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ベリー類の種類【グーズベリー】について育て方や情報

ベリー類の種類【グーズベリー】について育て方や情報

アメリカで主にグーズベリーと呼ばれているセイヨウスグリは、別名マルスグリ・オオスグリとも呼ばれる、透明感がある緑色のベリー類果物です。その一粒の大きさは約1cmと小さく、成熟期には赤紫に色づき、種のツブツブした食感と比較的強い酸味が特徴です。「グーズベリー」の語源として、ガチョウ料理に合うという一説もあり、昔はその強い酸味はフルーツとしてよりもサラダなどに加えることが多かったようです。日本では涼しい地域限定での栽培となり、流通量はそれほど高くなく、生の新鮮な果実を市場で目にすることは珍しい果実です。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類としてはスグリ科スグリ属落葉低木の果実で、いくつかあるベリー類の一種です。このスグリ属(酸塊属)は枝にトゲのあるものが多く、果実は子房状の液果であり、小さな種子を多数含んでいるのが特徴となります。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

ベリー類の原産国はヨーロッパから西アジアあたりと言われていて、グーズベリー(セイヨウスグリ)はヨーロッパが原産とされています。地中海性気候をはじめとした暑すぎない地域と言えるでしょう。現在では約150種が北半球の温帯~亜寒帯に生息しています。同様の原産国である果物は、ベリー類ではラズベリー・イチゴ・カシスがあり、その他の果物としては洋ナシ・リンゴ・サクランボ・ブドウなど幅広い種類が当てはまります。ちなみにキウイフルーツは別名「チャイニーズ・グーズベリー」との呼び名もありますが、原産国は同じではなく中国です。

種まき時期に関しての注意特徴

ベリー類の中でもグーズベリーの種まきは、日本では12月~3月という寒い時期となります。日当たりは午前中が良く、午後は木陰となるような場所に種まきしましょう。水やりは、土の表面が乾いて来たら、鉢植えなら底から流れ出るくらいを目安にあげます。

収穫時期に関しての注意特徴

果実の収穫時期は6月中旬~7月中旬頃です。果実が青いうちは酸味が強く、熟すと少しずつ酸っぱみが抜けてきます。加工する場合は早めに、生食の場合は熟してからといったように、目的に応じて収穫時期を変えましょう。

病害虫の特徴

ベリー類の病害虫としてはうどんこ病・斑点病に患う確率が高く、カイガラムシ類は大量発生してしまうことが多々あります。害虫に気づいた時にはすでに大量になってしまっているということが特に多いですので、注意しましょう。

栄養分に関しての特徴

含有される主な栄養分は、貧血予防や胎児先天性障害発症リスク軽減となる葉酸・疲労回復やアンチエイジング効果のクエン酸など、女性に嬉しい効果が期待できます。果実可食部100gあたりのエネルギーは52kcalとなっています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

この果樹は茂み状になり生長していく特徴がありますので、病害虫を防ぐ目的も兼ねて剪定・2年に一度の植え替えが必要となってきます。枝にトゲが多いので、分厚いゴム手袋が必要なアイテムとなります。夏の暑さ・乾燥にも弱いので、マルチングシートもおすすめアイテムです。

果物の歴史

ベリー類であるグーズベリーは、ヨーロッパにおいては古い時代より広く生息しており、小説などにもたびたびジャムとして出てきたりと生活に密着している果物です。日本には明治時代に渡来してきたと言われています。

おすすめの食べ方料理方法

果実の旬は初夏~夏で、食べ方は果皮が赤紫色に熟してきていれば生のまま、水洗いしてから皮ごと食べることが出来ます。完熟となっても酸味はけっこう強く残っていますので、砂糖を加えて煮詰めジャム・ソースにすることも多いです。これらを生かして寒天やゼラチンを加え、ゼリーも作ることが出来ます。ワイン(赤白ロゼどれでも可)・レモンスライス・水・砂糖と煮込んでコンポートにすると、甘さ控えめで程よい酸味のドリンクとしても楽しむことが出来ます。この分量のコンポートですと糖度が低いので、数日内に食べ終わるようにしましょう。

果物育て方の注意点まとめ

ベリー類は寒さには強くて-30度でも耐えることが出来るものもありますが、暑さにとても弱いです。そのため、熱帯・温暖地域よりも涼しい東北地方や北海道などが適地であり、関東地方以北での栽培では花芽が付きやすくなります。暑い時期の気温・乾燥には注意が必要となりますが、水はけが悪い土では根腐れを起こしますので、かなり手間をかける必要のある果樹の一つとも言えます。自家結実性がありますので、1本の木で結実します。受粉樹は必要ありません。3~4年収穫した株元から出ている枝は花芽が付かなくなってきますので、枝元から切り、新しい枝を出させるようにします。

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