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カキ(柿)の種類【四ツ溝】について育て方や情報

カキ(柿)の種類【四ツ溝】について育て方や情報

【四ツ溝】とは、カキ(柿)の品種で完全渋柿の一種です。カキ(柿)は、日本からヨーロッパへと伝わった数少ない果物の一つで、その後北アメリカへと伝わっていきました。そのため、学名にも「kaki」という名称が付けられています。英語では「persimmon」と表記されますが、これはアメリカ東部に住むインディアンの言語で「ペッサミン」に由来しており、意味は「干した果物」で先住民たちが昔、アメリカガキを干して保存食にしていたことに基づきます。この品種の名称は、果実の側面に4つの溝があることから、「四ツ溝(ヨツミゾ)」と呼ばれるようになりました。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

カキ(柿)の果物分類としては、ツツジ目・カキノキ科・カキノキ属の落葉樹で、カキノキ科1種に属します。この果物は東アジアの固有種であり、雌雄同株の植物です。この果物の品種は非常に多く、その数は1000種類を超えるとされていますが、大きく分けると渋柿と甘柿の2種類に分けることができます。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

カキ(柿)の原産国は中国で、長江流域に自生していたとされています。日本には奈良時代に伝わり、今では海外へ輸出するほどの生産国となっています。日本の主な生産地は、1位が和歌山県で4万3400トン、2位が奈良県で2万6800トン、3位が福岡県で1万7800トンとなっています。この品種の主な産地は静岡県で、その他にも山梨県や神奈川県でも生産されています。栽培面積が多い品種は、1位が富有で全体の約25%、2位が平核無で約17%、3位が刀根早生で約15%となっています。世界の主な生産国は、1位が中国で約353万9000トン、2位が韓国で35万2000トン、3位が日本で21万5000トンです。

種まき時期に関しての注意特徴

カキ(柿)の種まき時期に関してでは、11月~3月ごろが適期とされており、収穫した果実の中から取り出した種を使用することができます。種を蒔く際には、育苗ポットなどに赤玉土の小粒タイプを入れてまきます。土が乾かないように管理することで、春先の暖かい時期にあると発芽します。

収穫時期に関しての注意特徴

カキ(柿)の収穫時期は、品種や栽培方法によって多少の差があります。早生種やハウス栽培では早いもので8月中旬から収穫が始まります。露地物は9月ごろからで、多くの品種が店頭に並ぶのは10月中旬~11月にかけてです。四ツ溝は10月中旬~12月上旬までが収穫の時期となります。

病害虫の特徴

カキ(柿)が被害に遭いやすい主な病害虫の特徴は、病害では主に炭そ病と落葉病が多く発生します。特に炭そ病は5月ごろから葉に褐色の斑点が現れ、やがて枝や果実までもが枯れて落果してしまいます。害虫ではカキノヘタムシガ、イラガ類、カキクダアザミウマなどがあります。

栄養分に関しての特徴

カキの栄養分に関してでは、タンニンは血液中のアルコール分を体外へ排出させる作用があるため、副腎機能の低下を抑制する効果があります。またビタミンAとなるβカロテンやビタミンCが豊富なため、ガンや風邪、老化の予防に効果的です。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

カキを育てるのに必要となるアイテムは、基本的に受粉しなくても実が付きますが、より良い実を付けたい場合には人工授粉を行います。その際には綿棒などを使うと簡単です。用土は、やや粘土質で腐植質のものを好むため、腐葉土を用意します。剪定は必要なため、剪定バサミも用意しましょう。

果物の歴史

カキ(柿)の歴史は日本には奈良時代に書かれた古事記や日本書紀に登場することから、少なくともこの時代には既に日本でも食されていたと考えられています。干し柿も古くから保存食として存在しており、日本には平安時代には既に作られていたようです。

おすすめの食べ方料理方法

四ツ溝のおすすめの食べ方としては、この品種は完全渋柿ですが、渋抜きをすることで甘みの強い柿になり、生食が可能となります。味も緻密で美味しいです。渋抜き方法としては、二酸化炭素や焼酎などが用いられます。また縦長の形をしているので形の良い干し柿も作れます。干し柿はとても甘く果肉もねっとりとしてとても美味しいです。この干し柿を使ってタルトレットや焼き菓子などを作っても美味しいです。また、朝食には一口大にカットしてヨーグルトと和えれば、干し柿の甘みはヨーグルトの酸味を抑えてくれ、美味しく頂けます。チーズとの相性も良いので、お酒のおつまみにしても良いでしょう。

果物育て方の注意点まとめ

カキ(柿)の育て方で注意すべき点としては、無剪定で育ててしまうと、実のなる年とならない年が交互にやってくる「隔年結果」を招いてしまいます。そのため、隔年結果を予防するために、毎年決まった時期に剪定を行うことがとても重要です。剪定に最適な時期は冬期の休眠期間である1月ごろです。剪定する際に最適な仕立て方は自然形で、カキでは主流です。主幹を短くし、そこから3本の亜主枝を出します。そして側枝をバランスよく伸ばしていきます。また、枝の先端は切り戻しを行い、混み合っている枝や不要な枝は切っておきましょう。前年に伸びた枝の先端を短くすると実が付かないので、注意が必要です。

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