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ウメ(梅)の種類【古城】について育て方や情報
古城梅とは、梅の中でも梅の実そのものの美しさがとても優れているのが特徴です。梅酒や梅ジュース、スイーツなどに用いられており、知る人ぞ知る品種となっています。別名を「青いダイヤ」とも呼ばれ、大変希少価値の高い梅となっています。このため、梅本来の味わいをとても楽しめる種類となっています。ただ、最近はあまり生産量も多くなく、日本国内でも生産している農家の数は徐々に減っています。ただ、小規模な農家が丁寧に手をかけて作り上げている古城は梅の中でも大変人気があり、毎年のウメ(梅)をとても楽しみにしている利用者も多いのが特徴です。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
果物分類の特徴
古城梅が含まれるウメ(梅)の果物分類は、バラ科サクラ属となっています。ただ、実際にはアンズ・スモモなどの交配の影響から、どの分類に属するのかはなんとも言うことができません。諸縁を持つため、園芸上では様々な意見があります。
原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介
梅という大きなくくりで言えば、原産国はもともとはヒマラヤや西アジアのどこかの国ではないかという意見があります。このため、日本国内を原産とするというようなことはなんとも言うことができません。ただ、梅はもともと中国から渡来して日本に知られたということですから、ある程度は日本を原産ということもできるでしょう。また、品種改良によって様々な種類と交配されているため、日本独特の特徴を持つ種類も出ています。ただ、日本国内で流通する梅は日本で作られていることが多く、和歌山県産・紀州産の梅は毎年人気を誇っています。
種まき時期に関しての注意特徴
梅の場合は種まきからではなく苗木から育てるもので、大体はポット入りのある程度成長した梅の苗木を購入してきます。時期は秋から梅雨とされていますが、おすすめなのは秋です。秋に植え付けを行い、雨がよっぽど降らないかぎり水やりは不要でしょう。
収穫時期に関しての注意特徴
収穫時期はだいたい6月ごろ、梅雨となっています。ただ、植え付けから1年から3年ほどは果実の収穫は期待できない場合も多いでしょう。また、一本で結実することは少なく、異品種を近くに植え付ける必要があります。
病害虫の特徴
病害虫としては、4月頃からアブラムシには注意する必要があります。また、黒星病などの病気にもかかりやすいため、発見したら適切に対処する必要があります。果実の美しさに影響することもありますので、よく配慮しましょう。
栄養分に関しての特徴
栄養分に関しては、ウメ(梅)はそもそもバラ科の植物なので、バラ科に関連するもの、有機質の肥料を与えます。また、モモに関連する植物でもありますので、モモに関連する栄養分を与えることも果実を大きく美味しいものにするための方法です。
育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム
育てるためには、ある程度剪定が必要です。ウメ(梅)の場合は放っておくと巨木になる傾向がありますから、定期的に剪定する必要があります。剪定に関して必要なアイテムは剪定用のハサミと剪定用のノコギリでしょう。
果物の歴史
古代中国から伝来されたウメ(梅)は、平安時代に菅原道真が愛したことから知性を象徴したり学問の神のシンボルとして使われることが多いものです。また、梅の花は観賞用としても長いこと愛されており、家紋や梅園などとしても知られています。
おすすめの食べ方料理方法
古城梅の場合、そのまま食べることもできないわけではありませんが、おすすめは梅の風味を楽しめる梅酒や梅ジュース、梅干しなどの食べ方です。梅酒は青梅を蒸留酒に漬けることでその風味を楽しむという味わい方です。しばらく時間はかかるものの、できた梅酒の美味しさはたまらないものです。また、ウメ(梅)はクエン酸などの酸を豊富に含んでおり、疲労回復にも効果的なため梅ペーストや梅ジュースによって疲労回復を促進する効果もあります。有名なのは梅干しで、ウメ(梅)を塩漬けにして天日干しにすることでおいしくいただけるというものです。
果物育て方の注意点まとめ
ウメ(梅)の中でもこの品種は比較的美しい実が取れるため、果実としても大きく美味しい品種となります。ただし、結実するまでに時間がかかる上、自家結実性の有無についても諸説あります。このため、確実に結実させたいのなら他の品種も植える必要が出てくるでしょう。また、ウメ(梅)の木はほったらかしにしておくと巨木になる傾向があります。また、大きく育つ時でも、より良い果実を得るためには剪定は欠かせません。このため、適切に手入れを行う必要が出てくるでしょう。時期によっては梅の花も見られ、見て楽しく食べて美味しい植物となります。育てがいは大きいでしょう。
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