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茶について育て方や情報

茶について育て方や情報

日本では毎日飲まれている飲料としてのお茶。日本人にはなじみの深い植物ですが、実際のチャの木を見る機会といえば、せいぜい茶畑の風景でしょうか。町中でも見かける機会はあります。神社やお寺、公園木などでよく植えられています。ツバキやサザンカに似ているので、目の前にあってもチャの木と気がついていない人も多いでしょう。ツバキやサザンカに比べて葉が細く、葉脈に沿ってくでこぼこしているのが特徴です。どちらかというとツバキ科の仲間よりもモクセイ科のキンモクセイの葉っぱに似ています。樹高も刈り込まれていないものなら2mに達します。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類はツバキ科ツバキ属の常緑樹です。同じツバキ属にはヤブツバキ、サザンカがあります。チャの木は大きく分けて中国種とアッサム種があり、日本で栽培されているのは中国種です。さらに「やぶきた」や「さやまかおり」など、栽培品種として細かく分かれています。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

原産国は中国です。日本にも在来種があったという説もありますが、定かではありません。飲料としての文化は奈良時代に遣唐使によってもたらされました。同じく中国原産で日本に伝わったものに、稲があります。中国の長江下流域が発祥の地ではないかと推定されています。稲作文化と共に日本に伝わりました。また、日本の食文化に重要なダイズもまた、中国が原産国でツルマメから栽培が始まったと言われています。日本には中国からの栽培ダイズが伝わったとも、日本独自でツルマメからのダイズ栽培が始まったとも言われていますが、縄文時代の遺跡にすでにダイズの痕跡が残っています。

同時期に開花する花の種類や特徴

10月に開花します。姿形はツバキやサザンカに似ていますが、ずっと小さく、2~3センチ程度です。黄色いおしべがふんわりと広がり、ツバキのように筒状にはなりません。白い花びらは薄くちいさく、おしべをやっと包み込める程度です。慎ましやかに下を向いて咲くので、あまり目立ちません。サザンカが同じ時期に咲き始めますが、パラパラと散るサザンカと、ツバキのようにぽとりと落ちるチャの木は散り方で見分けがつきます。また、サザンカもチャの木もほのかにさわやかな香りを放ちます。ただ三香木の一つのキンモクセイも同じ時期に咲くので、近くに植えられている場合は香りでも目立ちません。

花言葉を使う時のサンプル

花言葉は「追憶」「純愛」「謙遜」です。ひっそりと白い花を咲かせているチャの木には、ぴったりの言葉です。普段伝えられずにひっそりと胸の奥に仕舞っている言葉を、チャの花言葉に託して伝えてみてはいかがでしょう。

花・植物についてのコメント

チャの木も椿同様に実をつけます。チャの果実もまた、最初は固い殻に覆われています。丸い殻がはじけると、中から茶色の半球状の実が3つほどこぼれてきます。茶畑の地図記号は、三つの黒い点が三角形を作る形ですが、これはチャの実を表しています。飲料用に栽培されているものは、栄養が葉に回るように、なるべく花を咲かせたり、実をつけたりはさせません。実は集めて絞ると、椿油と同様にオレイン酸をたっぷり含んだ良質の油が採れます。ツバキ科の実から採れる油を総称してカメリア油と呼ばれますが、椿油とは分けて取り扱われます。

簡単な育て方・栽培方法

寒さに弱いので寒冷地での栽培は適しません。本格的に栽培するならかなり繊細な作業が必要になりますが、家庭で植えるなら気軽に垣根などに利用できます。育て方として、水はけのよい土地を好みますので、山砂にピートモスや牛糞を混ぜ込んだ土地に植えます。根が深い植物なので、植え付ける前にしっかりと土地を整えてやります。きちんと環境を整えてやれば、後は放任でも育ちます。3年たてば、葉の収穫も楽しめます。

この植物に関してのまとめ

まとめとして、身近な飲料であるお茶ですが、その植物の実態を知っている人は少なくなってしまっています。今でも郊外の畑の脇やちょっとした空き地には、植えられたチャの木が放置されて枝葉をのばしているのを見かけます。かつてはもっと身近な植物で、日常的に自家用に収穫が行われたのでしょう。葉を収穫して加工するのは、一般の家庭でもそれほど難しいことではありません。身近に収穫できるようなチャの木があるのならば、一度実践してみることをおすすめします。自分で収穫して手もみしたお茶は、ひときわ美味しく感じるでしょう。

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