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リンゴ(林檎)の種類【やたか】について育て方や情報

リンゴ(林檎)の種類【やたか】について育て方や情報

「やたか」はリンゴ(林檎)の一種で青森でよく栽培されている「フジ」の枝変りで生まれた品種です。枝変りとは芽条変異ともいい、生長の初期に枝などの一部分が体細胞突然変異をしたもので、果樹の場合では変異部分の枝を接木することで新しい品種を作ることができます。貯蔵性はフジ同様に高く、常温で2週間位と非常に長い間日持ちするリンゴ(林檎)です。年にもよりますが、つる元の部分が割れる「つる割れ」という現象が発生することがあります。商品として出荷するのには向きませんが、このつる割れしたリンゴ(林檎)は特別に味が良いため地元の人には好まれています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類としては10月上旬に早熟する着色系早生フジの一種となっています。皮は赤く縞が明瞭に色づき、重さは350~450グラムと大きく育つ品種です。糖度が高く酸味が少ない品種のため甘みをよく感じるリンゴ(林檎)となっています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

やたかの原産国は日本の秋田県になります。秋田県は日本の東北地域の北西部に位置し、日本海側気候に分類される土地なので日本海側から湿った冷たい風が吹きます。一部の例外を除いて隣の県である山形県と同様に90%の地域が特別豪雪地帯に指定されています。秋田県ではマルメロと呼ばれるセイヨウカリンやアケビ、ラズベリーなどが多く収穫されます。ブランド品目にはなかなか他県では手に入りにくいものの糖度が高く味の良い「秋田甘えんぼ」と呼ばれるメロンの一種や、大玉品種で日持ちに優れている「あきた夏丸」というスイカの栽培がされています。

種まき時期に関しての注意特徴

リンゴ(林檎)は種まきから育ててもほとんどの場合で同じ品種の果実が育たない自家不和合性の果樹のため、やたかの種をそのまま植えたとしてもやたかを育てることはできませんので注意が必要です。やたかとして販売されている苗を購入して育てるようにしましょう。

収穫時期に関しての注意特徴

一般的には10月20日頃までに収穫する中生種タイプのリンゴ(林檎)の一種となっています。10月上旬から中旬頃にかけて成熟し、フジの収穫よりも20日以上早く熟すため収穫時期を混同しないように注意しましょう。

病害虫の特徴

リンゴ(林檎)につく虫にはリンゴの名前がついている「リンゴコカクモンハマキ」がいます。この虫は枝の分岐部などに薄い膜を作り越冬する虫で、幼虫は発芽した芽に入りこみ7月以降になると枝葉や果実を食害します。

栄養分に関しての特徴

リンゴ(林檎)にはクエン酸やリンゴ酸といった有機酸という栄養分が入っています。この栄養分は胃腸の働きを良くするという特徴や乳酸を減らす働きがあるため疲労回復に効果的です。皮にはペクチンやポリフェノールなども含まれていてます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

病害虫を防ぐのに必要なアイテムとして実に被せる袋かけ用の袋を用意しておくとよいでしょう。袋かけは形の悪いものや虫などによる食害のある果実などを摘果後した後に行います。炭そ病や輪紋病などの病気に効果的な方法です。

果物の歴史

1982年に秋田県平鹿郡増田町のフジの枝で発見され、1985年に初結実した実が早熟だったため高早熟系の枝変りと確認されました。「やたか」という名前はこのリンゴ(林檎)の育成者の父・母・本人の一文字ずつを取ってつけられました。

おすすめの食べ方料理方法

生食で美味しい品種なのでそのまま皮をむいて食べるのがおすすめの食べ方ですがジュースやジャム、焼き菓子などにしてもとても美味しく食べることができます。リンゴ(林檎)を良く洗い芯を取り除き、芯の部分に砂糖・レモン汁・バターを入れ耐熱容器に入れてオーブンで焼けば美味しい焼りんごになります。くし切りにし、同じ材料を合わせフライパンで煮ても美味しくいただけます。好みでラム酒やシナモンを一緒にいれたり、熱いうちにアイスクリームをのせても良いでしょう。日持ちのするリンゴ(林檎)なので値段が安い時などに多めに買って色々なアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。

果物育て方の注意点まとめ

リンゴ(林檎)の栽培は病害虫との戦いとも言われているほど多いため、チッソ系の肥料を多く使うのは避けるようにします。梅雨の高温多湿の場合の時期に発生しやすいものには斑点落葉病やうどんこ病などがあげられます。どちらも葉に起きる被害で、対処方法としては被害にあった葉を取り除き薬剤を散布するようにします。年度によっては気にする必要があるのは冷害です。冷たい風が吹く地域で育てる場合には特に警戒しておいた方が良いでしょう。強風の場合には落果や樹が折れたり倒れたりすることもあるので防風ネットなどで事前に対策をしておく必要があります。

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