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チェリモヤの種類【バンレイシ(釈迦頭)】について育て方や情報

チェリモヤの種類【バンレイシ(釈迦頭)】について育て方や情報

バンレイシ(釈迦頭)は世界の三大美果の一つに数えられるチェリモヤの近縁種の果物です。高い糖度を持っている果物で、ねっとりした果肉の中には砂糖の粒を噛んだ時のような食感があるため英語圏では「シュガーアップル」と呼ばれることもあります。日本では長期の保存と運搬に向かないため輸入が少なく、なかなか市場に出回らない果物です。一般的なバンレイシ(釈迦頭)の他に果皮が紫色をしたレッドアテスという品種もあります。タイやインド等の南アジアでも多く生産され、特に台湾では人気のある果物で台東名物として親しまれています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

バンレイシ(釈迦頭)の果物分類の特徴としては果皮がゴツゴツとした突起物で覆われており、お釈迦様の頭の様に見えることから「シャカトウ」と呼ばれることもあります。大きさは200~400gほどで果皮は薄い黄緑色をしています。アテモヤの親品種とも言われています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国は西インド諸島やペルーなどの中南米と言われています。西インド諸島は場所にもよりますが、年中快適な気候をもっているため保養・観光地としても人気のエリアとなっています。サトウキビの廃糖蜜や絞り汁を原料として作られるラム酒の原産地でもあります。西インド諸島の果物にはグレープフルーツがあり、18世紀のバルバドス島で誕生したと言われています。他にはアボカドなども育てられていて、西インド諸島系のものは果実が大きく育ち皮が薄く、脂質が少ないためあっさりとした味になっています。ビタミンCが豊富なアセロラの原産地にもなっています。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきをする為にはまずは良い種を選別することが大切です。完熟した果実から黒くて良く育った大きいものを選びましょう。種まきに適した季節は日本の場合で5月頃で、発芽するための適温は28~32℃となっています。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期を逃してしまうと無価値になってしまうと言われているので収穫のタイミングには特に注意が必要となります。未熟で外皮が黒くなっていない場合では青臭く、熟しすぎてしまうと白い実が茶色くなってしまいます。追熟ができるのでどちらかと言えば早めに収穫した方が良いでしょう。

病害虫の特徴

病気や病害虫が少ない果樹となっていますが、極まれにキクイムシ類が発生することがあります。キクイムシ類は健康な木ではなく冷害などで弱っている木に被害がでるので、木を衰弱させないようにすることが一番の対策となります。

栄養分に関しての特徴

このチェリモヤは石細胞がある果物です。ナシなどと同じで、シャリシャリとした触感を生み出す働きがあるこの細胞は胃腸で消化されないため腸を刺激し、便通を良くする効果のある栄養分となっています。ミネラルやビタミン類も豊富な果物です。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

水はけが良い肥沃な用土を好むので、赤玉土や腐葉土が入った用土がおすすめのアイテムとなっています。割合は赤玉土が7割、腐葉土が3割ほどがおすすめです。カルシウムの消費が多いので苦土石灰などを与えるのも良いでしょう。

果物の歴史

チェリモヤは古来からインカ部族に親しまれていたり、世界の三大美果として古くから親しまれている果物です。日本へはカリフォルニアから輸入され、1987年ごろから和歌山県などで栽培が始まりました。現在では沖縄県などでも栽培されています。

おすすめの食べ方料理方法

チェリモヤは「森のアイスクリーム」と言われている果物です。食べ方としてはそっと触って柔らかさを感じる頃が食べごろです。かたい場合には常温にしばらく置いておくと柔らかくなります。バンレイシ(釈迦頭)は他のチェリモヤとは異なり、熟すと突起ごとにバラバラに崩れることもあるので手で全体を割ればスプーンでも食べやすくなります。果肉の中には黒い種があるので、ブドウを食べるときのように口から取り出しましょう。チェリモヤの皮の一部は黒く変色することがありますがこれは傷んでいるではなく実が熟したサインなので心配しなくても大丈夫です。

果物育て方の注意点まとめ

寒さにも暑さにも弱い果物と言われているので育てるのには温度管理に注意が必要となります。実を付けるには人工授粉が欠かせないので、花が開花したら花粉を採取し雌しべが熟したら筆などを使って授粉させます。追熟ができるタイプなのでかたいうちに収穫し、食べごろまで室内で保存します。横に浅く広がる性質を持つ浅根性の植物のため水を好みます。土の表面が乾いたら鉢底から流れるまで水を与えるようにしましょう。水の与えすぎによる失敗例もありますので、水を好むからといって与えすぎないようにしましょう。気温が低い冬にはやや乾燥気味にしておくのがおすすめです。

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