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シシトウについて育て方や情報

シシトウについて育て方や情報

シシトウはピーマンと同じナス科の一種で、伏見甘唐辛子や山科唐辛子らと共に甘味種の仲間になります。正確には「獅子唐辛子」で、先端部分が獅子の頭部に似ていることが名前の由来となっています。地域によっては「南蛮」と呼ばれることもありますが、他方では別物を指す場合もあります。成熟するとカロチノイド系色素が出現するため赤みを帯びてきますが、成熟前の緑色の物を食するのが一般的です。青唐辛子や南蛮と違い辛味が無いのが特徴で、発育状況などの理由で稀に辛味が増すこともあります。日本国内では年間6000トンあまり生産され、その半分近くを生産している高知県では名産品の一つとなっています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

野菜分類は、ナス目ナス科トウガラシ属になります。春に種をまき、初夏から秋にかけて収穫を行う非耐寒性一年草です。トウガラシは辛味種と甘味種に分かれますが、シシトウは甘味種にあたり、パプリカやピーマンと同種です。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

祖となる唐辛子は中南米地域が原産地ですが、シシトウは日本に入ってきた唐辛子を改良したもので、原産国は日本です。甘味種では他に伏見甘長唐辛子や、万願寺とうがらしも知られています。伏見甘長唐辛子は10センチを優に超える大型種で、京都府伏見区で栽培されていたことから命名されました。「ひもとう」とも呼ばれ、京野菜の一つに数えられています。万願寺とうがらしもまた10センチを超え、伏見甘長唐辛子と海外種の交配により誕生しました。これら以外にも奈良県の「ひもとうがらし」など、日本国内には品種改良により多様な甘味種が存在しています。

種まき時期に関しての注意特徴

寒さに弱く高温を好むため、種まきや植え付けは5月以降に行い、成長を促すためマルチや寒冷紗で保温するようにします。乾燥状態を好みますが、雨が続くと腐る可能性があるため、日当たりが良く水はけも良い場所を選ぶことも重要です。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は6月上旬以降になりますが、一番果が成った後も暫くは早めに摘み取り、株の負担を減らします。開花してから約2週間から3週間で実が7センチ程度になり、この時期が収穫の目安となります。収穫が遅れると実が成熟し赤味を帯びてくるため、遅れないよう注意します。

病害虫の特徴

病害虫は、病害では立枯病や葉脈間黄化症、うどんこ病などに注意する必要があります。害虫ではタバコガやアブラムシ、チャノホコリダニが有名です。実に小さな穴が空いている場合は、タバコガの幼虫が住み着いている可能性があるため、見つけ次第すぐに切り取ります。

栄養分に関しての特徴

栄養分は食材100g中ビタミンCが約50mgと多量に含まれるほか、ビタミンB6が約0.4mg、カリウムが約400mg、このほかベータカロチンも豊富で、栄養価が高いという特徴があります。辛味種ほどではありませんが、カプサイシンも含まれます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

酸性土を嫌うため、土作りの際には苦土石灰がおすすめです。寒さに弱いことから、地温を保持するためのマルチや寒冷紗は必須アイテムとなります。枝が強くないため支える支柱のほか、定期的な追肥用の肥料も準備しておく必要があります。

野菜の歴史

南米で生まれた唐辛子の辛味種が日本に伝わったのは17世紀の初頭で、京都など一部地域で栽培が開始されました。その後、ヨーロッパから伝わった甘味種との交配や、品種改良により多くの甘味種が誕生し、シシトウは第二次世界大戦後に日本全国へと広がりました。

おすすめの食べ方料理方法

揚げ物や炒め物、焼き物などで食すのが一般的ですが、辛味種と違い生食も可能なため、味噌などを付ける食べ方もあります。油との相性は抜群で、天ぷらや素揚げにしても美味しく頂けます。揚げる時には膨張しないよう、事前に穴を開けるのがポイントです。油でさっと炒め、みりんや醤油、ゴマなどで和えたり、肉詰めにしても美味です。かつお節と醤油をかけフライパンで軽く炒めたり、炭火による素焼きも定番メニューの一つです。塩だけで炒めても十分に美味しさを味わうことができ、凝った料理法でなくとも手軽に楽しめるのがシシトウの魅力です。

野菜育て方の注意点まとめ

風が通り日当たりの良い場所を選びますが、酸性土を嫌うため、植え付けの2週間ほど前には苦土石灰を土に混ぜます。寒さに弱いため、遅霜の心配が無く地温が高くなる5月以降に植え付けるようにし、植え付け後は寒冷紗やマルチ等を用い、地温の保持に努める必要があります。株間は40センチから50センチ程度とし、枝の保護を目的として支柱を立てます。成長を促すため育てる枝は3本程度までに留め、それ以上の枝は摘みます。収穫期間が長いため、雑草を取り払うほか、定期的な追肥も必要です。花が咲き、実が7センチ前後になった頃が収穫の合図です。

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