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ニラについて育て方や情報
炒め物などで、深い緑の葉っぱが食欲をそそるニラは、栄養豊富な緑黄色野菜です。ニラの特徴として、独特の強い香りがありますが、これはネギやニンニクにも含まれる硫化アリルの一種「アリシン」によるもので、食欲増進の元にもなります。この成分は根元近くに多く含まれるので、調理するときは根元付近を細かく刻むと、より香りが引き立ちます。しかし、食べた後の匂いが気になるという人も多いようで、よく売れるのは週末だそうです。一般的によく利用されるのは「葉ニラ」ですが、他にも日光を当てずに育てた「黄ニラ」、花芽を集めた「花ニラ」なとがあります。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
野菜分類の特徴
野菜分類としては、ユリ科ネギ属の多年草です。ネギやニンニクの仲間です。これらの野菜は、独特の強い香りを持つという点でも共通しています。この強い香りが敬遠され、精進料理には用いられなかった時代があります。
原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介
原産国は中国西部です。東アジアの各地に自生しています。ネギ属の野菜は同じ地域を原産とするものが多いのですが、ネギやニラ、ワケギは同じ中国・東アジアが原産国です。どれも中華料理には欠かせない野菜です。同じく中華料理には欠かせないニンニクですが、中国が原産と思いきや、実は中央アジア・西アジアが原産国です。古代エジプトで最初に食べられていました。インドを経由して中国に伝わったのはその後です。中国原産の野菜といえば。他にもハクサイやチンゲンサイ、ナガイモなどがあります。日本でも欠かせないダイズも中国原産の植物です。
種まき時期に関しての注意特徴
発芽適温は20度前後です。ポットや畑の片隅に種まきをします。20センチ程度まで育ったら、定植してやります。ただ、種から育てるのは、収穫までに1年以上かかるので、早く食べたいという方には苗から育てるのがおすすめです。
収穫時期に関しての注意特徴
収穫時期は春から初夏と言われますが、しっかり育てば秋頃まで何度でも収穫できます。収穫するときは、株元から3~4センチ上を刈り取ります。夏には葉に混じって花芽が伸びます。これも美味しく食べられますが、茎は少し固いので、よけておいて別に調理するのがいいでしょう。
病害虫の特徴
香りの強い植物ですので、病害虫はほとんどつきません。ただ、長年の栽培による菌の繁殖などが原因で、さび病などにかかることがあります。枯れた葉やオレンジ色に病変した葉っぱを見つけたら、直ちに取り除きましょう。
栄養分に関しての特徴
緑黄色野菜の中でも栄養分が豊富な野菜です。香り成分のアリシンはビタミンB1の吸収を助け、血をサラサラにする効果があります。ビタミンAも多く含み、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれます。他にもビタミンE、ビタミンC、葉酸、ビタミンB2も含まれます。
育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム
おすすめのアイテムは段ボールもしくは黒ビニールです。一度収穫したニラの株に、充分な肥料と水を与え、段ボールをかぶせるか、黒ビニールを2~3枚重ねてかぶせて遮光してやります。1ヶ月程度で高級食材の黄ニラが収穫できます、
野菜の歴史
野菜の中でもかなり歴史のある植物です。古い文献では古事記や万葉集にも登場します。江戸時代までは、野菜ではなく薬草として扱われていました。野菜として広く食べられるようになったのは明治時代以降のことです。
おすすめの食べ方料理方法
ニラは長時間加熱することで、風味も色も悪くなり、食感も落ちてしまいます。調理するときはさっと加熱する程度にしましょう。単品でおひたしなどにしても美味しいですが、おすすめの食べ方は、クセの強い食材と合わせることです。レバニラでレバーの臭みが抑えられるように、食材のをクセを和らげ、うまみを引き立てます。キムチや納豆と合わせて炒めれば美味しいです。、ピータンに刻んだニラとごま油を混ぜたものをかけたり、茹でたニラをブルーチーズと和えるのもおすすめです。ちょっとクセが強すぎる食材も、不思議と美味しく食べることができます。
野菜育て方の注意点まとめ
長い間楽しめる野菜ですので、一株あると便利です。潅水と追肥さえしてやれば放っておいてもどんどん成長します。株が大きくなりすぎると根元付近は硬くなってしまうので、冬の間に一度掘り起こして株分けしてやります。根はかなり張っている上に、がっちり絡み合っていますが、多少強引に扱うくらいは平気です。3~4株づつにしたら芽先を埋めてしまわないようにして土に戻してやります。近くに生えていた有毒植物のスイセンを間違えて誤食する事故が発生していますので、植える場所の周りによく似た植物が生えていないかだけは確認しましょう。
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