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ツルナについて育て方や情報

ツルナについて育て方や情報

ツルナは各地の海岸などに自生しており、古くから各地で食用、薬用とされてきました。野草としても知られていますが、野菜として栽培もされています。多肉質の葉が特徴で、表面が細かい粒状の突起に覆われています。これは塩嚢細胞と呼ばれるもので、採りこんだ余分な塩分を蓄える役割を持っており、海の近くに自生する植物によくみられます。このため、葉の表面はざらざらとした感触があり、白く光って見えます。現代ではグラウンドカバーとして園芸用にも栽培されており、黄色い花のように見えるがくが、野生種らしい愛らしさを見せてくれます。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

野菜分類の特徴

茎や葉を食用とするため、野菜分類としては、葉菜類になります。シュウ酸を含むため、生食にはあまり向かず、茹でて水にさらすと食べやすくなります。植物分類としては、ナデシコ目ハマミズナ科ツルナ属に属します。

原産国の特徴・同様の原産国の野菜紹介

原産国は中国や南アジアで、日本原産とする説もあります。温暖な環境に適応しており、海岸沿いの砂地に分布することから乾燥にも強い植物です。野生種は北海道南部以南に自生しているため、寒さには弱いですが、暖かく霜が当たらないような場所であれば冬場でも収穫が可能です。また、風で砂が吹き付けるような場所でも育つことから、土壌がそれほどよくなくても丈夫に育つ野菜とも言えます。ツルナと同様に日本原産とされる野菜はそれほど多くはありません。ウドやヤマイモ、セリ、フキ、ミツバ、ミョウガ、ワサビなどが日本原産とされています。

種まき時期に関しての注意特徴

種まき時期は3月上旬から8月上旬です。ツルナが発芽するのに適した温度は20度前後です。乾燥に強い植物ですが、種をまいてから発芽するまでは水を切らさないようにする必要があります。また、発芽までに2週間ほどかかります。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は5月から12月ごろにかけてです。種まきから2か月ほどで草丈が15センチ以上になり、収穫ができます。夏場以降茂ってくると葉が固くなるため、半分くらいのサイズに切り戻しすることで柔らかい葉を再び収穫することができます。

病害虫の特徴

かかりやすい病害虫はほとんどありませんが、まれにカメムシがつきます。食害を受けるため、見つけたら駆除するようにしてください。病気には黒枯病がありますが、高温多湿の環境になっている場合に発生しやすいため、環境を見直しましょう。

栄養分に関しての特徴

ツルナの栄養分は豊富ですが、中でも鉄分やビタミンK、ビタミンB2は野菜の中でもトップクラスの含有量を誇ります。特にビタミンB2は脂質の代謝を促進する成分として、ダイエットにも効果が期待できます。食物繊維やミネラルも含んでいます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

ツルナを育てるのに特に必要なアイテムはありません。鉢やプランターなどでも育てることができるため、スペースがなくてもベランダなどでも十分に栽培が可能です。気温が下がると枯れてしまうため、寒冷紗で覆ってやることにより、長く収穫を楽しむことができます。

野菜の歴史

古くから各地で食べられてきた歴史があり、東南アジアやオセアニア、南アメリカにも分布しています。ニュージーランドの原住民であるマオリ族も食用にしてきました。沖縄ではハマホウレンソウやハマナと呼ばれ、おひたしなどに調理されてきました。

おすすめの食べ方料理方法

くせがないため、様々な料理に合わせやすいツルナですが、シュウ酸を含んでいるため、さっと下茹でし、水にさらしてから調理します。おすすめの食べ方は、おひたしや和え物です。シャキシャキした食感が楽しめます。他の具材を入れずにツルナだけで作ってもいいですし、なめこや細切りにしたニンジンなどを加えて調理しても味、彩りともにひき立ちます。炒め物やソテーにも合います。炒めたものをパスタの具材としてもよいでしょう。また、衣をつけて天ぷらにする方法もあります。この場合には下茹ではせず、よく洗ったものをそのまま使うことで見た目も綺麗に揚がります。

野菜育て方の注意点まとめ

ツルナは初心者にも育てやすい丈夫な野菜です。ある程度育てば乾燥に強い植物ですが、発芽してしばらくの間までは水を切らさないように注意が必要です。本葉が5、6枚出そろうくらいまでを目安にしてください。株を大きく育てるには、枝先を摘み取って脇芽を伸ばしてやるようにします。食用に適しているのは若く軟らかい葉なので、新芽がどんどんつくように摘芯しましょう。全体的に茎や葉が固くなって来たら、半分程度のサイズに切り戻し、追肥してやることで生長を促し、収穫期間が長く楽しめます。また、水不足でも固くなるため、乾燥させすぎないように注意してください。

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