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モモ(桃)の種類【白鳳】について育て方や情報

モモ(桃)の種類【白鳳】について育て方や情報

白鳳はモモ(桃)の種類のひとつ。果実の重さは250g~350g程になり甘みが強く酸味が少ないことが特徴で、食べた時に果汁が滴るほどジューシーな事から果汁が多いモモ(桃)の代名詞になっている品種です。味だけではなく、日持ちも良い優秀な品種のため、このモモ(桃)から様々な品種改良が行われ、それらを総称して白鳳系と呼びます。日本の市場に回っているモモ(桃)はこの白鳳や白桃と呼ばれるものが多く、他の果肉が黄色い黄桃系や川が赤く毛がほとんどないネクタリン系などと比べて水分が多く甘みが強いことが特徴となっています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類の特徴としては他のモモ(桃)よりも果肉に紅色がさす度合いが多く、特に種の周りは紅いです。栽培品種の中では水密桃と呼ばれるもののひとつで、水分が多く果実が大きく育ちとても甘いモモ(桃)となっています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

モモ(桃)の原産国は中国西北部の黄河上流の高山地帯だと言われています。黄河流域は降水量が少なく、ほとんどがステップ気候に属しており砂漠気候の場所もあります。中国では西遊記の主人公が食べていたり、不老不死のための特別な食べ物として物語の中で登場するほどポピュラーな果物です。中国原産の果物には同じバラ科のナシやウメ、アンズなどの他にキウイフルーツ等があります。漢方茶などにも使われるナツメも中国原産です。中国では亜熱帯産の果実で悪魔のフルーツとも呼ばれるドリアンの栽培も行われ、日本で購入できるドリアンの輸出国にもなっています。

種まき時期に関しての注意特徴

桃の種は市販されていないため、実から取り出したものを利用することになります。種まきは2月末から3月ごろに行うと良いでしょう。味の良い実になるか判らないという注意点があるため、一般的には接ぎ木用の台木として利用されることが多いです。

収穫時期に関しての注意特徴

実の色がグリーンから黄色になり始めたら袋を外し、日に当てるようにすると実の色づきが良くなります。日光が当たるように反射シートを置くと全体に光を当てることができます。実の青さがなくなり、耳たぶほどの柔らかさになったら収穫時期です。

病害虫の特徴

モモシンクイガやモモハモグリガといった蛾が主なモモ(桃)の病害虫となっており、その名の通り葉や実を食べてしまう害虫です。対処としては薬剤が効果的といわれています。害虫の他にはヒヨドリの被害が大きく害虫と比べて対策にお金がかかりやすいことが問題となっています。

栄養分に関しての特徴

ペクチンという食物繊維が豊富に入っているため整腸作用があり、便秘予防に効果があります。塩分を外に排出する効果の高いカリウムが入っているので高血圧の方にもおすすめです。主成分は果糖となっていて疲労回復に即効性のある栄養分となっています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

育てるのに必要なアイテムとしては、病気や寒さの対策用にビニールシートを用意しておくことをおすすめします。実の選定を行うためのハサミをいれてすぐ取り出せるようなエプロンを用意しておくと作業がはかどるのでおすすめです。

果物の歴史

1925年に神奈川県農事試験場で「白桃」と「橘早生」を掛け合わせた実生から選定された品種で、1933年に命名公表されました。異常気象などで暑い日が続いたときなどには豊作になり、より甘い実がなるという歴史があります。

おすすめの食べ方料理方法

旬の時期のものは甘みも強くジューシーなためそのまま食べることが一番おすすめの食べ方です。冷蔵庫に長時間いれるなどで冷やし過ぎてしまうと甘みを感じ辛くなってしまいます。食べる2時間くらい前に冷蔵庫に入れ、食べる直前の15分前ほどに冷水に入れておくと丁度良い甘さで食べることができます。甘みが少ないものに当たってしまった時にはコンポートにするのがおすすめです。鍋に皮をむいたモモ(桃)、水・砂糖・ワインを入れアクを取り除きながら5分ほど煮ます。最後にレモン汁を入れ冷やしたら完成です。缶詰のような味わいなので日本人にもなじみが深い味となっています。

果物育て方の注意点まとめ

害虫はもちろんヒヨドリなどの鳥類の害注意する必要性があります。甘くおいしい実を付けたい場合には摘果という実の選定を行いましょう。実の数を調整することで一つ一つの実に光が当たりやすくなるため甘い実をつけやすくなります。白鳳は自ら受粉するタイプのモモ(桃)なので人工授粉する必要はありません。実がある程度大きくなったら袋がけという作業を行います。白鳳は袋がけを必要としない品種と言われていますが、袋をかけることで農薬の量を減らしたり虫などの害を減らすことができるのでできれば行っておいた方が良いでしょう。

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