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カンキツ類の種類【麗紅】について育て方や情報

カンキツ類の種類【麗紅】について育て方や情報

麗紅は、直径8cm位のみかんで、皮の表面がとてもなめらかなのが特徴的なカンキツ類です。重さは200~300g。少し赤身がかった鮮やかなオレンジ色をしています。旧正月の頃から出回る早熟のみかんですが、3月頃まで店頭に並ぶこともあります。1月から楽しめるみかんとしてはとても糖度が高く、ジューシーで酸味も適度にきいた濃厚な味です。果肉もしっかり詰まっていて、オレンジやマーコットのような甘い香りがします。皮は外側の皮も薄皮も薄いので、むきやすいうえに房ごと食べられます。種もほとんどなく、とても食べやすいみかんでもあります。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類は、バラ類ムクロジ属ミカン科ミカン属です。温州みかんや伊予かん、なつみかん等と同じ仲間ですが、なかでもタンゴールという品種に属しています。親は清見とアンコールNo.5を掛け合わせたものと、マーコットです。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国は日本。長崎で生まれました。現在生産が盛んなのは佐賀県です。長崎県の果物と言えば、びわが有名です。びわは中国原産のバラ科ビワ属の果物。主に5~6月に出まわりますが、長崎産が日本全国の4割近くを占めています。佐賀県では他にイチゴ、特にさがほのかが人気です。さがほのかは、大粒で少しかため、整った円錐形と、鮮やかな赤色の表皮に白い果肉が特徴的。春になるほど熟してきて甘みがのってきます。さがほのかはその7割が佐賀県で生産されています。佐賀県ではカンキツ類の栽培も盛んで、麗紅の親にあたるマーコットや早生の温州みかん、せとか等の収穫量も日本有数です。

種まき時期に関しての注意特徴

ほとんど種がないこともあり、種まきではなく苗の植え付けを行います。植え時は3~4月。カンキツ類は総じて温かさを好むので、日当たりの良い所に植えましょう。鉢植えでも実がなります。鉢植えにはみかん用の土が手軽で便利です。

収穫時期に関しての注意特徴

麗紅は植え付けから3年ほど経ってから実がなります。鉢植えの苗から育てた場合は翌年に実がなることも。収穫時期は一般的には1月中旬から下旬ですが、地域により1か月ほどのずれが生じることもあります。うまく育てると一つの株にたくさん実をつける品種です。

病害虫の特徴

病害虫に関しては、新芽の季節にアブラムシが発生しやすいです。カイガラムシやハダニもカンキツ類を好む虫ですが、根元ではなく葉の上に水を撒く葉水を、定期的に行いましょう。また、蝶の幼虫もカンキツ類の葉が好物で、気がついたら葉がなくなっていた等ということもあります。見つけ次第取り除きましょう。

栄養分に関しての特徴

栄養分にはビタミンC、クエン酸、シネフィリン等がありますが、中でも注目を集めているのがノビチレンです。抗酸化作用を持つポリフェノールで、新陳代謝を活発にし、基礎代謝を上げ、メラニン色素を抑え、インスリンを活発化させます。アルツハイマー病予防に効果があるとする説もあります。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

麗紅は鉢植えでも地植えでも育てられます。地植えの場合は寒さを嫌うので根元に藁などでマルチングするのがおすすめです。鉢植えの場合は、鉢底石とみかん用の土または果樹用の土が必要です。活性炭と微生物を混ぜたものが市販されているので、そうしたアイテムを混ぜるとなおいいでしょう。

果物の歴史

麗紅は1984年、長崎県の果樹試験場口之津支場において育種に成功しました。1986年には温州みかんに接ぎ木され、初めて実がなったのは1989年です。新しい品種の候補として認められたのが1996年で、登録出願は2003年で、品種登録されたのは2005年です。

おすすめの食べ方料理方法

とても食べやすいみかんですし、食べ方としては生で食べるのが一番です。温州みかんのように皮をむき、薄皮がついた房ごと食べてもいいですが、オレンジを食べるときのようにカットしていただくのもお洒落です。ヨーグルトにもおすすめ。また、香りと濃厚な味を生かして、ジャムやゼリー、ムースにしても美味しいです。ゼリーは溶かしたゼラチンと果汁を混ぜ、果肉をひと房入れた器に注いで冷蔵庫で冷やすだけ。ムースは果肉と溶かしたゼラチンと生クリームをミキサーにかけて、器に注ぎ冷やします。また、果汁をホットケーキに混ぜて、輪切りをのせて焼くと、朝の食卓にいい香りが漂います。

果物育て方の注意点まとめ

麗紅は暑さにも強く育てやすい品種です。また、美しい花が咲き、花の香りも良いので観賞用としての価値もあります。栽培に向いた土地は暖かい地方ですが、鉢植えにして気温に注意すれば東北以北でも育てることが可能です。地植えにする場合は寒さを嫌うので根元を藁などで覆います。真冬には、春の芽吹きに備えて木が自ら葉を落とすことがあるので、葉がなくなってしまってもがっかりすることはありません。春になるまで水やりを必要最小限に抑えて待っていれば芽吹いてきます。主幹を低く剪定し、横に枝をのばすような、開心自然形という姿に整えると、実がたくさんなります。

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