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ブドウ(葡萄)の種類【安芸クイーン】について育て方や情報

ブドウ(葡萄)の種類【安芸クイーン】について育て方や情報

安芸クイーンは、果皮は非常に鮮やかな紅色(鮮紅色)が特徴で、果房は細長い円錐形、巨峰と同程度かやや小ぶりくらいの印象です。一房で300グラムから500グラム程度の重さです。果粒は倒卵型をしており11グラムから15グラム程度の重さで巨大粒となっています。フォクシー香(米国種特有の香り)があり、糖度は18度から20度で、17度から18度の巨峰と比較してもやや高くなっています。果皮はややはがれにくい事もありますが、食べてみると滑らかで濃厚、適度な果汁があり大変おいしいブドウ(葡萄)です。そのため人気もあります。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

ブドウ(葡萄)「安芸クイーン」は1993年に品種登録されたブドウです。果物分類はブドウ科ブドウ属、落葉蔓性となり、蔓性の樹木でほかの植物に巻き付くための巻きひげがあります。主に北半球の温暖帯に分布しています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国は日本の広島県東広島市安芸津町ですが、安芸クイーンの現在の主な産地としては、岡山県や三重県の方が栽培面積としては大きくなっています。広島県の栽培面積は岡山県、三重県に続き第三位となっています。東広島市産の果物としては最新技術で渋抜きし、きめ細やかで上品な甘みを持つ西条柿や露地ビワがあります。西条柿は発祥約800年前のものを復活させて、市内約百数十件の農家が作っています。ビワは中国地方随一の産地として有名であり、栽培面積は約13.5ヘクタール、出荷量約45トンあります。6月の梅雨の合間をぬって収穫されます。

種まき時期に関しての注意特徴

安芸クイーンの種まき(ブドウ苗の植え付け)の時期ですが、11月から2月の間となります。その年の夏まで新しく出て来た枝の中から良いものを選び主枝を作ります。2年目の春に花が芽吹き、5月下旬から6月上旬にかけて開花時期となります。そして、収穫時期ですが8月下旬ころとなります。

収穫時期に関しての注意特徴

鮮紅色の果実は、成熟時に夜間の気温が高い地域では薄いピンク色までしか色が着きません。そのため、熱帯夜が続くような場所での栽培は難しく、標高のやや高い場所など、鮮紅色を着けるための場所を選ぶ必要があります。

病害虫の特徴

育生の最中には様々な病害虫に悩まされる事もあります。ブドウ(葡萄)の果実は、非常においしく栄養が豊富ですので他の生物も狙いに来ます。また、高温多湿な環境である日本ではカビに関する病気が非常に多くなっています。

栄養分に関しての特徴

栄養分についてですが、特にカリウムや鉄、亜鉛、銅などのミネラルが豊富にあります。そのため、妊婦の方にとてもお薦めだと言えます。そして、ブドウ(葡萄)には抗酸化作用を持つ豊富なポリフェノールがありますので、活性酸素などによる老化防止や発がん抑制の効果があります。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

おすすめアイテムにウィルスフリーの植木苗があります。病気から苗木を守るため、もともと持っているウィルスを組織培養したもんで、収穫が早く、丈夫な苗に育てる事が出来ます。そのため、家庭栽培でもブドウ(葡萄)が収穫しやすくなります。

果物の歴史

1973年に農業食品産業技術総合研究機構果樹研究所で誕生しました。巨峰の自家受粉した実生の中から、巨大粒で鮮紅色の物を選抜、1993年に品種登録されました。果皮が鮮紅色で果肉が適度にしまり、果汁が豊富にある品種が誕生しました。

おすすめの食べ方料理方法

食べ方としてはそのまま生で食べるか、ジュースにして飲むといったところになるかと思います。安芸クイーンは果皮が厚めであるため、軸側の穴からではなく、軸とは反対側にナイフなどで十字に切り込みを入れて、そこから果皮をむくと比較的食べやすくなります。ちなみに、ブドウ(葡萄)は房の上に行くほど甘みが強く、下の方に行くほど酸味が強くなります。一番下を食べてみて甘さを感じるようでしたら、そのブドウ(葡萄)は甘いという事が言えます。そのため、試食をする際は房の一番下の果粒を食してみることで、その房の甘さを判断する事が出来ます。

果物育て方の注意点まとめ

ウィルスフリーの苗木を使用する事で樹勢が強く比較的育てやすくなりますが、高温多湿な環境である日本においては、カビに起因する木の病気は常に起こりうるものであり、注意を払っていかなければなりません。また、鮮やかな鮮紅色が安芸クイーンの特徴でもありますが、熱帯夜が続くような環境下では、薄いピンク色までしか着色しませんので、生産が難しいです。標高のやや高い場所など夜間に気温が下がる環境を整える必要があります。鮮紅色を着けるための場所を選ぶ必要がありますので簡単な事ではないのですが味については問題がないので、育てるのに良い果物であると言えます。

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