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キュウリについて育て方や情報
キュウリはその水分の高さに大きな特徴を持ちます。あらゆる種類の野菜がありますが、その中でも最も高い水分量を持っています。果実の殆どが水分なので栄養価は低いですが、くせのない味でパリッとした食感を持ち和食、洋食、中華などあらゆる料理に使用されます。特有の青々しい香りをもち食欲をそそりますが、一方でその香りが苦手という人もいます。現在では品種改良が重ねられている為より食べやすくなっています。黄瓜という語源を持つことから本来実が熟せば黄色くなりますが実が落ちてしまうので今では緑の未熟な状態で食されるのが一般的です。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
野菜分類の特徴
野菜分類は正式な植物学では名目がスミレ、科目がウリ、種名がキュウリです。従ってスミレ目ウリ科キュウリ属ということになります。一年生果菜と呼ばれる発芽してから一年の間に果実に成長し開花後に種を残したら枯れる植物に分類されます。
原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介
原産国はインドで、正確にはインドの北部のヒマラヤ山麓です。現地では3000年以上も前から栽培されていたと言われており、中国を経由して日本に伝えられたのは10世紀頃という説があり、江戸時代の後期から日本でも栽培がされるようになりました。インドを原産国とする野菜には、キュウリのように果菜類だとえごま、とうがん、なす、にがうり、へちまなどが挙げられます。その他葉菜類であればつるむらさき、やまほうれんそう、バジル、根菜類だとさといも、こんにゃく、はすいもが挙げられ日本の食卓でも身近な野菜として知られています。
種まき時期に関しての注意特徴
キュウリの種まき時期は4月の上旬~7月の上旬で、品種によっては3月から種を蒔いていいものもあります。寒さにとても弱く15度以下の気温になると枯れてしまうことが多くなります。従って種まき時期は地域毎の気温によって判断する必要があります。
収穫時期に関しての注意特徴
キュウリの収穫時期は一般的に6月の上旬から9月下旬までと言われています。種を蒔いてから収穫までは60日前後とされており、開花から10日程で収穫できます。最初の収穫では8センチ~10センチ程のものをいったん収穫し、その後は15センチ~20センチ程度のものを成長速度に注意しながら収穫します。
病害虫の特徴
キュウリの病害虫の特徴として、ワタヘリクロノメイガの幼虫が葉を食べ荒らす食害があります。その他、ワタアブラムシが寄生することによる生育阻害、ウリキンウワバやウリハムシによる食害が特徴として挙げられます。
栄養分に関しての特徴
キュウリの栄養分はβカロテンがまず第一に挙げられます。また塩分を排泄する作用のあるカリウムを多く含んでいます。キュウリの成分は利尿効果があることからむくみ対策になる、また身体を冷やすといった効能もあります。
育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム
キュウリは畑のみならず少ないスペースでも簡単に育てることができます。その際に必要なアイテムはプランター、培養土などの野菜を育てるのに適した土、また成長すると弦が伸びるため、それを支える支柱とネットです。
野菜の歴史
今となっては日本人にとってとても馴染み深い野菜ですが、インドで3000年以上前から栽培された後中国を渡って日本に伝えられた当所は、野菜の切り口が葵の紋所ににており武士が恐れて食べなかったという言い伝えがあります。
おすすめの食べ方料理方法
味にくせがなく、食感がしゃきしゃきとしているのでそれを活かした漬物、サラダ、酢の物としての食べ方がおすすめです。またサンドイッチに挟むとハムや卵など他の具が多少くどくてもさっぱりとした味に仕上がります。かっぱ巻きなど、キュウリを酢飯と海苔で巻くだけでも立派な一品になりますのでそのままでも美味しいです。炒め物にする場合は、豚肉や鶏肉などの肉類と一緒にゴマ油で炒め、しょうゆ、生姜、鶏がらスープの素で味付けすれば中華風の一品に仕上げることができます。そのままでも漬物でも、炒め物でも、また揚げても良い万能な野菜です。
野菜育て方の注意点まとめ
キュウリは15度以下の気温に晒されると枯れてしまう危険があります。種を蒔く時期は気温に注意しましょう。梅雨の時期になるとうどんこ病や、べと病といった様々な病気が発生しやすくなるので排水対策もしっかり行う必要があります。乾燥しても過湿でも病気になってしまうので適切な水分の調整が必要となってきます。また病気と同じように注意したいのがアブラムシなどの害虫です。害虫が発生するのを未然に防ぐため、薬剤を使用するのも一つの方法です。無農薬で育てたい場合はシルバーテープとうで虫の飛来を防止する方法もあります。
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