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リンゴ(林檎)の種類【きおう】について育て方や情報

リンゴ(林檎)の種類【きおう】について育て方や情報

「きおう」は岩手県園芸試験場(現在の岩手県農業研究センター)が開発したリンゴ(林檎)の品種です。「王林」と「はつあき」という品種の掛け合わせで生まれた品種であり、1994年に品種登録されました。その名のとおり、黄色い果皮が特徴的です。果実の平均的な重さは約300gで、中には400g以上まで育つものもあります。果肉は白から黄白で、味わいは酸味があまりなく、甘さを強く感じます。香りが豊かで果汁が多く、口当たりが非常にいいです。未熟な状態でも酸味が少ないため、8月中旬頃に市場に出回るものもありますが、旬は9月以降となります。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

果物分類上、リンゴ(林檎)はバラ科リンゴ属の落葉高木樹です。リンゴ属には30から35種が属しており、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの北半球の温帯の地域に分布しています。リンゴ属のうち、食用に出回っているのはセイヨウリンゴという種であり、古くから掛け合わせにより品種改良が重ねられてきました。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

ユーラシア大陸中央部であるカザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタン一帯が原産国であると言われています。これらの地域から人々の交易によって西のヨーロッパ、東のアジアまで広がっていきました。中央アジア原産の他の果物には、日本ではあまり馴染みがないですが「マルメロ」というものがあります。マルメロの果実は香りは良いですが強い酸味があり、繊維質で固いため生食には適していませんが、果実酒やはちみつ漬け、ジャムなどに加工されて食べられています。日本でも、長野県諏訪市などの地域では盛んに栽培されており、特産品として加工品を手に入れることができます。

種まき時期に関しての注意特徴

リンゴ(林檎)の種は寒さにあてなければ発芽しないため、地域にもよりますが1月から2月、まだ外に出るのが寒く感じる時期が種まきに適しています。春の発芽まで4~5か月ほどかかりますが、水やりを欠かさないように注意しましょう。

収穫時期に関しての注意特徴

きおうの収穫時期は9月上旬となります。リンゴ(林檎)の収穫の時期は、8月上旬のものから11月下旬のものまで様々ですので、複数の品種を育てている場合にはそれぞれの品種の収穫に適した時期をしっかりと把握しましょう。

病害虫の特徴

リンゴ(林檎)は非常に病害虫がつきやすく、腐らん病、モニリア病、黒星病、斑点落葉病、褐斑病、すず斑病、炭痕病、輪紋病など様々な病気にかかります。また、ミダレカクモンハマキやリンゴコカクモンハマキ、モモシンクイガやキンモンホソガなどの食害にも遭いやすいのが特徴です。

栄養分に関しての特徴

クエン酸リンゴ酸といった、胃腸の働きをよくするとともに乳酸を減らし、疲れをとれやすくする有機酸、体内の塩分の排出を助けるカリウムが豊富に含まれています。また、皮にはポリフェノールが多く、活性酸素を抑える働きがあり栄養分も含まれています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

果実を確実に実らせるために、実効的に受粉させるためのアイテムを購入するのがおすすめです。また、果実が実ったあとに食害に合わないように、果実袋を用意しておくとよいでしょう。なお。リンゴ(林檎)は病害虫がつきやすいため、家庭で栽培する場合には各種薬品は必需品です。

果物の歴史

トルコでは約8000年前の炭化したリンゴ(林檎)が遺跡から見つかっており、人間とリンゴ(林檎)との関わり合いは古くから続いていました。日本に初めて渡来したのは平安時代中期といわれており、当時は観賞用でした。その後、品種改良を重ね、1994年に岩手県で「きおう」が生まれました。

おすすめの食べ方料理方法

既往の特徴である控えめの酸味と強い甘味、豊富な果汁は生で食べるのに適しています。甘味が強いため、細かくカットしたものをヨーグルトに入れれば砂糖を入れなくても十分な甘味と豊かなリンゴの風味を楽しめますし、ヨーグルトの酸味がリンゴの甘味とマッチしてとても美味しいです。また、豊富な果汁を生かしてジューサーでストレートジュースにしたり、スムージーに加えるのもおすすめです。パイやコンポートにしても美味しいですが、酸味が弱いため、加熱して調理するよりも生のままシャーベットなどに用いる食べ方が本来の味を楽しめます。

果物育て方の注意点まとめ

リンゴ(林檎)を種から育てる場合には、冬の寒さにあてなければ発芽しないので、芽吹く時期から逆算して1から2月にかけて種をまきます。病気・害虫のつきやすい植物であるため、芽吹いた後にはこまめに様子を見るか、薬品を散布しておいたほうが良いでしょう。周辺にリンゴ(林檎)の木がない場合には、自然に受粉させることは困難ですで、人工授粉を行う必要があります。無事受粉して結実した後も、果実は食害に遭いやすいので果実袋や薬品で害虫から守ったほうが良いでしょう。既往の場合、収穫時期は台風シーズンである9月上旬なので、場合によっては早めに収穫し、追って熟成させることもあります。

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