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サクランボ(桜桃)の種類【紅秀峰】について育て方や情報

サクランボ(桜桃)の種類【紅秀峰】について育て方や情報

【紅秀峰】とは、サクランボ(桜桃)の品種の一つで、佐藤錦と天香錦の交配種です。サクランボ(桜桃)では、木の部分を「桜桃」、果実の部分を「サクランボ」と呼び分ける場合もあります。サクランボという名前は、桜の実を表す「桜の坊」から由来すると言われており、桜の坊の「の」が「ん」に変わり撥音便となって「サクランボ」と呼ばれるようになったと考えられています。紅秀峰は、酸味が少なく糖度が高いため、甘みの強いサクランボ(桜桃)としてとても人気があります。また、佐藤錦と比べ色味の濃く、粒がひとまわり大きいのも特徴の一つです。

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植物図鑑内容

果物分類の特徴

サクランボ(桜桃)の果物分類としては、バラ科・サクラ属・サクラ亜属の果樹である実桜(ミザクラ)の果実を指します。収穫時期により早生種・中生種・晩生種に分類され、紅秀峰は時期の遅い晩生種に分類されます。また、品種には東洋系とヨーロッパ系があり、日本では主にヨーロッパ系です。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

サクランボ(桜桃)の原産国はヨーロッパ各地で、歴史が残る以前から自生しており、栽培されるようになったのも紀元前300年頃とされています。日本では、平安時代に書物に「桜桃」という言葉が登場していることから、この時代には既に中国のサクランボ「シナミザクラ」が渡来していたと考えられています。日本の主な生産地は、山形県がそのシェアのほとんどを誇っており、収穫量は年間約1万2,000トンです。次いで北海道の1,300トンとなっています。日本でのサクランボ(桜桃)の栽培面積は、2013年のデータで約4,840ヘクタールです。

種まき時期に関しての注意特徴

サクランボ(桜桃)の種まき時期に関しては、果実を食した後に、種の周りについているヌメリのある膜を水できれいに洗い流して濡れたままの状態ですぐに蒔きます。一度乾燥させてしまうと発芽しないため、濡れたまままくことが重要です。

収穫時期に関しての注意特徴

サクランボの収穫時期は、露地栽培のもので主に6月~7月上旬に多く出回ります。早生種は主に5月下旬~6月上旬ごろ、中生種は6月中旬~6月下旬ごろ、晩生種は7月上旬~7月中旬ごろです。晩生種である紅秀峰は、7月上旬ごろから出回ります。

病害虫の特徴

サクランボの病害虫の特徴としては、病気では糸状菌というカビの一種による病気が多く、灰星病・根頭癌種病・せん孔細菌病などがあります。感染する箇所は葉・果実・幹や根の全てです。また害虫では、厄介とされているのが幹に入り込む害虫でスカシバなどがあります。他にもハダニ類の被害も多いです。

栄養分に関しての特徴

サクランボの栄養分に関しては、カリウムが比較的多く含まれているため、動脈硬化や高血圧の予防に効果的です。天然甘味料として利用されるソルビトールには、便秘改善効果があります。輸入物には、ポリフェノールの一種であるアントニアニンが含まれているため、眼精疲労の軽減に効果的とも言われています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

サクランボを育てるのに必要なアイテムとしては、苗木を植え付ける際に切り戻しを行うため、剪定バサミを用意します。また有機肥料と化成肥料を定期的に施すため、一緒に用意しておきます。果実が実るころになると、鳥類による被害が多発するため鳥よけを設置する必要があります。

果物の歴史

サクランボ(桜桃)の歴史は古く、有史以前から食されていたと考えられています。原産地域と推定されている黒海沿岸からヨーロッパへと伝わり、やがてアメリカに伝わりました。東洋系は中国から江戸時代に日本へと伝わったとされます。紅秀峰は、1991年に日本で佐藤錦と天香錦を交配させ品種登録されました。

おすすめの食べ方料理方法

この品種のおすすめの食べ方としては、他のサクランボに比べ酸味が少なく非常に甘い品種で、食感もしっかりとあることから生食が一番おすすめです。食する約30分ほど前に冷蔵庫で冷やしておくと、更に美味しく頂けます。また、濃い赤色をしているので、ショートケーキの飾りとして、イチゴの変わりにトッピングしてもおすすめです。サクランボのお酒は薬用酒としてもおすすめで、疲労回復に効果的とされています。サクランボ1kgにホワイトリカー1.8L、氷砂糖150g~200gを入れて約2か月~5か月ほど寝かせれば完成です。睡眠前に1杯飲むと翌朝スッキリと目覚められるでしょう。

果物育て方の注意点まとめ

サクランボ(桜桃)の育て方としては、自家不結実性が強いため、ほとんどの品種が自分の持つ花粉だけでは受粉できません。従って、他の品種と混植して受粉させるようにします。品種により相性の良いものが決まっており、紅秀峰では佐藤錦との相性が良いとされています。植え付けは12月または3月に行い、幹は高さ約60cm~70cmで切り戻しを行います。肥料は12月に有機質肥料を、3月と収穫後の7月頃に速効性の化成肥料を施すと良いです。受粉は、5分咲き・満開時の2回人工授粉を行います。満開から20ほど経過して幼果が出てきたら、摘果を行います。

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