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へらおおばこについて育て方や情報

へらおおばこについて育て方や情報

へらおおばこは箆大葉子と書き、一般的なオオバコよりも細長い葉が特徴的な姿をしています。日本では英吉利大葉子の名でも呼ばれているとおり、ヨーロッパからの帰化植物です。学名はPlantago lanceolataで、槍のようなオオバコ、という意味になります。オオバコはプランタゴといいますが、中でもへらおおばこはプランテーンの名で古くからヨーロッパで民間薬・ハーブとして知られてきました。オオバコ(大葉子)の仲間は世界中で薬草として知られており、日本や中国でも車前草、葉は車前葉、種は車前子の名前で民間薬に使われてきました。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

へらおおばこはいわゆるオオバコの仲間で、植物分類としてはオオバコ目オオバコ科オオバコ属ヘラオオバコ種となります。オオバコの仲間はどの種も様々な環境にも適応しやすく、へらおおばこは日本でも帰化植物として全国に分布しています。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

へらおおばこは日本での別名がイギリスオオバコとも呼ばれるように、ヨーロッパが原産です。ただし名前に反してイギリスや特定の国が原産国とは特定されておらず、ヨーロッパや世界各地で見ることができます。近種では他にセイヨウオオバコ(オニオオバコ)がヨーロッパ原産とされています。二種ともに日本のオオバコよりも大型な株に成長し、古来よりプランタゴ、あるいはプランテーンと呼ばれ、ヨーロッパの民間薬に重宝されてきました。もともとは家畜の飼料として重宝され、その後は雑草として扱われてきましたが、近年一部のオオバコ属の種子の効能が見直され、メディカルハーブとして、または家畜の健康的な飼料として栽培が見直され始めています。

同時期に開花する花の種類や特徴

へらおおばこは日本では主に5月の半ば頃から開花し始めます。野山や道端のいわゆる雑草も多くがこの頃に盛りを迎えますが、特にオオバコの仲間と開花時期や生育場所が近いものとしては、オヒシバ・メヒシバ、カラスムギといったイネ科の雑草や、アレチノギク・ヒメジョオンといったキク科の植物、少し遅れてカヤツリグサなどが挙げられます。この頃の野草はヒメジョオンを除いては比較的地味で花も小さく、ちょっと見ただけでは咲いているかどうかわからないものが多く見受けられます。どちらかというとおしべが目立つものが多いのも特徴です。

花言葉を使う時のサンプル

へらおおばこは地味な容姿ですが花言葉が定められており、『惑わせないで』という言葉が良く知られています。この他にも『素直な心』も知られています。共にまっすぐな心を示しているといえるでしょう。自分の純情を示す時は素直な心、相手の心を確かめる時や念を押す時は惑わせないでと使い分けることもできるでしょう。

花・植物についてのコメント

へらおおばこは小さいうちは一般的なオオバコと区別がつきませんが成長すると巨大化し、特徴的な大株となります。姿は地味なオオバコ属ですがヘラオオバコに関しては花が咲き始めるとその小さな花粒の束を一周するように白いおしべが輪となり、他のオオバコとの差が見て取れます。オオバコの仲間はどれも薬草として知られ、西洋ではプランテーンやプランタゴ、東洋でも大葉子や車前草の名前で使われてきました。今では厄介な帰化植物の雑草として扱われていますが、栄養価は高く、昔の欧州や戦中の日本では軍馬用の飼料として珍重された、とても有用な植物です。現代の日本でも利用しないのは勿体ない植物だといえるでしょう。

簡単な育て方・栽培方法

日本全国どこにでも帰化して雑草化しているほど適応力の強いへらおおばこは育て方は簡単で、特に土壌を選びません。やせた土地でも十分に育ちます。草身自体も強靭である程度の乾燥や日照りにも耐えますが、鉢植えの場合は多少の水やりが必要です。地植えにする場合は植えっ放しも可能で、特に異常気象などがなければ雨水で育ちます。なお、へらおおばこは通常のオオバコほどの踏みつけ耐性はありませんので、通路等に植えるのは避けます。

この植物に関してのまとめ

へらおおばこは最近まで厄介な帰化植物の雑草とされてきましたが、古来は民間薬として重宝されていた植物です。最近になってオオバコの仲間の種子皮の成分が美容や健康のブームになり、ようやくその価値が見直されつつあります。日本でも全国の道端や川原、畑のあぜなどで見られるほど一般化していますがなかなか気に留められることは少ない植物です。まとめてみますと、へらおおばこは幕末に日本へ帰化し全国に広まって強靭な雑草となったものの、世界中で古くから薬用として重宝された歴史を持っており、今またその価値が見直されている有用な植物といえるでしょう。

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