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ナズナについて育て方や情報

ナズナについて育て方や情報

ナズナは、別名、ぺんぺん草とも呼ばれ、昔から親しまれている越年草で、田畑や荒地、道端など至るところに生える強靭な生命力がありますが、本来、麦の栽培とともに日本に渡来した史前帰化植物とも考えられています。そして、日本では、春の七草の一つとしても親しまれていて、正月明けには、セリ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとともに七草粥の食材として登場するなど、どこでも見かけることができる身近な植物です。また、古来より、厄災を払い、1年を健康に過ごす祈りが込められた植物でもあるので、年初には、七草粥を家族で戴き、良い年の始まりを願いたいものです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類では、アブラナ科のナズナ属となりますが、2月~6月にかけて、ロゼッタ状の葉の中心から茎を伸ばして、その先に小さな花を付けます。茎の高さは、20cm~40cmほどで、直径3ミリほどの白い花弁がその穂に付くことが特徴的です。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

アブラナ科ナズナ属は、原産国が東ヨーロッパ、西アジアですが、東ヨーロッパの植物では、同じアブラナ科であるアウリニア属の和名が岩ナズナと呼ぶアウリニア・サクサティリスがあり、こちらの植物は欧米では、一般的なロックガーデン植物で、春になるとこぼれんばかりに咲き、香りの良さと丈夫さがありますが、排水の良い環境を好みます。また、ヨーロッパでも青汁に最適な野菜として注目されているケールには、多くの系統があり、葉の淵が縮れていたり、波打っていたり、草丈が数mにまでなるものなどがあり、日本には、江戸時代に伝わりましたが、食用として普及せず、改良されて葉牡丹となったという驚きの経緯があります。

同時期に開花する花の種類や特徴

ナズナは、冬から春にかけて咲きますが、同時期に開花する種類では、ナズナと同じ所によく咲いているのを見かけるオオイヌノフグリは、小さく可憐ですが、広範囲に群生する繁殖力の強さがあります。また、山茶花とツバキから生まれた品種である寒つばきは、寒い時期に生け垣などに艶やかに開花しますが、こちらも頑強な性質を合わせもっていますさらに、高い香りと多様性があり、真っ直ぐに咲く特徴がある水仙は、スイセン属に含まれる植物の総称ですが、近年、さらなる多くの品種が生まれています。なお、カタクリや、雪割草、ヒトリシズカ 、二輪草、ふきのとう、ハコベなどの冬を乗り越えた我慢強い植物も同時期に開花しています。

花言葉を使う時のサンプル

ナズナは、その実の形から、西洋などでは、羊飼いの財布と呼ばれ、親しまれています。そのため、このユーモラスな別名から、財布を委ねるという意味を込め、あなたに全てをお任せしますという花言葉が付けられています。

花・植物についてのコメント

通称、ぺんぺん草とも言われているナズナは、荒廃した土地でも生育する強靭さから、ぺんぺん草が生えるという表現や、ナズナでも育たない土地では、ぺんぺん草も生えないなどと揶揄されています。しかしながら、そんなナズナは、実は薬用としても効能が高く、高血圧や動脈硬化の予防、利尿作用、便秘解消、胃潰瘍の予防などや止血作用などにも古来より重宝されてきました。そして、民間薬では、ナズナを陰干しして、煎じたり煮詰めたり、黒焼きにして血圧効果作用のあるアセチルコリンや、血管の壁を強化するルチン、フラボノイを作り出すほか、フマル酸、バニリン酸、スウェルチシン等の豊富な栄養成分も含有するなど、強靭さのなかに有能さが輝る植物といえます。

簡単な育て方・栽培方法

ベランダや室内で育てる場合には、日当たりと水はけの良い環境を作ることが必要となり、肥料は与えなくても、特に問題ありませんが、植え付けの時に緩効性肥料を軽く与えるようにするとよりベストです。また、基本的に頑強な植物ですが、高温多湿には弱いので、外での育て方では、半日陰になるところ、鉢植えでも、風通しの良い半日陰を選ぶようにします。

この植物に関してのまとめ

この植物に関してのまとめでは、荒地や田畑、野に咲いているなど、どこでも見かける平凡なナズナは、ぺんぺん草という名前で誰にでも親しまれている植物ですが、このぺんぺん草は、多くの人が子供の頃、でんでん太鼓にして遊んだ記憶はあっても、植物としての生態は、ほとんど知られていないことが現状といえます。しかしながら、この馴染み深い可憐な植物は、古来より、春の七草として、一年間の無病息災を護る厄除けパワーを発揮したり、高血圧や動脈硬化、胃潰瘍などの現代人が抱える生活習慣病に対しても高い薬効を誇るなど、実は、類稀な強靭さとパワーを秘めた唯一無二の植物といえるではないでしょうか。

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