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バジルについて育て方や情報
バジルとはバジリコとも呼ばれる植物で、和名ではメボウキといい、シソ科メボウキ属の多年草です。しかし、日本の気候では冬を越すことが出来ないので、一年草として扱われています。バジルはインド、熱帯アジアが原産となるハーブの一種で、名前の由来はギリシャ語のバジレウスだと言われています。バジルには150種類以上の品種があり、香りの主成分はエストラゴール、リナロール、オイゲノールなどで、刺激性は低いので生でも食べられることが特徴です。イタリア料理で多く使用され、イタリアではバジリコという名前でよく知られている植物です。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
野菜分類の特徴
野菜分類としては、バジルは150種類以上ある品種の総称であり、品種を細かく分けると、ホーリーバジル、シナモンバジルなどがあります。日本では家庭用の乾燥ハーブをバジル、産地によってバジリコとの名称の区別がされています。
原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介
原産国はインドや熱帯アジアが該当します。その他のインド原産の植物としては、アイがあります。アイは藍染めに利用される植物であり、日本では奈良時代から使用されている伝統的な植物です。また、バジリコは現在では食用として主に使用されていますが、昔は別の用途で使用されていました。インドでは神聖なハーブとされており、神に捧げるために用いられ、エジプトなどでは、墓に植える草として使用されていました。インドや熱帯アジアでは儀礼や迷信と結び付けられることが多く、現在とは全く違った用途で使用されてた経緯が存在しています。
種まき時期に関しての注意特徴
バジルは日光がとても好きな植物で、日光を当てることでより育つ特徴があります。また、気温が20度を超えると発芽する特徴もあります。そのため、種まきの時期4月から6月頃が適切といわれており、気温に応じて種まきの時期を決めると良いでしょう。
収穫時期に関しての注意特徴
バジルの収穫時期は、生育期の終盤である10月頃を目安に行います。収穫までには摘芯を行うことによって、さらなる収穫が見込めます。摘芯とは手入れの1つで、花が咲く前に枝の先端を摘みとっていきます。こうすることで、栄養が新しい葉や枝を作るために使われ、より育っていきます。
病害虫の特徴
バジルを育てる際に気をつけるべき病害虫として、アブラムシがいます。アブラムシは新芽や茎に付着し、植物の栄養素を奪い取ってしまいます。そのため、アブラムシを見つけた場合には、捕獲する、あるいは薬剤で防除する必要があります。
栄養分に関しての特徴
栄養分の中で特筆すべきは、βカロテンです。βカロテンには免疫力を高める効果があり、抗酸化作用も期待できます。抗酸化作用とはアンチエイジングに効果があるといわれており、がんや動脈硬化を引き起こす有害な要素から体を守ってくれる作用のことをいいます。
育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム
バジルは比較的簡単に育てることが出来るため、ベランダで栽培することも可能です。そのような場合のアイテムとして、プランターを用意しておくと便利です。また、栄養が重要になるので、他の植物よりも肥料を多めに用意しておくと良いでしょう。
野菜の歴史
バジルはアレキサンダー大王によって、インドからヨーロッパへと伝わったといわれています。イギリスには16世紀、アメリカには17世紀に伝わりました。歴史的に見てもポピュラーなハーブであり昔のインドでは、故人が黄泉の国に無事たどり着けるようにとの意味を込めて使用されていました。
おすすめの食べ方料理方法
生で食べられる植物なので、様々な料理に合わせることが出来ます。例えば、オススメの食べ方としては、薄切りのモッツァレラチーズと野菜と一緒にサラダにして食べたり、パスタに和えても美味しく食べることが出来ます。生で食べることができるので、完成された料理につけあわせるだけでも十分です。また、ペーストを作っておくと、より多くの料理に使用することが出来ます。ペーストは必要な材料をミキサーに入れて混ぜるだけで簡単に作ることができ、冷凍保存も可能なので、作りすぎてしまった場合などにはペーストを作っておくと使い勝手がよく美味しく食べることができます。
野菜育て方の注意点まとめ
育て方の注意点として、まず、20度以上の気温にならなければ発芽しないことがあげられます。時期や場所によって気候は大きく変わるので、育てる場所によっては注意が必要です。また、摘芯を行うことによって、より美味しく、多く収穫することが出来ます。摘芯は1回から数回程度行うのがちょうど良く、花がさく直前くらいがベストのタイミングです。摘芯を行わないと、植物全体に栄養が行き渡らず、成長を阻害してしまいます。しかし、摘芯を行うことで、新しい栄養分を作ろうとする働きが生まれ、植物の成長をより助けてくれるのです。
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