• 香酸柑橘の種類【きんかん】について育て方や情報
  • View数View数1,564
  • SCORESCORE547.4
香酸柑橘の種類【きんかん】について育て方や情報

香酸柑橘の種類【きんかん】について育て方や情報

香酸柑橘のきんかんは、果実が小さくそのまま皮ごと食べられます。食用と観賞用とがあり、食用は皮が甘くマーマレードのようなほろ苦さと風味があり果肉には甘味と酸味があります。また、完熟したものは果肉に甘味が増して違った美味しさになります。皮ごと食べるのでビタミンCがたくさん摂取できるのも特徴です。スタンダードなサイズは10gから20gですが、小さい球状ものだけでなくいろいろな種類があり、サイズの大きいものや楕円形のものもあります。また、果実が1cm以下のものは主に観賞用です。観賞用は食べても苦くて渋いだけです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

きんかんは果物分類ではミカン科キンカン属の木になる果実で、香酸柑橘なので一般的に柑橘類として扱われますが、実は柑橘属ではなく独自のキンカン属というおなじみのミカン属とは独立した分類になることはあまり知られていません。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国は中華人民共和国です。日本の主な産地は宮崎県と鹿児島県で、宮崎県が69%・鹿児島県23%とこの両県で90%以上を占めています。圧倒的な生産量第1位宮崎県は、他には極早生みかん、日向夏、マンゴーなどの生産が盛んです。日本の中では温暖な気候なので生産される果物にも南国的な特徴があります。完熟マンゴーは、国産マンゴーの最高級品として知られていて、独特の甘味と形の美しさはトロピカルフルーツの女王と称されています。また、日向夏は夏みかんでありながら12月から4月に出荷され、サンミノきいたさっぱりとした甘さは絶品と評判です。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきや植付けの時期は、暖かくなる3月下旬から5月上旬が適しています。寒さに弱いので寒い時期は向きません。ちなみに温暖な地域では秋植えも行われています。日当たりtと水はけがよく風が強く当たらない場所を選んだ方がいいです。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は11月下旬頃からで、全体的に黄色から黄橙色に変わっていき果皮が甘くなってきます。黄橙色になったものから順番にハサミで切って収穫します。近年では産地の宮崎県ではビニールハウスで栽培した完熟きんかんが生産されています。

病害虫の特徴

香酸柑橘なので他の柑橘類と同じような病害虫が発生します。主な害虫はカイガラムシとハダニです。カイガラムシは葉に吸着して生育を阻害します。ハダニは吸った部分の葉は葉緑素が抜けて黄色くなります。ともに殺虫剤を散布して防除します。

栄養分に関しての特徴

香酸柑橘特有の皮の部分にはビタミンCとカルシウムが豊富に含まれています。ビタミンCはレモンと同等くらいの量です。実の部分にはビタミンA、カロチン、カリウムなども含まれています。皮ごと食べるので非常に豊富な栄養分に恵まれています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

木の維持には施肥が大事ですが、合った肥料が丈夫に育てるのに必要なアイテムになります。寒肥には粒状肥料を土に蒔き、追肥には液体肥料を株全体にかけてあげます。また剪定はほうき仕立てという形にするのがおすすめといわれています。

果物の歴史

原産は中国の長江中流域で、日本では江戸時代に中国船から静岡県に伝わったのが発祥といわれます。そして次のような伝説があります。清の商船が遠州灘の沖で遭難し清水の港に寄港しました。その時に船員がお礼にきんかんの砂糖漬けを贈り、その実の中の種を植えたところ実って日本全国に広まったというものです。

おすすめの食べ方料理方法

皮ごと生でまるごと丸かじりで食べるのが一般的な食べ方でありかつおすすめの食べ方です。ですのでポイントは選び方です。色が紅色がかって濃い色艶があり、粒が大きめで表面にハリがあり比重が重いといったところが見極めのしかたです。小さい割には日持ちもよく常温で1週間、冷蔵庫なら2週間は持ちます。皮の苦味が嫌いな人は調理しても美味しく食べられます。ジャム・マーマレードや甘露煮にすると皮ごと食べても苦みはありません。また、種を取り除いてミキサーにかけて、ソースやシャーベットにしても良いです。またスライスしてサラダに入れると程よい味のアクセントときれいな彩りになります。

果物育て方の注意点まとめ

きんかんを含む香酸柑橘は皆そうですが、春から夏にかけての成長期に水切れをさせてしまうと落果の原因となってしまいます。乾燥している時期には水やりをこまめに行うことが重要です。ですが、成熟期の10月から12月は土を乾かさないと果実の熟し時期が早くなって果実が甘くなります。木が小ぶりな割には果実がたくさんつくので、果実が多くなり過ぎると木が弱ってしまいます。ですので施肥が年間を通じて大変重要な作業なのです。春の寒肥、さらには夏の追肥をしますが特に9月の追肥は木の維持のための大切な作業です。剪定は3月に行います。柑橘と違って細い枝が密集するので枝の整理には気を遣う必要があります。

この投稿者の他の植物図鑑一覧