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スモモ(プラム)の種類【サマーエンジェル】について育て方や情報
桃に比べて少し酸味が強いのが特徴ですが、その程度は品種によって様々です。世界中で栽培されていますが、日本では山梨県や長野県が産地として有名で、アメリカや台湾など海外からも輸入しています。果皮は緑がかった独特の紫色だが、果肉は濃い紅色の「ソルダム」と、とがったお尻が特徴の「ケルシー」を掛け合わせてできたのがサマーエンジェルです。親はどちらもアメリカの品種ですが、サマーエンジェルは山梨県で生まれたオリジナルの品種です。糖度も高いがスモモ(プラム)らしい酸味も味わうことができます。サマーエンジェルは大体7月下旬頃から市場に出回り始めます。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
果物分類の特徴
学名:Prunusspp.果物分類としてはバラ科サクラ属に分類されます。プラムとも呼ばれますが、和名のスモモの方が日本では馴染みある名前です。スモモという名前は「桃より酸味が強い」という特徴が由来でつけられたと言われています。
原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介
日本スモモの原産国は中国、西洋スモモの原産国はコーカサス地方です。スモモは寒さにも暑さにも強く、日本や中国などの風土に非常に適した植物です。またコーカサス地方は比較的寒い地域ですがそれにも対応できます。中国が原産のフルーツはスモモ以外にもナシ・ウメ・アンズ・モモ・キウイフルーツなど日本にもなじみのあるものばかりです。また中国南部のほうではリュウガン、中国ウイグル自治区ハミ地区ではウズベキスタン・メロンなど変わったフルーツもあります。コーカサス地方ではブドウやリンゴなどのフルーツの原産国としても知られています。
種まき時期に関しての注意特徴
スモモ(プラム)の種まきは11~2月頃の寒い時期が適切です。スモモはまず品種選びが肝心となります。これを間違えると、受粉しても結実しません。育てたい品種を選らんでから、それと相性のいい品種も選ぶ必要があります。また植えつけ・植え替えの際は、通気性よく乾きすぎないような土づくりをしましょう。
収穫時期に関しての注意特徴
スモモ(プラム)の収穫時期は6~9月の暑い時期です。果実が柔らかいので、傷つけないようにもぎとりましょう。また収穫は比較的気温が低い早朝に行います。品種により収穫時期は前後しますが、大体実の色づき具合で時期を判断します。
病害虫の特徴
その甘い香りに誘われて、必ず病害虫が発生します。アブラムシはほぼ100%発生するので、アブラムシ用の農薬を用意しておく必要があります。また冬の時期には越冬害虫であるカイガラムシなども発生する可能性があります。
栄養分に関しての特徴
スモモ(プラム)は果汁が多く適度な甘みがあるフルーツです。栄養分もカリウム、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく含んでいます。美容だけではなく疲労回復やダイエットにも期待できるフルーツです。
育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム
フルーツは育てる段階で甘い香りを出すこともあり、病害虫がつきやすいため農薬は必須アイテムとなります。またスモモに関しては受粉させるために別品種の木も必要となるため、育てたい品種と相性のよい品種の木も用意するようにしましょう。
果物の歴史
スモモは日本スモモと西洋スモモと大別されます。西洋スモモは紀元前にはヨーロッパで栽培されていたと記録されています。日本に渡ってきたのは奈良時代、中国産のスモモ(現日本スモモ)であり、当時の様々な書物にスモモが登場しています。
おすすめの食べ方料理方法
スモモ(プラム)は甘みと酸味のバランスがよく、そのままでもおいしく召し上がれます。またその爽やかな酸味と甘みを利用して、スモモジャムにしたり、バナナなどの他のフルーツと一緒にミキサーにかけたフレッシュジュースにするという食べ方もおすすめです。スモモはドライフルーツとしても有名で、西洋スモモ(プルーン)を乾燥させたドライプルーンは、バターケーキなどの洋菓子によく使用されています。しつこくない甘みを利用して、製菓だけではなく調理のソースとしても利用されています。例えばスモモとヨーグルトに様々な調味料を加えたソースをサケのムニエルにかければオシャレな洋食にもなります。
果物育て方の注意点まとめ
スモモの水やりは栽培方法で変わります。雨除け栽培の場合はたっぷりと水をやり、露地栽培では乾燥しすぎないように気を付けながら水をやります。9月下旬をすぎて寒くなってくるとスモモはあまり水を必要としません。また剪定・受粉・摘果を行う必要があります。剪定の際には日がしっかりあたるよう考えて行います。そして受粉ではスモモの花が開花してから6日以内に行います。日が経ちすぎると受粉の成功率が下がるので気を付けましょう。そして最後に摘果ですが、これは5月頃に行うのが最適です。上向きに果実がついているものや、周りと比べて実が小さいものなどを摘み取っていきます。
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