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オクラについて育て方や情報

オクラについて育て方や情報

オクラはアオイ科に属する一年草の食用果実で、アメリカネリや陸蓮根とも呼ばれています。英名もokraですがトゥイ語が語源となっており、形が婦人の指に似ていることから、海外ではLady's fingerと呼ばれることもあります。健康志向の高まりにより注目されるようになった野菜で、特に体に良いとされる独特のネバネバが人気の要因の一つとなっています。かつては鹿児島や沖縄など一部地域で食される程度でしたが、昭和50年代以降徐々に広まり、現在は全国的に知られています。一般的なオクラのほか、島オクラやダビデの星など種類も豊富で、国内では年間1万トン以上生産されています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

野菜分類は、アオイ科トロロアオイ属になります。アオイ科では他にハイビスカスやタチアオイなどが有名ですが、同じトロロアオイ属ではリュウキュウトロロアオイなどがあり、オクラと同じように黄色い花を咲かせるという特徴があります。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

原産国は諸説あり、エチオピアやスーダンなどアフリカの北東部で、その後世界に広まったとされていますが、野生種がインドにしか存在しないことからインドが原産国という説もあります。アフリカでは日本のオクラとほぼ同じ形状のものが流通し、「ガンボ」として親しまれています。他の食材と一緒に煮込む「ソース・ボンゴ」は、現地に伝わる家庭料理の一つです。インドは全世界のオクラ生産量の約75%を占めるほどで、年間600万トン以上生産されています。日本のドライカレーのような料理「サブジ」に入れることも多く、古くから愛されている食材です。

種まき時期に関しての注意特徴

暑さに強い反面寒さに弱いため、種まきは4月中旬から下旬にかけて行うのが一般的です。種を撒いたら土を1センチ厚程度盛ると同時に、温度が下がらないようビニールトンネルなどで保護し、芽が出やすい状態にします。苗の植え付けは、5月頃に行います。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫までは定期的に追肥し、風通しが良くなるよう一部の葉を切ります。生育する7月以降が収穫時期となりますが、遅くなると固くなってしまうので、時期を逃さないよう注意します。皮膚に樹液が付くとかぶれてしまうことがあるため、収穫の際には長袖を着用し軍手をするのが良いでしょう。

病害虫の特徴

病害虫には、病害ではうどん粉病や葉すす病、斑点病があります。うどん粉病は葉に白カビが付着することにより発症し、円形の斑点が見られます。害虫ではネコブセンチュウの被害に遭いやすく、寄生すると育成が抑制されてしまうため特に注意する必要があります。

栄養分に関しての特徴

オクラにはベータカロチンやカリウム、カルシウムなどの栄養分のほか、ペクチンやムチンなどの複合多糖類も多く含まれています。ペクチンやムチンは、独特のネバネバの元となっているもので、コレステロールの低下や整腸作用があるとされています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

苗作りにはアイテムとして大型のプランターがおすすめですが、発泡スチロールで代用することができます。土には市販の野菜用培養土を使用し、育成期間が長いため堆肥も必要になります。気温が低めに推移する可能性がある地域では、温度が下がらないようビニールトンネルを使用するのが効果的です。

野菜の歴史

アフリカ北東部やインドを原産とし、古代エジプトでは紀元前から栽培されていました。アメリカへは18世紀に伝わり、19世紀以降には生産も開始されています。日本に伝わったのは明治期で、当初は沖縄や鹿児島など地域限定の野菜でしたが、徐々に広まり現在は全国区となっています。

おすすめの食べ方料理方法

生でも食べることが出来る食材ですが、和え物や炒め物、スープの具としても好まれます。熱に弱いため、さっと茹でたおひたしも人気です。胡麻和えは、軽く蒸したオクラを水切りし、胡麻や酢と和えるだけで簡単に作れる食べ方の一つです。カレー炒めは、カレールーで炒めるだけの簡単な料理で、カレーとオクラを使った料理はインドでもポピュラーなメニューです。同じようにネバネバを持っている納豆との相性も抜群です。塩もみしたオクラを2分程度茹でた後、水切りして小口切りにします。あとは納豆とめんつゆを入れ、混ぜるだけで出来上がります。

野菜育て方の注意点まとめ

寒さに弱いため、種まきは最低気温が10度を下回らない4月中旬以降に行い、ビニールトンネルなどを用い保温に心掛けることが重要です。気温が低めの地域で育成する場合は、そのぶん時期をずらします。苗作りの際には、成長が遅れている部分は栄養分が行き渡るよう間引くことも必要です。風通しが良く日が当たりやすい場所を選び、植え付け前には土に石灰や堆肥を混ぜ、化成肥料を使用するのも効果的です。成長に時間を要するため、開花後や定期的な追肥を行います。収穫時期が遅れると表面が繊維化し固くなるため、若干早めに収穫するようにします。

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