• サクランボ(桜桃)の種類【紅さやか】について育て方や情報
  • View数View数3,036
  • SCORESCORE1062.6
サクランボ(桜桃)の種類【紅さやか】について育て方や情報

サクランボ(桜桃)の種類【紅さやか】について育て方や情報

サクランボ(桜桃)は一般的な観賞用のサクラとは違う品種から実をつけます。「桜の子」という意味から子=坊となり今日のように「サクランボ」と呼ばれるようになりました。1日の寒暖差が少ないと甘くなりにくいため、産地が限られます。また雨にも弱く栽培するのに手間がかかるため、国産のサクランボとなると少し高値となってしまいます。世界的にも有名な日本の代表品種である「佐藤錦」と、甘みが控えめでさっぱりしたのが特徴の「セネカ」をかけあわせてできたのが「紅さやか」です。実は比較的大粒でやわらかく、熟すにつれて皮の色が朱色から紫黒色になっていき、甘みも増します。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

学名:Prunusspp.果物分類としてはバラ科サクラ属に分類されます。和名は「桜桃」といい、生産者の方はサクランボというより桜桃と呼ぶことの方が多い傾向にあります。紅さやかは1991年に品種登録されました。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国は西南アジア地方(主にトルコ)です。系統によって中国で栽培が盛んであったり、ヨーロッパで栽培が盛んであったりと様々です。最初に日本に伝わったのは中国のものでしたが、日本の風土にあっているのはヨーロッパの方でした。この地は夏と冬の気温差が大きく、寒暖差によって甘みを増すサクランボにとっては良い気温条件なのです。サクランボの他にもこの地を原産としているものがザクロです。美容効果が高いことから日本でも注目を浴び、ザクロを使用した飲み物やスイーツなどが人気を集めています。しかしザクロの歴史は古く、はっきりした原産地は分かっていないため、西南アジア地方が原産というのは一説にすぎません。

種まき時期に関しての注意特徴

種まき・植えつけは12~3月の寒い時期に行いましょう。肥料は時期によって使い分け、12月には有機質肥料、3月と収穫後である7月には化成肥料を使います。また自家受粉をしないので、他家のサクランボを用意するようにしましょう。

収穫時期に関しての注意特徴

開花してから40~50日くらいで果実が色づき、成熟期を迎えます。収穫時期としては6月頃の品種が多いです。果実が十分に色づいたものからどんどん収穫しましょう。紅さやかは樹で完熟して皮にシワができるくらいになると甘みが強いです。

病害虫の特徴

サクランボ(桜桃)は非常に多くの病害虫が発生します。代表的な病気としては灰星病・根頭癌腫病・せん孔細菌病などがあげられます。そして害虫はハダニ類・スカシバなどが代表的です。特に幹に入るタイプの害虫は農薬の効果が届きにくいため厄介です。

栄養分に関しての特徴

リンゴ酸・クエン酸・ブドウ糖・果糖がバランスよく含まれています。これらの栄養分によって疲労回復や美容効果・生活習慣病予防などが期待できます。しかし糖分を含んでいるので、健康によいからと言って食べ過ぎには注意しましょう。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

サクランボ(桜桃)はデリケートで育てるのが難しいフルーツです。成熟期・収穫時期とも言える6月頃には雨の影響を受けて実が痛むことがありますし、赤い実をつければ鳥に狙われることもあります。そのため雨除けのシートや鳥よけのネットなどが必須アイテムとなります。

果物の歴史

江戸時代初期頃、中国からサクランボ(桜桃)が伝わりましたが、日本の風土にわ合わないことがわかりいまいち普及しませんでした。現在のサクランボ(桜桃)のもとになった甘果桜桃は、アメリカやフランスから日本に渡ってきました。それが北海道や東北を中心に普及したのが栽培の始まりとされています。

おすすめの食べ方料理方法

軽く水で洗ってそのまま生食する食べ方おすすめです。また旬が夏で、別名「赤い宝石」とも呼ばれているフルーツなので、夏らしくゼリーにしたりもできます。サクランボ(桜花)といえばキルシュというお酒でも有名ですが、ドイツ菓子にはそのキルシュとサクランボをふんだんに使ったお菓子であるシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテというケーキがあります。これは「黒い森のサクランボ酒ケーキ」を意味し、主にチョコレートとサクランボで構成されたケーキです。イチゴとは違うサクランボの甘い爽やかな香りと、キルシュのさっぱりした香りがチョコレートやクリームを引き締めます。

果物育て方の注意点まとめ

サクランボ(桜桃)は強い雨などの強い刺激に弱い上に、鳥にも狙われやすいフルーツです。特に実が成熟期に入ると被害を受けやすいので、雨除けや鳥よけなどの対策を必ず行う必要があります。また1番たちが悪いのがサクランボの病害虫で、特にサクランボの幹に入り込む害虫です。果樹の栄養をとってしまうだけではなく、農薬の効果が届きにくいため駆除が難しいのです。放っておくとほとんど実が収穫できないという事態になる可能性もあるため、早めの対策が必要です。またサクランボには感染症が存在するため、一度感染してしまえば周りの実もダメになってしまいます。

この投稿者の他の植物図鑑一覧