• ヤブヘビイチゴについて育て方や情報
  • View数View数3,207
  • SCORESCORE1122.45
ヤブヘビイチゴについて育て方や情報

ヤブヘビイチゴについて育て方や情報

初夏に田舎の農道などを歩いていると、足元の草むらの中に赤いまん丸の実がいくつも実っているのを見つけることができます。ヘビイチゴの仲間のヤブヘビイチゴです。ヘビイチゴ同様、春先に黄色い花をつけ、その後に全体的につぶつぶで覆われたかわいい赤い実をつけます。2種類の見分け方のポイントとして、ヤブヘビイチゴの方が全体的に大きいのが特徴です。どちらも葉の形はギザギザのついた三つ葉ですが、ヘビイチゴの葉の先端が丸いのに対し、ヤブヘビイチゴの葉の先端はとがっています。赤い実も、ヤブヘビイチゴの方が大ぶりでつややかです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類はバラ科キジムシロ属の多年草です。かつてはヘビイチゴと共にヘビイチゴ属に分類されていました。一般のイチゴはオランダイチゴ属で、シロバナノヘビイチゴなど、ヘビイチゴの名を持っていても、オランダイチゴ属に分類されている種もあります。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

東アジアおよび南アジアが原産国です。同じアジアを原産とするキジムシロ属の植物たちよりやや南が発祥の地です。学名でも「インドのキジムシロ属」と言われます。同じインド原産の植物は、公園などでよく見かけるキョウチクトウです。江戸中期に日本に渡来しました。美しい植物ですが、全草に毒があり、キョウチクトウを利用したたき火の煙や腐葉土にも注意が必要です。毒性の強さから虫媒することができず、繁殖は人の手による挿し木に頼っています。同じ原産国でも、種からも匍匐枝からも増えるヤブヘビイチゴとは繁殖力は全く違います。

同時期に開花する花の種類や特徴

キジムシロ属の植物は、4月頃から一斉に開花します。ヤブヘビイチゴ・ヘビイチゴはキジムシロ属特有の5弁の明るい黄色の花びらの隙間が少し大きいです。ヘビイチゴは日当たりの良い土地を好み、ヤブヘビイチゴよりもやや小ぶりです。オハビイチゴは、湿り気の多い土地を好みますが、1本の枝から複数咲くので見応えがあります。ミツバツチグリは山野に咲きます。キジムシロは大きいもので2センチほどになるのでよく目立ちます。同じ時期に咲いて、5弁の花びらをつけるカタバミは町中でも良く目にしますが、クローバーに似た三つ葉の葉っぱが特徴なので、すぐに見分けがつきます。

花言葉を使う時のサンプル

ヤブヘビイチゴに花言葉はありません。ヘビイチゴの花言葉は「可憐」「小悪魔」。一見美味しそうだけど美味しくない小さな赤い実の印象でしょう。かわいらしい見た目に騙されてしまいそうなときに「ヘビイチゴみたい」と思うにとどめましょう。口に出してしまったら無用なトラブルになりかねません。

花・植物についてのコメント

5月頃に実る小さな赤い実は、ノイチゴのようで美味しそうに見えます。つい摘んで口に入れたくなりますが、食べても味がなく、美味しいものではありません。しかし、食べられないわけではなく、集めてジャムにしたり、ヘビイチゴ同様に焼酎に漬け込むと虫さされやかゆみ止めの薬になると言われています。摘んだ実を良く洗い、アルコール分35%以上の焼酎で漬け込んで使います。ただ、民間療法ですので、具体的な薬効成分は不明です。また、全草を天日で乾燥させたものが漢方薬として利用され、解熱や通経、痔に効果があると言われています。

簡単な育て方・栽培方法

かわいらしい実をつけることから、観葉植物として苗が売られていることがあります。ただ、繁殖力は強いので、持ち込まれた先で雑草化して広がることがよくあるようです。用土は選びません。育て方としては水の与えすぎだけ注意しましょう。一般のイチゴのように、匍匐茎を出して繁殖します。また、実についた種からも増えるので、増やすことは容易です。

この植物に関してのまとめ

可憐な見た目なのに、どうしてヘビイチゴの名前が付いたのでしょう。赤い実が美味しくないことから、蛇しか食べない。また、草むらの近くに必ず蛇がいるから。あるいは、匍匐枝を伸ばして繁殖する様子が蛇のように見えるから、などと言われています。ヤブヘビイチゴは、ヘビイチゴよりも日陰を好み、藪に繁殖することからヤブヘビイチゴです。蛇という怖い名前から「毒イチゴ」であるという俗説も広まっていますが、毒はありません。まとめとして、ヘビイチゴの名前が付いているばかりに嫌われやすい植物ですが、有害な植物ではありません。かわいい野草として私たちを楽しませてくれます。

「バラ科」に一致するマメ知識

「バラ科」に一致するまとめ

チングルマの育て…
チングルマの育て方・栽培
チングルマを栽培するときの環境では日陰が良いか、日当たりが良いかです。高山植物としての性質も持つことから判断が難しいところでしょう。この花は草原に群生するタイプ…

育て方ラボ 公式ページさん

7,067view
ジューンベリーの…
ジューンベリーの育て方・栽培
太陽の光が当たりやすいところがジューンベリーが育つのに適した環境ですが、日陰でも明るいところであれば育ちます。ただし、光が当たるといっても西日がきついところは乾…

育て方ラボ 公式ページさん

8,593view
ネクタリンの育て…
ネクタリンの育て方・栽培
ネクタリンの原産地は中央アジアのトルキスタンだとも中国だとも言われていますが、どちらも乾燥した地域です。ネクタリンも乾燥した土地を好む植物で、湿気の多い日本では…

育て方ラボ 公式ページさん

16,456view
びわの育て方・栽…
びわの育て方・栽培
ビワを栽培するときの環境ですが、寒い地域よりも温暖な地域の方が良いとされます。中国の南の地域が原産とされ、日本でも広く栽培されていますが寒い地域ではあまり見られ…

育て方ラボ 公式ページさん

7,890view

「バラ科」に一致する植物写真

この投稿者の他の植物図鑑一覧