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リンゴ(林檎)の種類【つがる】について育て方や情報

リンゴ(林檎)の種類【つがる】について育て方や情報

つがるは、青森県りんご試験場(現在の地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所)で紅玉とゴールデンデリシャスを交配し、つくられました。青森県の津軽地方の津軽にちなんで名づけられています。漢字で「津軽」という名前のリンゴ(林檎)が他にあり、ひらがな表記となっています。つがるは青森県で半分以上が生産されています。8月頃から収穫できる中早生種で、果実は250~300g程度で、長円形のリンゴ(林檎)です。果肉はやや硬く、サクッとした歯ごたえが特徴です。多汁で、香りは甘く、味はまろやかです。日本では、収穫量がふじに次いで第2位となっている品種です。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類では、バラ科リンゴ属の落葉高木樹の果実となります。植物学上ではセイヨウリンゴ、と呼びます。リンゴ(林檎)の栽培種は、もともと複数の野生種の雑種です。漢字の林檎、は正式には同属別種の野生種であるワリンゴの漢名です。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

リンゴ(林檎)の原産地はカザフスタン南部かキルギスタン、タジキスタンあたりであるとされています。そのあたりは温帯ですが、夏でも冷涼な気候です。そこからヨーロッパへ、そしてアジアルートで日本にも広まったと言われています。現在日本で栽培されているのは、明治時代以降に導入されたリンゴ(林檎)であり、日本で病害抵抗性、食味、収量の面に品種改良が加えられました。そうした意味で、つがるという品種の原産国は日本となります。日本の青森県でつくられ、現在もつがるの半分以上が青森県で栽培されています。また、青森県では日本のりんごの55%以上を生産しています。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきから育てるとしたら、2月ごろからまいていいでしょう。5月ごろ発芽します。鉢植えに撒くのがおすすめです。発芽から1年で1メートルほどに成長します。冬はいったん葉がすべて落ちますが、春になると芽吹きます。

収穫時期に関しての注意特徴

つがるの収穫時期は、8月下旬から9月下旬にかけてです。収穫後はあまり日持ちがしません。南の県では7月に収穫することもありますが、その時期に収穫したものはあまり甘味がありません。値段も高く、糖度は10%ほどです。

病害虫の特徴

病害虫のシャクトリムシが、リンゴの枝に擬態してとりつきますので要注意です。シャクトリムシはシャクガ科の蛾の幼虫で、体は細い円筒形です。枝や葉を食べてしまうやっかいな害虫です。イモムシと比べて細長いことが多いです。

栄養分に関しての特徴

カリウムや食物繊維のペクチン、セルロースが豊富に含まれています。カリウムは血圧を下げ、ナトリウムの排出を促します。食物繊維は腸内の乳酸菌を増殖させ、腸の働きを正常化してくれます。ペクチンは水溶性で、粘膜保護作用があります。また、リンゴ酸には消炎効果もあり、大切な栄養分です。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

植木鉢に植えると保護しやすいです。苗木を支える添え木もあると良いでしょう。剪定をおこなうことも大切ですので、剪定ばさみもそろえておきたいところです。シャクトリムシを払い落とすための歯ブラシも必要なアイテムです。

果物の歴史

つがるは、青森県りんご試験場で開発された品種です。この試験場では、1930年に、ゴールデンデリシャスに、ある品種の花粉を交配しましたが、その品種を書いたラベルを紛失し、その品種が何であったかは長く不明でした。1990年に遺伝子診断の結果、それが紅玉であったこが判明しました。

おすすめの食べ方料理方法

生食が一番おすすめの食べ方ですが、日持ちがしない品種であるため、ジュースやジャム、アップルパイなどにして食べるのも良いでしょう。シナモンを使った焼きりんごもおすすめです。料理方法は簡単です。砂糖を水で煮溶かして、中火で2分煮詰めます。そこにりんごを加えて中火で7分煮ます。そのあとシナモンシュガーやシナモン、ブランデーをお好みでかけてできあがりです。りんごケーキも簡単にできます。りんごを小さく切って、電子レンジで2分加熱します。それにホットケーキミックスと卵、生クリーム、サラダ油、ブランデー、砂糖を混ぜたものを合わせ、170度のオーブンで35分焼くだけです。

果物育て方の注意点まとめ

苗木の植付けは12月から3月にかけておこないます。70cmから80cmの高さで切り返して植えます。肥料は12月に有機質肥料を、3月に化成肥料を与えます。りんごは高い木へと成長するものですので、小さめの木にしたいときは、矮性台木に接がれた苗木を購入するようにしましょう。開花したら人工授粉をおこないます。りんごは自分の花粉では結実しないため、他品種の花の花粉を使用します。ナシの花粉も使用できます。結実後は、摘果を2回に分けておこないます。最初の摘果は、果実の直径が1センチメートルくらいの頃におこないます。2回目はピンポン玉程度になったときにおこないましょう。

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