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ハヤトウリについて育て方や情報

ハヤトウリについて育て方や情報

ハヤトウリはウリ科のつる性植物で、食用としているのは果実部分です。果実の皮は薄い緑色か白色で、見た目は洋梨のような特徴的な形をしています。日本へは20世紀初頭に鹿児島県に伝わったことから、「薩摩隼人の瓜」という意味でハヤトウリと呼ばれるようになりました。一株から200個を超えることもあるなど、沢山の実を付けるためセンナリウリ(千成瓜)という呼び名があるほか、形が仏様の手に似ていることから、台湾では「佛手瓜」と呼ばれています。熱帯地域が原産で寒さに弱いため、日本国内では鹿児島県や沖縄県など、一部地域でのみ生産されています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

野菜分類は、スミレ目ウリ科ハヤトウリ属になります。実の中に種子が一つだけ入っているのが特徴で、薄緑種と白色種の2種が存在します。白色種は薄緑種に比べ若干小ぶりですが、食味は白色種の方が優れているとされています。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

原産国は南米北部やメキシコ南部などの熱帯アメリカ周辺地域で、その後ヨーロッパやアフリカ、北米やアジアなど徐々に世界へ広まっていきました。メキシコでは「チャヨテ」と呼ばれ、食材の一つとして庶民に親しまれています。日本のハヤトウリとは違う、表面に太い刺が多い品種も存在します。メキシコでは同じように表面に刺のあるサボテンも好まれ、スーパー等で容易に購入することができます。グアマテラでは皮が黄色っぽいものが主流で、ジャムにして食べたり炒めたりと、広く利用されています。北米へ伝わったのは19世紀以降の話ですが、現在は「チャヨテカボチャ」として食されています。

種まき時期に関しての注意特徴

気温22度以上が育成の目安で、低温に弱く霜が降りると枯れてしまうため、出来る限り日当たりの良い場所を選び、5月中旬以降に種まきを行います。種は果実の中に入っているため、果実そのものを植え付けます。植え付け前に、苦土石灰による土壌の中和をしておきます。

収穫時期に関しての注意特徴

開花してから2週間から3週間後、時期的には秋の彼岸が過ぎた頃、大体10月頃が収穫時期となります。収穫が遅れると果実の表面が固くなるため、食用の場合は注意が必要です。種用とする場合は、開花から7週間程度経過した頃に収穫を行います。

病害虫の特徴

比較的丈夫なこともあり、病害虫の被害は少なめですが、稀にうどんこ病に感染する場合があるため、必要に応じて殺菌剤を使用します。害虫では、アブラムシやウリバエの被害に遭うことがありますが、さほど多くはありません。

栄養分に関しての特徴

100g中に含まれる栄養分は、ベータカロチンが約30mcg、カリウムが約170mg、カルシウムが約12mgなど豊富です。このほかビタミンB1やB2、B6、ビタミンCやビタミンEと、多様な栄養素をバランス良く含んでいます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

酸性土に弱いほか栄養分を良く吸収するため、苦土石灰や堆肥、化学肥料は必須のアイテムです。果実を付ける夏以降は重みに耐えられるよう、支柱を使用します。栽培量が多い場合は、植え付けの段階で金属パイプやネットを準備しておきます。

野菜の歴史

メキシコ南部など熱帯アメリカ地域を原産とし、スペイン人によってヨーロッパへ伝わり、その後アフリカやアジアへと伝わりました。日本へ入ってきたのは1917年のことで、寒さに弱いこともあり現在は南方の一部地域で栽培されています。

おすすめの食べ方料理方法

食べ方は様々で生でも食べられるほか、煮物や炒めもの、スープの具材としても使われています。生で食す場合は、塩で良く揉み、水で洗うことによりアク抜きをします。水分を良く切り、サラダのほか和え物にしても美味しく食べられます。炒める場合は、ハヤトウリと豚肉の炒めものがおすすめです。ハヤトウリを8ミリ程度の厚さに切り、豚バラ肉やピーマン、長ネギなどと一緒に炒め、オイスターソースで味付けすれば完成です。漬物にする時は、種を取り皮を剥いた実を食べやすい大きさに薄切りにし、塩で揉み良く絞りアクを抜きます。あとは数十分程度漬け込むだけで完成です。

野菜育て方の注意点まとめ

事前に苦土石灰による土壌の中和を行い、成長を促し収穫量を上げるため土に堆肥や化学肥料を混ぜ込みます。気温22度以上が育成に適しているため、植え付けは5月中旬以降に行います。植え付けの際には、水やりの必要はありません。株を支える支柱が必要となりますが、栽培量が多い場合は、植え付けの際に金属パイプを用意しておきます。芽が出てきた段階で、太い芽を1本だけ残し他は摘み取ります。丈が30センチ程度に育ったら親蔓と子蔓を摘み取り、孫蔓だけを育てるようにします。収穫が遅くなると表面が固くなるため、時期を逃さないよう注意します。

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