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リンゴ(林檎)の種類【金星】について育て方や情報

リンゴ(林檎)の種類【金星】について育て方や情報

淡いクリーム色のリンゴ(林檎)、金星は、独特の深い甘みと芳香、梨に例えられる歯触りと桃のようにジューシーな味わいが特徴的です。重さ350g位の大玉で、甘みと酸味のバランスがとれた、上品な風味を持つリンゴです。このリンゴは、栽培時の袋のかけ方によって、何通りかの種類になります。すっかり袋をかけたものはすべてが薄い黄金色、無袋のものは赤っぽくてざらざらした見た目ですが味が濃厚、そして袋の一部を縦に裂いたものは三日月のような赤い模様ができます。一般的に無袋のリンゴは名前の頭にサンがつきますが、サン金星は値段が手ごろでありながら、味はとても甘くて美味しいです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類は、落葉性果樹の仁果類です。仁果類とは、花托が大きくなって果実になる果物です。植物分類では、バラ目バラ科リンゴ属に属します。親はゴールデンデリシャスとデリシャス系のリンゴです。旬は11月ですが、果肉が硬めで保存がきくので、3月頃まで店頭に並んでいます。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

リンゴ(林檎)の原産地は中央アジアの高地ですが、金星の原産国は日本です。青森県弘前市で生まれました。弘前市特産の果物といえば、なんといってもリンゴ(林檎)です。青森りんごは日本全国の生産量の半数以上を占めています。一番多いのがふじで、つがる、王林、ジョナゴールドで全体の8割を占めています。弘前の気候は冷涼で、夏から秋への気温の変化が大きく、リンゴの栽培に最適です。弘前では桃の生産にも力を入れており、あかつき、川中島白桃、黄金桃等が8~9月に収穫されます。桃は遅く実るほど味が濃厚になりますが、寒い弘前ではこうした晩成種の人気の高い桃を、津軽の桃として全国に出荷しています。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきよりも、苗の植え付けから育てるのが一般的です。植え付け時期は12月から3月の間ですが、寒さが厳しくない期間を選びます。高さを80㎝位で切り戻してから植え付けます。日当たりの良い所に植え付けますが、夏の暑さを嫌いますから西日の当たらない場所に植えます。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は11月です。寒くなってくる季節なので、気温がマイナス2度まで下がるようなら凍害に注意しましょう。大きな実を実らせるためには、事前に摘果が必要です。りんごの実の直径が1cm位のときには1つの花房に1つ、3cm位になったら5つくらいの花房に対して1つの割合で摘果します。

病害虫の特徴

病害虫は多いです。主な病気は黒星病、斑点落葉病、黒点病等です。最近では温暖化の影響か、炭疽病や褐斑病、輪紋病等、温暖地の病気も出ています。害虫では、特に注意したいのがモモシンクイガ、ミダレカクモンハマキ、リンゴカクモンハマキ、ナシヒメシンクイで、その他にハダニ類、アブラムシ類がいます。

栄養分に関しての特徴

栄養分としては、まず食物繊維やカリウムが豊富です。またリンゴ(林檎)のビタミンCは安定型で日にちが経っても壊れません。皮には、リンゴポリフェノールと呼ばれるエピカテキン、プロシアニジン、アントシアニン等の他、ペクチンやタンニンも含みます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

栽培に必要なのは、地植えなら水はけのよい弱酸性の土、鉢植えなら7~8号鉢に鉢底石、培養土です。またリンゴ(林檎)は一種類の品種だけでは実がならないので、他品種の花粉が必要です。人工授粉の際には綿棒などのアイテムがおすすめ。また、袋かけには果実袋が市販されています。

果物の歴史

弘前市にリンゴ(林檎)が初めて植えられたのは1875年。映画「奇跡のりんご」の舞台はこの頃の弘前です。内務省からの数百本の苗は1880年に結実し、青森りんごの歴史が始まりました。金星は1972年に品種登録されましたが、それ以前には嶺峰岩木山の麓で生まれたので金嶺と呼ばれていました。

おすすめの食べ方料理方法

新鮮なうちは、生でジューシーな味わいを楽しみましょう。少し味が抜けてきたかなと思ったら、レンジで熱を通して冷凍保存しておけば、ヨーグルトのトッピングや、アップルパイなどのお菓子作りに重宝します。リンゴ(林檎)の栄養分を余さず摂るには、皮ごと食べる食べ方をします。良く洗えば農薬の心配はなく、表面に時々出ているワックスのような油分は、果物から出てきたものです。皮ごとすりおろしたものは風邪をひいた時等にそのまま食べたり、またヨーグルトに混ぜ込んでも美味しいです。豚肉とも相性が良く、くし形に切ったりんごに豚肉を巻いて、ソテーやとんかつにしたり、ポークソテーのソースに使ったりします。

果物育て方の注意点まとめ

りんごは冷涼な気候を好む植物。夏の暑さには特に注意が必要で、気温が30度以上になるとかなり弱ってしまいます。また病害虫に悩まされる果樹でもあります。普段からよく観察して、ひどくならないうちに管理を徹底しましょう。鉢植えなら土が乾いたらたっぷり水を与えるのを忘れずに。金星は収穫時期が11月と遅いので、収穫前に凍害にあわないように気をつけましょう。きれいな色にするため、またシンクイガに食べられないように、袋かけも必要です。金星のような晩成種のりんごを家庭で栽培するのは少し難しいとされていますが、この個性的な美味しさを持つ実を実らせることができたら、喜びもまたひとしおと言えるでしょう。

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