• プルーンの種類【スタンレイ】について育て方や情報
  • View数View数4,723
  • SCORESCORE1653.05
プルーンの種類【スタンレイ】について育て方や情報

プルーンの種類【スタンレイ】について育て方や情報

プルーンの品種のひとつ、「スタンレイ」は、日本でも人気があり、サンプルーンに次いで2番目に多く栽培されている品種です。甘みは程よく、酸味はあるものの強すぎず、果汁も多いため美味しく食べられます。ひとつの株だけでも正常に受精して実を結ぶことのできる自家和合性で、実は比較的成りやすく大きさや品質も問題ありません。若木であってもたくさんの収穫が期待できますので、早くから収穫の楽しみを得られる品種です。収穫は9月ごろと晩生で、果実は濃いめの青紫色をしています。収穫時期の見極めは難しいため、早く採りすぎて味を落とさないように注意が必要です。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

プルーンの果物分類はバラ科サクラ属の落葉性果樹で、西洋スモモの一種です。他のバラ科サクラ属の果樹と同じく春には白くかわいらしい花を咲かせ、実は夏から秋にかけて(スタンレイは9月)実る特徴があります。木は低木のため、広い場所でも巨木にはなりません。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国はもともとアジア西部のコーカサス地方とされていますが、明確ではありません。育てやすさから今では世界各地で栽培されるようになりましたが、アジアの西部やアメリカの西海岸、ヨーロッパの南部で最も多く栽培されています。日本に輸入されるプルーンはアメリカを原産としているものが多く、スタンレイも1900年代にアメリカのニューヨーク州で交雑されて生まれました。コーカサス地方は他にも果物が豊富で、さくらんぼやブドウ、りんごなどもこの地域の原産です。夏に雨の少ない地中海性気候であり、これらの果物は比較的乾燥した地域に適した果物といえます。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきの時期は2月から3月です。秋に種を採種したら、種は水でよく洗い流し、果肉を取り除いてから密封し、低温で保存しておきましょう。種まきの前に種は十分に濡らしておき、種を埋めた後は水をたっぷりと与えます。乾燥は発芽の妨げになりますので、土が乾かないよう注意しましょう。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は9月中旬です。スタンレイは、食べられる状態まで熟す前から皮が青紫色に着色するため、未熟な果実を収穫してしまいやすく注意が必要です。収穫の際には収穫予定日をしっかりと計算し、糖度や酸味、味を確認してから収穫するようにしましょう。

病害虫の特徴

主な病害虫は、シンクイムシやアブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、コスカシバの幼虫などです。虫によって対処方法は変わりますが、放っておくと枝が枯れることもありますので、時期をみて薬剤で防除したり、捕殺したりといった処置を行いましょう。

栄養分に関しての特徴

プルーンは健康果実として定評があり、ミネラスやビタミンなどの栄養分が豊富です。肩こりや貧血の軽減、高血圧や脳卒中予防、骨の強化に発がんの抑制など、その効果は様々。乾燥させたプルーンではさらに成分は凝縮され、栄養価は数倍にもなります。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

プルーンは地面からの栄養の吸収力が非常に強いため、通気性がよく肥沃で水はけの良い土地選びが大切です。土は砂壌土や壌土で、完熟堆肥や石灰質資材などを加えて耕すと良いでしょう。苗木や若木の時には寒さにも弱いため、白塗剤や稲わらなどのアイテムがあると安心です。

果物の歴史

プルーンの栽培の歴史はりんごや洋ナシと比べると浅いですが、2000年ほど前とされています。特にスタンレイ種は100年ほど前に交雑により生まれたもので、歴史はさらに浅いですが、結実性の良さや品質の良さが手伝って人気を博すようになりました。

おすすめの食べ方料理方法

プルーンのおすすめの食べ方はドライプルーンです。乾燥させて保存しておくことで長期保存もでき、栄養価も高くなります。プルーンはまず軸をとり、綺麗に洗ってから砂糖を加えて温めます。しばらくすると果汁がでてきますので、水気を切って冷ましましょう。ざるなどに並べて天日干しで数日おき、表面が乾燥してくれば完成です。残った果汁はジュースとして飲んだり、凍らせてアイスにしても楽しめます。プルーンはパンケーキやクッキーなどのデザートにするのも良いですが、肉と一緒に煮たり、サラダに混ぜたりと料理のアクセントとしても活躍するでしょう。

果物育て方の注意点まとめ

もともとは夏に雨が少ない地中海性気候に適した植物のため、日本で栽培する際には収穫期の降雨に注意が必要です。水はけが良く通気性の高い土で、栄養をよく与えて栽培するようにしましょう。枝が茂りすぎると虫がつきやすいため適宜剪定を行いますが、スタンレイ種は実を結んだ後は樹勢が弱まるため、切り返し剪定にするなど工夫を加えます。収穫時には実の外見(色のつき方)だけでなく収穫日の計算をきちんとし、酸味や糖度を確認してから収穫するようにします。若木の場合には冷害にも気をくばり、必要があれば白塗剤や稲わらなどを活用して寒さ対策をしましょう。

この投稿者の他の植物図鑑一覧