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クコの種類【キホウズキ】について育て方や情報
クコ(枸杞)はキホウズキと呼ばれることもある植物で、庭木にして楽しむだけでなく、実は杏仁豆腐に用いられたり、お茶やお酒にして楽しめるなど、活用方法が豊富な植物です。日当たりが良い場所や海岸付近にも見られ、横方向へ広がるような形で生えますが、茎に長いトゲがあるのが特徴です。秋になると1.5cmから2cm前後のグミに似た赤い実を結びます。この実には、ビタミン類やアミノ酸、ベータカロチンなどの成分が含まれているため、健康にも美容にも良いので人々から好まれています。実には甘さはあるものの、渋みもあるので、ドライフルーツにされることが多い植物です。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
植物分類の特徴
クコは植物分類ではナス科のクコ属に分類されます。寒さにも暑さにも強いという特徴があり、樹高は1mから2m前後に育ちます。生命力の強さが特徴的で、丈夫なために比較的育てやすいので、環境さえ適していれば増やすことも難しくありません。
原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介
クコ(キホウズキ)の原産国は中国ですが、現在では日本でも全土で分布している植物です。中国の他に、東南アジア、沖縄などで古来より食用および薬用に用いられてきた歴史があります。この植物と同様、中国を原産国とする植物には、イチョウや梅、キンモクセイやカリン、ジンチョウゲなどがあります。古くに日本へ渡来してから、野生化している植物が多いのが特色です。この他にも、サルスベリやシダレヤナギ、チャノキやナツメ、ヒガンバナなど、中国を原産地とする植物は数多く、しかも日本人にとっては馴染み深い植物であることが多いです。
同時期に開花する花の種類や特徴
キホウズキが咲くのは、主に8月から11月にかけての時期です。8月に開花する植物には朝顔やオシロイバナ、トケイソウやヒマワリがあり、夏の暑さを一時忘れさせてくれるような涼しげなものや、元気がでる色調の植物が多い傾向があります。9月に入ると、キクやハギ、アイビーゼラニウムが咲き始めますが、中でもキクはキホウズキと同様に食用としても利用されることがあります。10月にはキンモクセイやコスモス、キンレンカやケイトウが咲き、11月になるとサザンカやツバキ、シクラメンやシンビジウムが咲き、人々の心を温めてくれます。
花言葉を使う時のサンプル
キホウズキには、「お互いに忘れよう」という花言葉が存在します。そのため、仲違いをしてしまった人ともう一度仲直りをしたいという時に、クコのドライフルーツやクコ茶を手紙に添えて相手に贈っても良いでしょう。
花・植物についてのコメント
枸杞の実は甘酸っぱく、食べると美味しいので人気がある植物です。また、強い性質があるので、どんな人でも栽培に挑戦しやすい初心者向きの植物です。薬効の高さから、古くから漢方薬としても利用され、価値が評価されています。中国原産とはいえ、日本の原野や河川堤防などでも自生しています。漢方薬に使われるため、部位によって呼ばれる名称が異なります。その効果は、滋養強壮、疲労回復、代謝の促進などの他に、血糖値を低下させる働きもあります。眺めて楽しむことはもちろん、健康面への効果や料理への活用など、幅広い活用法がある植物です。
簡単な育て方・栽培方法
枸杞の育て方は、環境が整えば増やすのが簡単な植物です。植え付けをする場合には、培養土に川砂を加えたものなどに行います。庭植えの場合は土質を特に選びません。なるべく日当たりの良い場所で管理を行い、落葉時期である2月前後に剪定をします。剪定をする際は、ある程度花芽が落ちるのは仕方がありませんが、切り過ぎないようにしましょう。風通しを考えて、内部にある短めの枝なども落とします。開花するまでには3年から4年が必要です。
この植物に関してのまとめ
枸杞をまとめると、非常に生命力のある植物なので、芽吹きもよく、刈り取ったとしてもすぐ回復するような強さを備えた植物と言えます。そのため、育て方も簡単で、環境が整っていれば簡単に増やせるので初心者にも向いています。また、赤い実にはビタミンなどの栄養素が豊富なので観賞用としてだけでなく、料理に使ったりお茶やドライフルーツにして味わうことができるのも大きな魅力です。2月に入ったら剪定を行った方がよく育ちますが、あまり切り過ぎないように注意しながら行いましょう。3年から4年ほど経つと花を咲かせてくれる植物です。
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