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ナシ(日本梨)の種類【愛宕】について育て方や情報

ナシ(日本梨)の種類【愛宕】について育て方や情報

【愛宕(あたご)】とは、ナシ(日本梨)の一種で日本一大きい梨と言われています。愛宕という名前は、愛宕山付近(現在の東京近郊)で「二十世紀梨」と「今村秋梨」が自然交配してできたとされていることから、この名前が付いたとされています。日本一大きい梨でもあり、果実1個の重さは平均で1kg程にもなります。これは赤ちゃんの頭と同じくらいの大きさです。更に大きいものだと2kgを超えることもあります。果皮は幸水などと同様に褐色で、果肉はしっかりと歯ごたえを感じられる硬さを持ち果汁も多いです。甘すぎず程よい酸味も感じられる、食味の良い品種です。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

ナシ(日本梨)の果物分類の特徴は、バラ科・ナシ属の落葉高木で、自然生長すると高さは15mほどにもなります。ナシ(日本梨)には赤梨と青梨の2種類があり、梨独特のシャリシャリとした食感は、ペントザンやリグニンと呼ばれる成分が石細胞に変化したものです。赤梨の果皮の斑点は、コルクの役割をしています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

ナシ(日本梨)の原産国は日本のように思いがちですが、実は中国が原産となっています。中国や朝鮮半島、日本などに自生している野生種のヤマナシが基本種として、現在の梨へと品種改良されいます。この品種の原産地は岡山県で、その中でも西大寺雄神地区はこの品種の主な産地でもあります。岡山県はこの品種の生産量の約45%を占めており、次いで鳥取県となっています。福岡県でも僅かではありますが栽培されており、八女産のものは「太陽」という商品名で出荷されていたりもします。この品種は追熟が必要で、しばらく貯蔵してから出荷するようになります。

種まき時期に関しての注意特徴

ナシ(日本梨)の種まき時期は、収穫迎える秋ごろに蒔くと春先には芽を出します。プランターなどにいくつか蒔いて、冬の間も温度管理を行うことでさらに発芽率は上がります。ただし、いくら高級で美味しい梨の種を蒔いても、親株同等、もしくはそれ以上のものが実るわけではないので注意しましょう。

収穫時期に関しての注意特徴

ナシ(日本梨)の収穫時期は、品種によって大きく変わってきます。幸水などの早生種は7月上旬~収穫が始まり、中生種のニ十世紀は8月下旬~、晩生種にあたる愛宕は12月中旬~となっています。一番多くの品種が流通するのは、8月~10月ごろです。

病害虫の特徴

ナシ(日本梨)が掛かりやすい病害虫は、病気ではうどんこ病・黒星病・黒点病・胴枯れ病・赤星病などがあります。また害虫では、アブラムシ類・ハダニ類・シンクイムシ類・ハマキガ類・カミキリムシ類などがあります。

栄養分に関しての特徴

ナシ(日本梨)に含まれる主な栄養分は、全体の88%が水分ですが、その中には夏バテを解消してくれるアスパラギン酸や、咳止め・解熱効果のあるソルビトール、利尿作用・高血圧予防効果のカリウムなどが豊富に含まれています。また、プロテアーゼという消化酵素も含まれており、消化促進作用も期待できます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

ナシ(日本梨)を育てるのに必要となるアイテムとしては、管理の手間が省ける棚仕立てにするのが一般的なため、棚を設置します。高さは特に決まりはないので、自分の管理しやすい高さに棚を作ることがポイントです。棚を設置できない場合には、支柱を立てて管理します。

果物の歴史

ナシ(日本梨)の歴史は、日本で食されるようになったのは弥生時代のことで、この頃には既に栽培も行われていたと考えられています。693年には持統天皇が五穀と共に梨の栽培を奨励する記述も残されています。この品種は、愛宕山付近(現在の東京周辺)で自然交配により誕生しました。

おすすめの食べ方料理方法

愛宕のおすすめの食べ方は、その歯ごたえの良い食感と豊富な果汁、バランスの良い甘味と酸味を楽しめる生食が一番です。食べる際には、冷蔵庫で冷やしてから頂くと更に美味しいです。この品種は1個が非常に大きく日持ちもするので、長い期間楽しむことができます。スイーツにするのもおすすめで、すりおろしてシャーベットにしたり、フレッシュジュースの美味しいです。またピューレにすると料理にも幅広く使用することができます。例えば、お肉の漬けダレに加えることで、お肉を柔らかくしてくれます。また、エスニック料理に加えることで辛さを和らげる効果もあります。

果物育て方の注意点まとめ

ナシ(日本梨)の育て方の注意点としては、他の品種の花粉がないと結実することできません。そのため、相性の良い受粉樹も一緒に植え付ける必要があります。例えば、幸水の受粉樹は豊水・ニ十世紀・新水・長十郎などで、豊水は松島・振興などが良いとされます。この品種の受粉樹としては、豊水や新星などがおすすめです。仕立て方は棚仕立てが一般的で、3年目頃から棚へと誘引していきます。主枝から出てきた枝を棚に固定していき、短果枝に果実が付くような環境にしていくのがポイントです。剪定は新梢は12月~1月に、花芽がなく葉芽が充実していないものを中心に間引いていきます。

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