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タチバナモドキについて育て方や情報

タチバナモドキについて育て方や情報

ミカンの仲間であるところの「タチバナ」に似ていることから付けられたという意味をもつタチバナモドキは、中国より明治時代に観賞用として伝わって来た植物です。崖地や山地、そして路側帯などあらゆる場所に自然に生育・野生化しており、また痩せ地にもよく耐えて育ちやすいため、多くの箇所で見ることができるのが特徴です。大きくなるにつれ自立がしにくくなるため、ツル植物のように他の植物に寄りかかって生育するのも特徴のひとつ。また、棘があるため、以前は立ち入り禁止の意味も込めて生け垣に植える家庭もよく見られました。タチバナモドキの橙色の実は美しく、庭木のアクセントとしても人気がありました。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

別名・ホソバトキワサンザシのタチバナモドキの植物分類の特徴は、バラ科・トキワサンザシ属の常緑低木です。高さ2〜4mが一般的で、葉は互生もしくは短枝に束生です。葉は、狭長楕円形であり革質、裏面には灰白色の軟毛があります。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

タチバナモドキの原産国は中国です。中国の西南部にて自生しており、明治時代の日本に渡来してきました。中国は歴史が長い大陸であり、そのことに関連して原産の植物や野菜・果物なども多いです。中国原産の植物としては、日本で多く見かける植物が非常に多いです。街路樹にも採用され、秋には葉が美しく黄色に色づくイチョウ、2月〜3月に香ばしい香りと白く可憐な姿を咲かせるウメ、秋の軒先を彩り芳香を漂わせるキンモクセイ、赤く大きく咲かせるノウゼンカズラ、春先に華やかに咲くハクモクレン、秋に赤く色づくヒガンバナなどが代表的です。

同時期に開花する花の種類や特徴

タチバナモドキの開花時期は、5~6月です。同じ時期に開花を迎える植物としては、5月はピンク・赤など華やかに咲き誇るツツジ、小さな紫色が棚を作り上げ雅で美しいフジなどが挙げられます。また、赤や白・黄色など華やかながらもトゲがあり、美の象徴とされるバラも5月。端午の節句にお湯に入れて楽しむことのできるショウブ、湿地帯に生息してその美しくクールな姿を目にすることのできるアヤメ・カキツバタ・ハナマスなどもこの時期です。6月は雨・梅雨時の象徴であり、6月の風物詩としても大きなイメージを持つ植物・アジサイが代表的です。

花言葉を使う時のサンプル

11月7日の誕生花でもあるタチバナモドキの花言葉は、「美しさはあなたの魅力」という実の美しさからくる言葉の他に、実の鮮やかな色を表現した「燃ゆる想い」、種を色んな所に運んでもらうため一度にたくさん食べられないようあまりおいしくない実をつけることから「防衛」という言葉が存在しています。

花・植物についてのコメント

ヒマラヤトキワサンザシ・トキワサンザシの3つを総称してピランカンサとも呼ばれます。本来この三種類は見分け・区別が難しく、その学名(属名)で呼ばれることが多いです。別名にもつけられている「サンザシ」の名は、漢方の生薬の名前「山査子」から来てはいるものの、ややこしいことにこちらは別の属となります。ちなみに、和名の元であるタチバナは、日本で古くから野生していた日本固有の柑橘類であり、和歌山県・三重県・山口県・四国と九州の海岸ないし山地に自生しています。同じく樹高は2〜4mであり、若い幹には棘があることまで、よく似通っています。

簡単な育て方・栽培方法

タチバナモドキの育て方としては、植え付けは年に2回あり春3〜4月・秋9〜11月のどちらかです。温暖な地域の方が比較的育てやすいでしょう。寒冷地では春に植え付けます。1年で根がいっぱいになるので、植え替えが必要になります。日当りの良い場所で、根が張るまでは土が乾燥したら水を与えるようにしましょう。根が張れば特に水は必要ありません。

この植物に関してのまとめ

タチバナモドキのまとめとして、以前はよく軒先に見られたのに現在は減って来ている印象ではあるものの、栽培はさほど難しくありません。鉢植え・地植えともに可能ですが、根をすぐに張り、鉢や狭い花壇であるとすぐ根が一杯になり、伸び悩んでしまうため、植え替えが必要となります。また、勢いよく伸びる枝を剪定することにより、実のつきが良くなります。肥料・水ともにさほど必要ではなく、温暖な地域であればよく育つため、手のかからない植物でもあります。橙色の実が美しく、庭木のアクセントとしても用いられる、愛される植物です。

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