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ブドウ(葡萄)の種類【巨峰】について育て方や情報

ブドウ(葡萄)の種類【巨峰】について育て方や情報

【巨峰】はブドウ(葡萄)の品種の一つで、一粒の実の大きさから「ブドウの王様」として親しまれています。このブドウの名前の由来は、元々は品種の石原早生から「石原センテニアル」という品種名が付いていましたが、商品名は「巨峰」として売り出したところ、その商品名が広く定着したため、商品名はそのまま品種名として使用されるようになりました。この名前は、静岡県中伊豆町(現:伊豆市)の大井上理農学研究所の大井上康(おおいのうえやすし)氏が、研究所から見える富士山の雄大な景観が、このブドウの姿にも感じられたことから商品名として名付けました。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

ブドウ(葡萄)の果物分類は、ブドウ目・ブドウ科・ブドウ属のつる性落葉低木のことです。現在、栽培されている種類は、生食用・ワイン用・干しブドウ用で、これらはヴィニフェラ種とラブルスカ種と呼ばれる2種類です。主に食用はテーブルグレープ、酒造用はワイングレープなどとも呼ばれています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

ブドウ(葡萄)の原産国は種類が多いため、品種によって違います。主に食用・酒造用とされている品種はペルシャやカフカス地方や北アメリカ地域が原産です。巨峰の原産は日本の静岡県で、旧・中伊豆町(現・伊豆市)の大井上理農学研究所において、石原早生の雄株とセンテニアルの雌株を交配させ生まれました。果皮は濃い紫色をしており、果肉は薄い緑色をしています。果肉はしっかりとした歯ごたえを感じることができ、甘味と酸味のバランスがとても良いです。果実の中心には種が入っています。粒が大きく果汁も豊富で食べ応えのある品種です。

種まき時期に関しての注意特徴

ブドウ(葡萄)の種まき時期に関しては、収穫を迎える夏~秋にかけてで、食したブドウの種を利用することにより可能です。プランターに種をまいて管理すれば、春ごろには芽を出します。ブドウは種から育てても親株と似た実ができるので、失敗することは少ないです。巨峰は8月~9月ごろに多く出回ります。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期に関しては、品種によって多少の差があります。デラウェアはハウス栽培のものは5月ごろから、旬は7月~8月ごろです。ナイアガラは8月下旬から、ピオーネは8月~10月ごろです。この品種は8月~9月ごろが旬となります。

病害虫の特徴

ブドウ(葡萄)の病害虫の特徴としては、病気ではほとんどの品種で多発している晩腐病の他、病斑部が灰色のカビを生じる灰色かび病、欧州系品種やその交雑種に多いべと病などがあります。害虫としては、ハマキガ類、ブドウスカシバ、コウモリガ、果実吸汁ヤガ類などがあります

栄養分に関しての特徴

ブドウの栄養分としては、果皮や種にポリフェノールが豊富に含まれているため、動脈硬化やがんの予防に効果的とされています。ブドウ糖は疲労回復効果の他に、脳の働きを活性化させる働きがあります。また、ポリフェノールの一種であるレスベラトロールには、食物アレルギーの発症を抑える効果もあります。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

ブドウを育てる際に必要となるアイテムとしては、つる性の植物であるため、成長した際にはつるを伸ばすためのフェンスなどが必要となります。仕立て方によりアイテムが異なり、棚仕立てでは棚を、垣根仕立てではフェンスを、一文字仕立てや棒仕立てでは支柱を用意します。

果物の歴史

ブドウの歴史はとても古く、特にヨーロッパブドウは紀元前4000年~紀元前3000年とも言われています。この頃書かれた古代エジプトの壁画には、既にブドウの栽培の様子が描かれています。日本には、奈良時代に渡来したとされ、この品種は1942年(昭和17年)に日本で誕生しました。

おすすめの食べ方料理方法

巨峰のおすすめの食べ方としては、皮を剥いてそのまま食べるのが一番です。甘みの強い豊富な果汁を存分に楽しむことができます。しかし、豊富なポリフェノールを摂取するためには、果皮ごと食べるのがおすすめです。暑い日には、食べる30分~1時間前に冷蔵庫で冷やすと美味しいデザートになります。果肉もしっかりしているので、皮を剥き種を取ってゼリーにするのもおすすめです。栄養満点の果皮も一緒にミキサーにかけてスムージーにすると、酸味の強い果皮も無理なく摂取できます。また、この品種を使ってジャムも簡単に作って、ヨーグルトと一緒にいただくのもおすすめです。

果物育て方の注意点まとめ

ブドウ(葡萄)の育て方としては、剪定と仕立てを上手に行うことで、美味しい果実ができるどうかが決まります。一般的な仕立て方は棚仕立てで、フェンスを利用した垣根仕立てなどもあります。剪定は冬の間に行い、古い枝や成長を妨げる枝を切ります。残した枝も先端は切っておくと樹勢を抑えることができます。樹勢が強すぎてしまうと、栄養が葉や枝に行ってしまい果実の品質が低下する可能性があります。この品種は家庭で育てるのに適しており、選定の際は、結果母枝(けっかぼし)に7~8芽を残して長梢剪定を行います。収穫の際は1房ずつ確認して、丁寧に剪定バサミで切り取ります。

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