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ミズバショウについて育て方や情報

ミズバショウについて育て方や情報

ミズバショウは春・夏の高山植物の代表です。群馬県の尾瀬を歌った「夏の思い出」に登場する歌詞としてあまりにも有名です。湿地帯に自生しており発芽のすぐ後には純白色をした苞を開く。この苞は仏炎苞と呼ばれ、一見花のように見えますが実は葉が変形したものです。本当の花は仏炎苞の真ん中に肉穂花序といわれる円柱形をした部分に小さくたくさん集まって咲くのが特徴です。低地では4月から5月に、高地では雪どけ後の5月から7月にかけて開花時期を迎えます。大きく伸びてくる楕円状の葉は幅30cm長さ80cmから1mに成長します。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

サトイモ科ミズバショウ属の多年草に植物分類されます。線が入っている「ふ入り」と苞が2つある「双苞」などの種類があります。サトイモ科なので、水が豊富にあることと積雪が多い場所を好みます。尾瀬の湿原はまさに生育する環境としてぴったりなのです。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

原産国はスペイン、フランス、イタリアなどヨーロッパの山岳地帯であるといわれています。日本にも群生地は多数存在します。北海道と本州は中部地方以北の日本海側を中心に分布しています。観光名所となっている有名な群生地は数々ありますが、夏の思い出の名曲とともに尾瀬沼が有名です。尾瀬沼は群馬県利根郡片品村と福島県南会津郡檜枝岐村の県境に位置します。広大な地域が国立公園に指定されていて、面積は広大で2000m級の山々に囲まれた豪雪地帯の高原です。ミズバショウの他にも6月から8月にかけて、ニッコウキスゲ、リュウキンカ、ワタスゲ、ヒオウギアヤメ、トリカブトなど多種多様の高原植物が咲き誇ります。9月下旬からは紅葉も楽しめます。

同時期に開花する花の種類や特徴

ミズバショウのピークは、6月下旬から7月中旬ですが、同時期に咲く代表例には、ワタスゲ、ヒオウギアヤメ、ニッコウキスゲの3つが挙げられます。ワタスゲは一番多く見られる品種で、湿原を白色に染め上げます。綿毛がゆらゆらと揺れる様子は大変幻想的です。ヒオウギアヤメはワタスゲとは逆に咲く時期が短く、7月上旬にしか見ることができません。色彩も対照的で美しい紫色に湿原を彩ります。ニッコウキスゲは広い範囲に黄色く咲きます。その感動的といえる美しさはファンタスティックと形容されています。しかし、近年鹿の食害が深刻な問題となっていて1日も早い解決が待たれています。

花言葉を使う時のサンプル

和名の水芭蕉の名前の由来は葉の形が芭蕉の葉に似ていて水辺に群生することからきています。花言葉は、「美しい思い出」と「変わらぬ美しさ」です。湿地の雪どけ水に咲く清らかで美しい様を表現したものです。また「森の妖精」とも呼ばれ、「夏の思い出」の歌詞が代表的なサンプルです。

花・植物についてのコメント

ミズバショウを食べると赤いかぶれができるといわれ、下痢をすることもあるので決して口に入れてはいけません。この原因は葉の汁に含まれるシュウ酸カルシウムとアルカロイドという物質です。吐き気や脈拍低下、最悪の場合は心臓麻痺や呼吸困難になることもあるので要注意です。しかし、動物ではツキノワグマなどが食用としています。熊はミズバショウの種が大好物で熊にとっては大変栄養豊富なのです。一方で葉も食べますが、これは冬眠後に身体にたまった老廃物を排除するために下剤・嘔吐剤として食べているという説もあります。そして熊に糞で種が運ばれるともいわれています。熊が恩恵を与えているというのは興味深いことです。

簡単な育て方・栽培方法

簡単に育て方は、株を入手するのがお手軽な方法です。苗からでは3年から4年かかってしまいます。乾燥に弱いので、絶えず水がある状態にするために鉢植えの下に受け皿を敷いて水をいっぱいになるようにして頻繁に冷たい水を交換することがポイントです。暑さにも極端に嫌うので、暖かい地域での栽培は困難です。ですから夏場の温度管理が重要です。

この植物に関してのまとめ

ミズバショウについてまとめます。湿地や湿原に群生し大きな葉が芭蕉の葉に似ていることからついた名前です。日本での歴史は最古のものでは江戸時代の文献に登場しています。「夏の思い出」の尾瀬を歌った歌詞によって日本中に知らない人はいないほど有名な植物になりましたが、北海道や中部地方以北に広く分布しています。白く水上に美しく清楚に咲く姿は観光名所として人気を博しています。白く咲いているように見える部分は、実は仏炎苞という葉が変形したものです。咲く時期は低地では4月から5月、高地では6月から7月です。栽培するには湿気のある高温にならない状態を保てれば発芽率は比較的高い植物です。

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