです。
フィロデンドロンの特徴
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フィロデンドロンの特徴はなんといってもその種類の豊富さです。形態や葉の形、色や大きさも様々ですので、置きたい場所のイメージに合わせて色々なタイプの中から選べる楽しみがあります。大きく分けると蔓性のものと
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フィロデンドロンの特徴は観葉植物として育てられることが多くなっています。直立したりするものもありますが、つる植物になります。何かに巻き付いて伸びていくか地面をほふくして伸びていきます。ほふくする場合は高さは10センチ程度のことがあります。
ただしツルとしてどんどん伸びていくときには10メートル以上伸びることがあります。耐寒性が適度にあり耐暑性はかなりあるとされています。ですから管理はしやすくなりそうです。常緑タイプで、使われ方としてはカラーリーフ、寄せ植え、ハンギングバスケットなどがあります。植物学での分類は被子植物、単子葉類、オモダカ目、サトイモ科になります。
サトイモ科の種類は多いですがその中でもこの種類は多い方として知られています。葉は互生して付きます。葉柄は長くなっています。葉っぱの形は長い卵形、卵形、ハート形なども見られます。葉の柔らかさは適度で、厚みがあります。
葉脈は主脈から生じる測脈、それから2次、3次の測脈まであります。葉の縁は滑らかになっているものが基本ですが、種類によっては鋸歯がついているタイプも存在します。羽状に大きく避けるタイプも見ることができます。
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最終的なまとめ
- 葉っぱが目立つために花が忘れられることがありますが花も咲きます。内穂花序と呼ばれるタイプになります。花序の基部の部分に雌花があり先端に雄花がある状態になっています。花弁などがないのできれいな花を咲かせるようには見えません。果実は液果になります。
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