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ワケギについて育て方や情報

ワケギについて育て方や情報

ワケギはギリシャで生まれた緑黄色野菜の一種で、ネギとエシャロットの雑種です。繁殖する際に株分けすることが名前の由来となっているほか、夏季は休眠することからかつてはフユキと呼ばれていました。子孫繁栄の意味を持つことから、ひな祭り時期には「ぬた」の食材として使用されることもあります。温暖な気候を好むため、主に西日本で栽培され、特に広島県は全生産量の半分以上を占め、尾道市など瀬戸内海沿岸部で育つ「広島ワケギ」は、名産品の一つとなっています。見た目はネギと似ていますが若干細身で、通常のネギと比べ根の部分がふっくらとしているのが特徴です。ネギのような辛味がさほど無く、食べやすいとされています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

野菜分類は、キジカクシ目ヒガンバナ科ネギ属ワケギ種に分類されます。分球性タマネギの一種エシャロットの花粉を、ネギが受粉したことにより誕生したものです。地際に鱗茎を作る球根植物のため、栽培の際には種球を植え付けます。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

原産国はギリシャなど地中海沿岸東部周辺のほか、ヨーロッパやアフリカ、ユーラシア大陸南部など様々な説があり、日本に伝わったのは5世紀頃とされています。地中海沿岸部のネギでは、西洋ネギやポワロとも呼ばれているリーキが有名で、下仁田ネギのように太くて重みがあるのが特徴です。ワケギと同じネギ属の仲間ですが、栽培の際には球根ではなく種をまきます。リーキは茨城県取手市や長野県池田町など、日本国内でも生産されています。チャイブもまた地中海沿岸を原産とするネギで、セイヨウアサツキとも呼ばれています。日本にもチャイブの変種であるアサツキが自生しています。

種まき時期に関しての注意特徴

葱坊主ができないため、種まきではなく種球を植え付けます。早生種と晩生種の2種があり、早生種は7月頃、晩生種は9月上旬頃に植え付けます。連作には向かないため、収穫が終わった後は2年程度の休作期間を必要とします。

収穫時期に関しての注意特徴

早生種は11月から12月、晩生種は翌年の2月中旬以降4月頃までに収穫を行います。収穫の目安は草丈が30センチ程度に成長した頃ですが、20センチ程度になったら部分的に切り取り、追肥を繰り返すことで3回程度収穫することもできます。

病害虫の特徴

病害虫は、萎縮病や萎黄病に注意します。萎縮病はウイルス性の病害で、奇形を生じるほか枯死も見られます。アブラムシ類によって媒介されるため、寒冷紗などでアブラムシの飛来を防ぐほか、薬剤による防除も効果的です。

栄養分に関しての特徴

ワケギ100g中の栄養分は、ベータカロテンが約14mcg、ナイアシンが0.4mg、葉酸が56mcg、パントテン酸が0.14mgのほかビタミン類も豊富に含まれています。また、辛味成分の硫化アルリにより、風邪の予防効果が高いとされています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

土壌を中和するための苦土石灰や、追肥用の化学肥料は必須アイテムです。プランターで栽培する場合は、赤玉土と腐葉土、液体肥料の使用がおすすめです。アブラムシ類から守るためのアイテムとして、寒冷紗やマルチも使います。

野菜の歴史

日本には5世紀頃に伝わったとされ、ワケギの産地として知られる広島県では、明治時代に生産が始まっています。戦時中の統制により生産量が減少した時期もありましたが、現在は出荷量も増え、株が分かれることから、子孫繁栄の証として縁起物としても親しまれています。

おすすめの食べ方料理方法

食べ方はいろいろですが、縁起が良いことから、ひな祭りの時期には「ぬた」の食材として使われます。洗ったワケギを4センチ大に切り分け、水を入れた鍋で湯がきます。自然に冷まし水切りしたものに、アサリのむき身などお好みで具材を足します。砂糖や白味噌、酢や辛子で調味料を作り、具材と和えればワケギのぬたの出来上がりです。豚肉との相性も良く、炒めものとしても美味しく食べることができます。フライパンで豚肉やもやし、程よく切ったワケギを入れて炒め、しんなりしてきたら調味料を加えるだけです。調味料は、醤油やみりん、生姜やニンニクなどで作ります。

野菜育て方の注意点まとめ

極端な乾燥や湿気を嫌うことから、日当たりの良い場所に種球を植え付けます。肥沃な土壌を好むため、土壌は事前に苦土石灰で中和し、化学肥料や堆肥を使用します。株間は15センチから20センチ程度とし、先端部分が見えるよう浅めに植えるのがポイントです。アブラムシや感染病の被害に遭わないよう、寒冷紗やビニールシートで覆い、必要に応じて殺菌剤による防除を行います。植え付け後は、草丈が10センチ程度まで育った段階で追肥します。半月に1回程度の割合で化学肥料を施すと同時に、土寄せします。収穫時期は早生種が11月以降、晩生種が2月中旬以降になります。

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