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ブドウ(葡萄)の種類【スチューベン】について育て方や情報
スチューベンはブドウ(葡萄)の仲間でその親は「ウェイン」と「シュリンダ」のアメリカ生まれです。果皮は黒く粒はやや小さめですが、糖度は高く20度以上にもなります。スチューベンは青森県を中心に栽培が行われていて出回る時期は9月から12月頃です。ブドウ(葡萄)の品種はとても多く世界におよそ1万種以上あります。このうち日本では50から60種類ほどが商業栽培されています。ブドウ(葡萄)の果皮の色は赤・黒・緑の3つに大別され、赤は「甲斐路」、黒は「巨峰」や「ピオーネ」そして緑は「マスカット・オブ・アレキサンドリア」などあります。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
果物分類の特徴
ブドウ(葡萄)の果物分類は、クロウメモドキ目ブドウ科ブドウ属の落葉樹(つる性)で夏と秋が季節の分類になります。多く出回る時期は6月から10月にかけてですが、種類によって異なります。主な生産国はフランス・イタリア・スペイン・アメリカ・中国などです。
原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介
ブドウ(葡萄)の原産国は北米のアメリカ、ヨーロッパ、中近東など世界各地にあります。というのもブドウ(葡萄)は気候に対する適応能力が高く、温帯を中心に栽培されています。地中海性気候が適しているものの、灌漑用水があれば乾燥したステップ気候でも大丈夫です。ヨーロッパでは北緯50度の地域でも栽培可能で、コーカサス地方やカスピ海沿岸では早くから栽培されていました。ブドウ以外でとれる果物に次のようなものがあります。桃・ネクタリン・スグリ・イチジク・イチゴ・アーモンド・メロン・柿・サクランボ・レモン・ラズベリー・ブルーベリーなどです。
種まき時期に関しての注意特徴
ブドウ(葡萄)の主な産地の平均気温は11度から15度ですが、7度以上あれば栽培可能です。種まきですが休眠期(極寒期を除く)が植え付けに適していて11月から12月、または3月に行います。苗木で育てた方が簡単で、つぎ木苗がおすすめです。
収穫時期に関しての注意特徴
スチューベンの収穫時期は9月から10月下旬ごろにかけてです。乾燥しないよう一房ずつ袋に入れ、絶対水に浸けないようにします。切り離す時うっかり枝から引きちぎると、実の枝が付いていた部分に穴が開き果汁がにじみ出て傷みを早めますから要注意です。
病害虫の特徴
ブドウ(葡萄)の病害虫の中で病害は約50種類あり、その中でも目立つのは黒とう病・晩腐病・べと病・うどんこ病・褐斑病などがあります。また害虫には若芽や葉、果実を食害するのが特徴のハマキガ類やブドウトラカミキリ・ブドウスカシバ・ブドウハモグリダニ・カイガラムシ類など多数あります。
栄養分に関しての特徴
ブドウ(葡萄)に含まれる栄養分として、カリウム・ブドウ糖・果糖があげられます。またアントシアニンが皮に多く含まれており、眼精疲労や活性酸素の除去に効果があります。さらにこれはポリフェノールの一種で悪玉コレステロールの発生を防ぐ働きがあり、動脈硬化やがん予防にも期待されています。
育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム
ブドウ(葡萄)を育てるのにあると便利なアイテムは次の通りです。腐葉土・赤玉土中粒・マイガーデンベジフル・支柱(あんどん仕立て用)・完熟堆肥・剪定バサミ・袋・コンテナ・鉢・苦土石灰・各種殺虫剤など用途に合わせて選びます。
果物の歴史
現在ある品種の多くは祖先と呼ばれる「ヨーロッパブドウ」と「アメリカブドウ」を交配したものです。前者は紀元前4,000年頃からあり(一説にはグルジアでは7,000年前からあるとされ発祥地の一つです)、古代エジプトの壁画にも描かれていてヨーロッパ、シルクロードを経て日本に伝わりました。
おすすめの食べ方料理方法
ブドウ(葡萄)の食べ方として、生で丸ごと食べるのが一番ですが、フルーツサラダやタルトのトッピングにするのもよし、生ジュースやジャムにしてもおすすめです。ピューレ状にしてシャーベットやムースにしたりゼリーも定番です。チーズケーキやロールケーキの相性もバッチリです。生食の場合冷やし過ぎると甘味を感じにくくなりますので、食べる直前に水で冷やしてサッと水気を取るといいでしょう。皮をむいてシロップ漬けやそのままヨーグルトをかけても美味しいですね。近頃ではスムージーも人気です。夏祭りなどで売られているブドウ飴も忘れてはいけません。
果物育て方の注意点まとめ
ブドウ(葡萄)は、栽培したその年の天候に左右されます。雨が多く日照が少ないと生育が悪くなり、糖分が少なく果実としての価値が下がります。基本的に日当たりの良い場所で育てます。耐寒性、耐暑い性ともの強いです。棚仕立てや垣根仕立てで栽培しましょう。またブドウは一本でも結実するので受粉樹は必要ありません。肥料は12月に有機質肥料を、3月と収穫時に速効性の化成肥料を与えます。花蕾が多いと養分が分散されて結実不良になりやすいので、一部を切り取る房づくりをします。摘房・摘粒などの細かい作業も手抜きせずやりましょう。袋かけも大切な作業ですし、冬場の剪定もしっかりやっておくとと実の出来具合も違います。
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