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コールラビについて育て方や情報

コールラビについて育て方や情報

コールラビは地中海北部を原産とする野菜の一種で、キャベツと同じアブラナ科に属する越年草です。ドイツ語のコール(キャベツ)とラビ(カブ)がそのまま名前の由来となっており、日本では蕪甘藍や球茎甘藍という呼び名もあります。丸く肥大した茎の部分が食用とされ、カリッとした食感の良さが特徴で、食味はブロッコリーに似ていますが程よい甘味もあります。日本国内では他の野菜に比べ値段が高めで、フランス料理に使用されるなど高級野菜としての位置づけですが、少量ながら一部地域で生産されており、宮崎県宮崎市清武町では特産化が進められています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

野菜分類は、フウチョウソウ目アブラナ科アブラナ属ヤセイカンラン種になります。皮が赤紫色のものや薄緑色のものがあるなど、品種は複数に分かれます。薄緑色の品種はグリーンコールラビあるいはホワイト種、赤紫色の方はパープルコールラビとして区別されています。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

ヨーロッパ地中海周辺部が原産国で、16世紀頃には既にヨーロッパ全土で栽培されていました。コールラビの野生種ヤセイカンランはアブラナ属の野草で、地中海沿岸部やイギリスに生息し、イベリア人が薬草として利用していたという説もあります。その後、多くの野菜の原種となり、コールラビはもちろんケールやキャベツ、ブロッコリーなどは、ヤセイカンランの変種です。地中海沿岸を原産とするキャベツとしてはケールが有名ですが、日本のキャベツとは違い結球しないのが特徴です。日本ではケールとメキャベツの交配種、プチヴェールが有名です。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきは寒冷地では春まき、暖地では春まきと秋まきが可能です。寒さに強いものの、生育には15度以上が適しているため、春まきは暖地であれば2月下旬以降で問題ありませんが、寒冷地では気温が上がる4月下旬以降に行います。秋まきは、7月下旬から9月頃が目安となります。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は、春まきであれば暖地は5月中旬から6月中旬頃、寒冷地は7月上旬以降が収穫時期となります。秋まきの場合は、10月中旬から11月中旬頃に収穫します。赤紫種は肥大している部分の直径が6センチから8センチになった頃、白色品種は10センチから15センチ程度が目安となります。

病害虫の特徴

病害虫は、病害では黒斑病や裂茎、べと病などに注意します。黒斑病の原因はカビの一種で、発症すると葉の表面に黒斑が見られるようになります。発症を確認した場合は、広がらないようすぐにカットし、感染している葉が落ちていないかどうかも確認します。

栄養分に関しての特徴

コールラビはビタミンCを多く含んでいるのが特徴で、100g中の栄養分はビタミンCを約50mg含んでいるほか、ベータカロテンが約12mcg、葉酸が約70mcg、カルシウムが約30mg、カリウムが約240mgとなっています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

プランターを使用する場合は、横幅60センチ程度の標準サイズ、鉢植えにする場合は8号か9号がおすすめです。土壌の栄養素を良く吸収するため、培養土や追肥用の肥料は必須アイテムとなりますが、家庭菜園の場合は持続性のある固形肥料を使用します。

野菜の歴史

地中海沿岸部原産のコールラビは、アジアへは18世紀以降に広がり、明治期に日本へと伝わりました。日本国内ではさほど浸透していませんが、宮崎県など一部地域で生産され特産品となっているなど、知名度は徐々に上がっています。

おすすめの食べ方料理方法

生食のほか、炒め物や煮物など食べ方はいろいろです。サラダにする場合は、皮を厚めに剥いたうえで若干薄くスライスし、良く塩で揉みドレッシングなどで頂きます。煮るとカブのような食味になるため、煮付けにも向いています。皮を剥いたコールラビを、繊維に沿って一口大に切り、食べやすいよう柔らかくなるまで熱湯で下茹でしておきます。これとは別に調味料を作っておき、下茹でしたコールラビを豚肉やお好みの具材と共に鍋に入れ、調味料を入れて煮れば完成です。片栗粉でとろみをつければ、更に美味しくなります。調味料は砂糖や醤油、みりんやお酒のほか、ごま油やだし汁を入れるとコクが出ます。

野菜育て方の注意点まとめ

15度以上が育成に向いているため、寒冷地では春まきの時期を遅らせる必要があります。元肥と土を入れたコンテナに植え付けますが、株間は20センチ以上必要となるので、小さめのプランターや鉢に植える場合は1個とし、植え付け後はたっぷりと水やりします。植え付け後2週間程度が経過した段階で追肥し、根が見えかかっていたら株が倒れないよう増し土を行います。丈が15センチを超えたら側面の茎葉を切り取り、成長を促します。成長し過ぎると食味が落ちるため、早めに収穫します。収穫の際には、肥大部の下にある茎を切りますが、出ている葉は全て切り取ります。

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