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エンダイブについて育て方や情報

エンダイブについて育て方や情報

エンダイブはニガチシャという名前で呼ばれることもあります。その名からわかるとおり、葉に独特の苦みが特徴の野菜です。緑が濃いほどに苦みは強くなり、食用には適さなくなります。まだ若く、緑の薄い部分はほろ苦さが美味を感じます。そのため、生のままサラダにして食べられることも多いものです。青紫色の花を咲かせるため、観賞用として栽培されることもあります。また、水耕栽培もしやすく、土を使わずに室内で培養する植物工場での栽培にも適した野菜でもあります。和名はキクヂシャで、これはキク科の植物であることと、レタスの和名であるチシャを合体させたものです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

野菜分類としては、葉菜類になります。主に食用とされるのは葉の部分です。花もエディブルフラワーとしてそのままサラダに入れたり砂糖漬けにされたりします。植物分類としては、キク科タンポポ亜科キクニガナ属に属します。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

原産国は東地中海沿岸地域です。地中海性気候の地域に属すため、一般的には暑さや乾燥に強く、湿気に弱い植物が多いのですが、エンダイブの場合、湿り気を好み、涼しい気候に適しています。同様の原産国の野菜には、リーキがあります。下仁田ネギに似たネギ属の野菜で、西洋ネギ、ポロネギとも呼ばれます。リーキもエンダイブ同様に、涼しい気候を好む野菜です。キャベツも地中海沿岸が原産国ですが、こちらは涼しい気候を好みながらも湿気には弱い野菜です。原産地が同じであっても適した気候や育て方は同じとは限りません。栽培にはそれぞれに合った方法をとるのがよいでしょう。

種まき時期に関しての注意特徴

エンダイブの種まき時期は3月初めかもしくは8月下旬になります。発芽に適した温度が20度前後になりますので、春は温かい場所、夏に蒔くのであれば涼しい場所で管理する必要があります。発芽率は比較的高く、4日ほどで芽が出ます。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は、春蒔きであれば5月から6月、夏蒔きの場合、10月から11月です。成長が早いため、種まきから2か月ほどで収穫できます。緑の葉は苦みが強いため、ある程度育ったら外の葉を上から縛って巾着状にまとめて軟白処理をし、一週間ほど後に収穫します。

病害虫の特徴

かかりやすい病害虫には、病気では菌核病、害虫ではアブラムシやヨトウムシがいます。ヨトウムシは特に要注意で、つくとすぐに葉をボロボロに食害されてしまいますので、見つけ次第駆除してください。菌核病にかかると株が腐って枯れてしまうため、その部分は捨て、殺菌剤を撒くようにします。

栄養分に関しての特徴

エンダイブには栄養分がたっぷり含まれており、特に豊富なのがカリウムやカルシウム、β-カロテンです。カリウムには高血圧に効果的で、塩分を排出する役割を果たします。β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、視力維持や粘膜保護の働きをします。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

エンダイブを育てるのに必要なアイテムとして、軟白処理をするためのひもがあります。花を楽しむためであれば不要ですが、葉を食用にするのであれば必須です。軟白処理をすることで、日光を遮り中の葉を白く軟らかくさせ、苦みを抑える効果があります。

野菜の歴史

エンダイブが食用とされてきた歴史は紀元前までさかのぼり、古代エジプトでサラダにされたという記録も残っています。日本には江戸時代に観賞用として伝来し「オランダチサ」と呼ばれましたが、食用にされるようになったのは近年のことです。

おすすめの食べ方料理方法

おすすめの食べ方は生のままサラダにすることです。白っぽい部分を使い、サニーレタスなど他の葉菜類と合わせて盛り付けるだけで、ボリューム感のあるグリーンサラダが出来上がります。葉がギザギザしているため、ドレッシングが絡みやすく、ほろ苦さが特徴のお洒落な一品に仕上がります。濃い緑色の部分は苦みが強いため、生食に適しません。そこで湯がいて灰汁を抜き、スープの具にするとよいでしょう。ただし他の野菜同様に、加熱することで苦みとともに栄養分も溶けだしてしまうため、豊富な栄養素をそのまま摂取するには生食がおすすめです。

野菜育て方の注意点まとめ

エンダイブは種もよく出回っており、入手しやすく育てやすい野菜です。酸性の土壌を嫌うので、石灰を混ぜて中和してから植えてください。直まきした場合には、適度に間引いていき、葉と葉が触れ合うくらいの間隔で栽培するようにします。間引いた苗は捨てずに、そのままサラダにするとよいでしょう。食用に育てる場合は、必ず軟白処理を行いますが、ひもで縛ったら一週間くらいで収穫してください。長く放置してしまうと中が蒸れて腐りやすくなってしまいます。また、エンダイブは強風で倒れてしまう恐れがあるので、台風の季節は要注意です。できるだけその前に収穫してください。

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