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西洋ナシ(西洋梨)の種類【シルバーベル】について育て方や情報

西洋ナシ(西洋梨)の種類【シルバーベル】について育て方や情報

西洋ナシ(西洋梨)のシルバーベルは、山形県園芸試験場でラ・フランスの自然交雑実生から選抜育成された品種です。育成者である鈴木寅雄氏の「すず」をとり、「シルバーベルと名づけられました。ラ・フランスと比べるとシルバーベルや大きく、やや細長いバートレットに近い果形をしています。大きさは平均350グラムから450グラムほどになり、大玉になると800グラムにもなります。果肉は緻密で果汁たっぷりで、ラ・フランスと同様に柔らかい西洋ナシ(西洋梨)特有の食感です。さらにシルバーベルは甘味も強く、酸味も程よく加わります。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

西洋ナシ(西洋梨)の果物分類は、バラ科のナシ属の木になる果実の総称とされます。和ナシと中国ナシの東洋種系ナシと並ぶナシの分類のひとつです。全体的に芳醇な香りと濃厚な味わい、そして柔らかい果肉が西洋ナシの特徴となります。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

西洋ナシ(西洋梨)の原産国は、温帯ヨーロッパや西アジアに自生していました。ヨーロッパは北大西洋海流という赤道付近からやって来る暖流の上を、偏西風が吹いているため温暖な気候となっています。さらに分類すると温暖湿潤気候と西岸海洋性気候・そして地中海性気候となります。これらの国で採れる果物は、すいか・りんご・いちご・さくらんぼ・ブルーベリー・ラズベリー・ブラックベリーなどがあります。西アジアではスイカやメロン・ザクロ・パパイヤ・マンゴー・バナナ・レモンやライム・マンゴスチンなどの南国特有な果物が豊富です。

種まき時期に関しての注意特徴

シルバーベルの種まきは、3月ごろが最適となります。核性の種は発芽させるのに後熟させる必要があります。ですので、きれいに水で果肉などを洗った後に、乾燥させないよう水に漬けて冷蔵庫などで低温にさらします。

収穫時期に関しての注意特徴

西洋ナシ(西洋梨)は和ナシと異なり、収穫した後で一定温度で保存し、成熟させる必要があります。晩生種の西洋ナシは早いもので10月下旬が収穫時期となります。11月が最盛期となり、追熟させて11月下旬から12月初旬が食べごろとなります。

病害虫の特徴

西洋ナシ(西洋梨)の病害虫は、赤星病がもっとも注意が必要です。この病気は感染力が強く、葉から実まで感染します。害虫ではハダニ類やシンクイムシ・カメムシが付きます。カメムシは硬い実を好み、小さい実から汁を吸います。

栄養分に関しての特徴

西洋梨の栄養分は疲労回復に役立つアミノ酸に1つであるアスパラギン酸や、咳き止めや解熱効果のある糖アルコールのソルビトール等を含みます。またたんぱく質を分解する消化酵素のプロテアーゼは、食後にデザートで食べても効果があります。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

西洋梨を育てるためにおすすめのアイテムは、実を鳥から守るための防鳥ネットです。また西洋梨は冷涼な土地を好むので、夏の暑さを防ぐための寒冷紗も関東地方では必要でしょう。また防風や防雪ネットも必要に応じて用意してください。

果物の歴史

西洋ナシ(西洋梨)はもともと温帯ヨーロッパや西アジアに原生していました。古代から栽培されていましたが、ドイツ・イギリスで栽培されるようになったのは16世紀になってからです。日本へは明治に伝わったものの栽培の難しさから定着しませんでした。

おすすめの食べ方料理方法

西洋梨のおいしい食べ方は、まず生のままでその香りと食感を楽しんでください。生ハムやクリームチーズと共に、またはサラダに入れるのも良いでしょう。皮のむき方ですが、くし切りにして芯を取り除き、面取りをするようにかわを剥きます。薄くスライスして冷やしたものをデザートにする場合、ちょっと手を加えてグラニュー糖を表面にまぶし、バーナーでキャラメリゼにしたものをテーブルに。コンポートにするならば、シロップだけで煮るものとワインと煮るものがあります。美味しくするポイントは、シロップとワインを同量にすることです。

果物育て方の注意点まとめ

西洋梨の育て方は、一部の品種を除いて自家受粉しないので、結実させるには他品種との混植えをします。品種も相性があり、よい相性のものを組み合わせる必要があります。また、生垣などに使われるカイヅカイブキ(ビャクシン類)は梨の病気のひとつである赤星病の病原菌を媒介するので、ビャクシン類の近くには梨を植えないようにしましょう。植え付け時期は12月または3月で、高さが60センチから70センチほどになったら切り返しで植えます。西洋梨は冷涼で雨の少ない地を好むので、水の管理は重要です。夏の乾燥も嫌うので、根もとに数箇所穴を開けて1週間に1度水をたっぷりやります。

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