• ヒメジョオンについて育て方や情報
  • View数View数4,263
  • SCORESCORE1492.05
ヒメジョオンについて育て方や情報

ヒメジョオンについて育て方や情報

ゴールデンウィークのころから、道ばたに特徴的な白と黄色の二重丸のような花を見かけるようになります。帰化植物のヒメジョオンです。春の盛りから秋頃まで見かけることができます。明治時代に観葉植物として渡来したときには「柳葉姫菊」と命名されました。生え始めの葉は根元近くが細いスプーン形ですが、茎が伸びてくるにつれ、別名の通り、柳の葉のように全体が細くとがった葉になります。茎の高さは30センチから1.3メートルほどになり、全体を荒い毛で覆われています。種子には冠毛があり、風に乗って広がります。大変繁殖力の強い植物です。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類はキク科ムカシヨモギ属の越年草です。秋に発芽し、冬を越して春から成長し結実枯死する一年草です。同属のハルジオンとはそっくりなのでよく混同されます。ハルジオンにはベニバナハルジオン・ボウズハルジオンなど、変異種も多く存在しています。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

原産国は北アメリカです。同じ北アメリカが原産の帰化植物には、要注意外来生物のセイタカアワダチソウ、秋の代表的なアレルゲンであるブタクサ、地をはうように繁殖するので駆除に手間のかかるコニシキソウ、可憐な星のようなニワゼキショウ、ブドウのような実をつけますが、有毒植物のヤマゴボウなどがあります。多くは明治時代に観葉植物として日本に輸入され、いつしか雑草化していったものです。いずれも繁殖力が強く、日本各地で勢力を広げています。種によっては在来種を脅かしてしまうため、駆逐対象となっている植物もあります。

同時期に開花する花の種類や特徴

五月頃に開花し、秋まで次々と咲きます。同じように春から秋で咲く植物は、同じキク科では、多年草で一度植えておけば何年も楽しめるマーガレット、ビタミンカラーが人気でコンパニオンプランツとしても利用できるマリーゴールドなどがあります。他にも、日陰にも強く、挿し木で増やすことが容易なシュウカイドウ科のベゴニア、カラフルで鉢植えのミニアレンジも人気のヒユ科のミニケイトウ、寄せ植えにぴったりのナス科のペチュニアやスベリヒユ科のポーチュラカ、一鉢あるとゴージャスな雰囲気を楽しめるフクロソウ科のアイビーゼラニウムなどがあります。

花言葉を使う時のサンプル

花言葉は「素朴で清楚」です。相手の素朴な性格に惹かれたときにはぴったりの言葉です。そっくりなハルジオンの花言葉は「追憶の愛」ですので、蒸し返されたくない過去の恋愛が脳裏をよぎった方は、ハルジオンと勘違いされないように注意しましょう。

花・植物についてのコメント

同じムカシヨモギ属のハルジオンとは、よく混同されます。漢字で書くと「春紫苑」と「姫女苑」です。ヒメジョオンは「ヒメジオン」という植物がすでに他にあったため、ヒメジョオンになったという説が有力です。春に先に咲くのはハルジオンで、4~5月に咲きます。ヒメジョオンはその後から秋までです。花びらも、ハルジオンの方がピンクがかっていて糸のように細く、ヒメジョオンは少しふっくらしていてマーガレットに似ています。それでも見分けがつかない場合は、茎を折ってみます。中が中空になっていたらハルジオン、ワタのような白い随が詰まっているのがヒメジョオンです。

簡単な育て方・栽培方法

繁殖力の強い雑草ですので、育て方は簡単です。用土も選びません。日陰でも育ちます。水やりもそれほど必要としません。害虫もものともしません。根っこごと掘ってきて植えるか、種を採ってきて蒔けば、翌年にはぐんぐん増えていきます。繁殖しすぎて他の植物を枯らしたり、苦労して駆除するようなことにならないように注意しましょう。

この植物に関してのまとめ

まとめとして、ヒメジョオンもハルジオンも、最初は観葉植物として日本に輸入されました。今では亜高山帯にまで生殖域を広げてしまい、日本の在来種を脅かす存在にまでなってしまいました。そのため、要注意外来生物に指定され、また日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれてしまいました。ハルジオンはどんなやせた土地にも生える「貧乏草」という不名誉な二つ名まで付けられています。もちろん、植物は必死に生き延びているだけです。素朴なかわいらしい姿で春から秋まで楽しませてくれます。道ばたで見つけたときには「これはハルジオンじゃなくてヒメジョオン」と、見分けて楽しんであげてください。

「ヒメジョオン」に一致するマメ知識

この投稿者の他の植物図鑑一覧