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クリについて育て方や情報

クリについて育て方や情報

秋の山野で見ることが出来る鋭いトゲがその実を囲っているのが特徴のクリは、ブナ科の落葉広葉樹です。繁殖力が強く山地で自生するこの植物は、日本では縄文時代の人々の主食でもあり古くから栽培されてます。名前の由来は黒い実を表すクミという言葉が転訛したのが有力ですが、梵語が関係するなど諸説あります。葉や樹脂、イガにはポリフェノールの一種であるタンニンを豊富に含んでおり、皮膚疾患や喉の痛みに効果があるとされます。木材自身は加工はやや難しいですが腐りにくく耐久性が高いので、木造家屋の土台や浴室といった木材に使われます。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類はブナ科、クリ属の落葉樹であり樹高は約10から17mまで成長します。樹皮は淡褐色で縦に深い裂け目があり、葉の大きさはおおよそ7から15cm程になります。クヌギやアベマキと間違えやすいですが、鋸歯や葉裏の腺点の有無で区別が可能です。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

この植物の原産国は日本や朝鮮半島であり、現在では多くの改良品種が存在します。成長すると10m以上の高さになりますが、剪定や結実を工夫すればコンパクトに育てられます。同じ日本が原産のサザンカはクリと同様、広葉樹木の一種です。葉の形や暑さに強い共通点もありますが、用途としてはサザンカは食用よりも観賞用と言えるでしょう。この他同じ原産の植物はキキョウが挙げられ、日本以外に朝鮮半島や中国生まれでもあります。キキョウは多年草で観賞用として楽しまれるので、一見して共通点が少ないように思われます。しかし開花時期や耐寒性がある特徴はクリと似ているでしょう。

同時期に開花する花の種類や特徴

開花時期は6月頃であり、花に含まれる芳香成分のスペルミンは独特の強烈な臭いを放ちます。果実期は9月から10月の秋頃であり、実の方を意識しやすく一見開花に気がつかない人は多いでしょう。同じ頃に見頃の植物はアジサイが挙げられ、ピンクや青といった豊富な色を咲かせます。低木ですがアジサイはクリと同じ落葉性の広葉樹であり、原産も日本と意外にも共通点が多いです。この他に見頃の植物はツツジがあり、種類によりますがこれも落葉性の広葉樹に分類されます。しかしアジサイと同じように白やピンクといったカラーリングに富んでるので、食用よりは観賞用として楽しまれます。

花言葉を使う時のサンプル

花言葉は贅沢、豪奢、満足といった意味を持ち、かつてこの植物は高級品として扱われた為だとされます。相手にプレゼントとして送るとやや嫌味のように思えるので、渡す相手は気のしれた間柄の方が良いでしょう。それでも実や葉には栄養が豊富に含まれてるので、絶対送ってはダメという訳ではありません。

花・植物についてのコメント

モンブランや和菓子にその実が活用されるクリは、主成分がデンプンであり食物繊維やビタミン、カリウムが豊富に含まれてます。便秘改善や美容効果におすすめであり、この他にもミネラルも含んでいるので不足しがちな栄養素を補えます。また葉にはタンニンが含まれており、煎じ液や生の葉はかぶれや火傷に効果があります。暑さ寒さに強い性質を持つので日本全国に自生しており、果樹として品種は多いですが園芸では一般にナッツ類として扱われます。果実時期は秋頃ですが、遅めに収穫するほど大粒で味の良い実が得られます。またイガが開いて中身が見えてるものはよく熟してるので、美味しく食べることが出来ます。

簡単な育て方・栽培方法

苗木は12月から3月が植え付け適期であり、日当たりが悪いと花芽が付かないので日照の良い場所に植えましょう。しかし夏に日焼けすると胴枯病という最終的には幹が枯れる病気に陥りやすいので注意しましょう。またカミキリムシや栗玉蜂といった被害も起こりうるので、殺虫剤の用意が大切です。選定は2月頃に行い枝の間引きをする程度に抑えるのが一般的です。しかし果実収穫が目的なら、実が獲りやすいように高さを抑えると良いです。

この植物に関してのまとめ

豊富な栄養素がまとめられた実は、日本では古くから食べられており長い歴史のある植物と言えるでしょう。葉や樹木には皮膚疾患に効く成分が含まれ、樹木は木材として扱われるので用途が豊富です。クリは国内の多くの山地に自生しており、暑さ寒さに強いため比較的育て方が簡単です。雌雄同種ですが1つの品種では実りにくいので、食用目的なら同じ異種品を混植する方が良いです。また収穫するのなら枝から落ちたものが食べごろです。成長すると10mにも及びますが、成長途中で剪定や芯止めを行うと高さ調整が可能です。しかしカミキリムシを初め病害虫が湧きやすいので、何らかの対処が必要です。

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