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ヒメサユリの育て方・栽培

ヒメサユリの育て…

出典:育て方ラボ

ヒメサユリは東北地方の山地を生息地としている植物ですから、基本的に暑さには耐性を持っておりません。そのため、涼しい境下で栽培することが望ましい品種でもあります。一般にも広く流通していますが、それを念頭に置き、高山植物として栽培する必要があります。

ヒメサユリの育てる環境について

テキスト引用
ヒメサユリは東北南部から新潟の産地にかけて自生している日本固有の品種ですから、冷涼な地域での栽培に適しています。関東などでは高山植物として管理して直射日光に当てすぎないなどの配慮が必要と言えるでしょう。夏場はできるだけ

寒冷地などであれば直接庭植えで育てることも可能ですが、それ以外の地域では庭植えは避けた方が良い育て方です。そこで、温度や日当たりの管理が行いやすい、鉢植えで育てることが得策になります。

春先は日光に当てることができますが、四月も下旬に差しかかった頃は、直射日光に当て過ぎないよう、午後は明るめの日陰に移動させます。また、地域によりましては、常時明るめの日陰で育てることも良いと言えます。そして梅雨を過ぎて暑くなり始めた頃には、土の温度が上昇しないように留意することもポイントです。

できましたら暑い時期は鉢を二重にするなど、何らかの対策を行うことが理想的です。万一、日影の場所が無い状況では日光による葉焼けなどを危惧する必要もありますから、ネットなどの遮光用のアイテムを活用して、適切に管理するように致します。

一方、冬の季節に入りましたら、強い風が当たらない場所に置くようにします。ヒメサユリは元々高山植物ですから、一般的な園芸用の品種とは異なる性質があります。ですから温度管理などを適切に行って、自生する自然環境に近付けることを意識して育てることが肝要です。

ヒメサユリの種付けや水やり、肥料について

テキスト引用
ヒメサユリの植え付けは連鎖障害に気をつけて行います。必ず新しい用土を作りゆりを植え付けます。温度が上がりにくい素焼きの鉢を使ってそこに日向土を入れて水はけを確保します。その上に赤玉土と腐葉土を混ぜたものに

ヒメサユリの種まきは、親株から収穫した種を使って行うこともできます。その場合は10月頃から11月頃、実の先端部分が開きましたら種を取って土にまきます。後は水を十分に水を与え、種をまいた土が乾燥しないように注意します。

栽培用の用土は小粒の赤玉土と小粒の軽石、それに腐葉土を加え、温度上昇を招き難い鉢に入れます。水はけが良過ぎる状態では、軽石の割り合いを下げて調節します。植え付けを行う時も、連鎖障害が生じないよう新たな用土を準備致します。植え付けを行う時期は2月頃が良く、球根を土に植える際は、およそ球根三個分の深さを掘ります。

その深さが目安になりますが、肥料を与えておくことも有効です。その際は球根を植え付ける前に、その下側数センチの所に緩効性の化成肥料を少量加えて土に混ぜておきます。芽が現れましたら花が咲き終わるまでの間、二回程度緩効性の化成肥料を与えます。

花が概ね咲き終わりましたら、9月頃まではカリウムとリン酸を主成分とする液体肥料を二千倍程度に希釈して、週一回程度与えましょう。水やりに関してでありますが、鉢植えで栽培する場合は、土の表面が乾燥し始めましたらしっかり水を与えて下さい。暑い季節では植木鉢の表面などにも水を掛けて、気化熱を利用して温度を下げてあげることも大切です。また、二重鉢で夏を乗り切ることも効果的です。庭植えで栽培している場合は、原則として水やりはそれほど必要無いことが一般的です。

ヒメサユリの増やし方や害虫について

テキスト引用
ヒメサユリの増やし方として最も確実なのは種をまくことです。開花まで実に6年ほどかかりますが効率的に咲かせることができます。10月くらいに果実が熟して先が割れますので、そうなったら種を取り、用土に撒きましょう。苗床

ヒメサユリを数多く増やしたい時に適した方法が種まきです。花が咲くまで概ね6年以上掛かるなど、早急に増やしたい時には向きませんが、数を増やす場合は欠かせない方法です。親株から取れた種は乾かしておきますと保存にも対応しますから、一度にすべて種付けしない時は、湿気を避けて保管しておくと良いでしょう。

そのほか鱗片ざしにより増やすことも可能です。花が枯れてからおよそ30日までの間に鱗片ざしを行うことが望ましく、寄り集まって成長した球根の鱗片をむき取り、内側になっていた部分を上に向けて用土に斜め差しにします。それから土で覆いますが、その際、通気性と保水性に優れるバーミキュライトなどに差し入れることが効果的です。

そして、害虫についてですが、先ずアブラムシを挙げることができます。ヒメサユリはアブラムシが発生しやすいですから、数が少ない時は、粘着テープを使って駆除することも有効です。しかし、貼り取ることが面倒な場合は、市販の園芸用殺虫剤を用いることも効果的です。また、害虫以外でのトラブルには、球根腐敗病が挙げれます。

これが発症した場合、球根が腐ってしまい発芽なども望めない状態になります。例え発芽に至りましても、茎や葉が丈夫に育つことはなく、大抵早々に枯れてしまいます。球根腐敗病は土の中で腐るほか、植え付け前の貯蔵段階でも発症することがあります。その状況ではへこみや斑点が褐色となって出ますので、その球根は植え付けに使わないことが賢明になります。

ヒメサユリの歴史

テキスト引用
ヒメサユリは高山植物として愛好家も多い日本固有の品種ですが、楚々として咲くユリは日本だけでなく世界中で古くから愛されてきました。日本では古事記や最古の歌集万葉集にもユリが登場し古来から日本人に

ヒメサユリは国内の一部で自生もしている日本原産のユリです。和歌や書物にも既に記されており、古来より関わりがあった花でもあります。ユリという名称の由来は数多くの説もありますが、風によって花が揺り動いている様子から、揺りが転じてユリとなった説や、カケラが寄り集まる球根の様子から、寄りが転じてユリとなった説など様々あります。

一方、漢字で表記する際、現在は「百合」と記述しますが、古来では「由里」などの漢字が使われていた歴史があります。ただし、そのユリも園芸や観賞用として花を愛で始めたのは後世のことで、古来では薬草などとして用いたり、食されることが多かったとされています。

中世に入りますと浮世絵や工芸品類にもその姿が見られるようになりますが、ほかの花と比較して、モチーフとしてはまだ少ない花でもありました。花が観賞用として着目されるには江戸時代の到来を待たねばならず、その年代に入るようになってから品種改良もされるようになりました。

そして、ヨーロッパからの渡来者によって日本のユリはヨーロッパにも知らされ、海を越えた人々の間でも着目され始めました。明治時代以降は、園芸用としてユリの球根は数々輸出されるようになります。そのこともありヨーロッパなどでは、古来より親しまれていたマドンナ・リリーに代わり、日本より渡ったユリが広く栽培されるようになりました。現在では海外で品種改良されたものが、国内でも多岐に渡って流通しています。

ヒメサユリの特徴

テキスト引用
ヒメサユリは日本原産の固有種で生息地は東北地方の南部から新潟県の産地に多く見られ、亜高山帯の草原に自生しています。冷涼な地域に自生していることから高山植物として愛好されてきた歴史もあります。実名はオトメユリにも

ヒメサユリは6センチ前後の筒状の花を横方向に咲かせ、その色は薄いピンク色をしています。基本的に斑点などは無く、淡い色の綺麗な花となっています。花には甘い匂いがあり、香りも楽しむことができます。開花する時期は、概ね6月頃から8月頃となっています。

開花した中央に位置する数本のおしべは、先端の部分が黄色になっていることもこの花の特長です。そのおしべの部分を確認することで、ヒメサユリと似たササユリとの見分けがつくようになっています。茎から生える葉は先端が細長く尖り、基部が広がりを持つ披針形となっています。

草丈自体は30センチから50センチほどの高さであり、自生している場所の標高の違いなど、生息地の条件により草丈が相違する特徴もあります。福島県、宮城県、新潟県、山形県など、基本的に東北の吾妻山や飯豊連峰や守門岳、そして朝日連峰などの限られた山地を生息地としています。

そこでのみ群生する植物ため、国内では希少な品種になっています。貴重な品種でもあることから、今では環境省によって準絶滅危惧として指定されているほか、国際自然保護連合からも指定を受けているなど、絶滅が危惧される植物になっています。

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最終的なまとめ

また、ヒメサユリには「飾らぬ美」「純潔」「好奇心の芽生え」などの花言葉が付けられています。一般的にはヒサメユリという名称で親しまれていることも多いですが、和名ではオトメユリというユリ科ユリ属の植物になります。

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