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ユキモチソウについて育て方や情報
ユキモチソウはつきたてのお餅がぷっくり膨らんできて、今にも割れてしまいそうな形をしています。小さめの白い花を葉が優しく包み込んでいる独特の形をしている部分は仏炎苞と呼ばれます。この仏炎苞という呼び方は仏像の背後の仏炎に似ている事からきています。ユキモチソウは歓喜草とも呼ばれ、春先に野原を散策中にユキモチソウを見つけた人達の喜びや驚きが伝わってきます。変異し易い植物でもあるので、中間種とされ、区別し難いものがあるという特徴があります。山野草の趣味を持つ人を夢中にさせる魅力をもっている不思議な植物です。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
植物分類の特徴
植物分類としてユキモチソウはサトイモ科のテンナンショウ属で、多年草です。この種類は30種程が確認されています。自生しているのは近畿と四国周辺です。多年草で、草丈が30cm程度になります。地下茎は有毒です。12cm程になる仏炎苞は紫褐色で、白っぽい条が入っています。開発や森林伐採により、絶滅が危惧される稀少種でもあります。
原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介
ユキモチソウの原産国である日本は縦に長く、モンスーンの影響により四季のはっきりした気候です。山間部が7割を占め、非常に多くの植物が自生しているのが特徴です。日本ではヒメハマナデシコという植物を見る事ができます。ヒメハマナデシコはナデシコ科ナデシコ属の多年草で、日本原産の植物です。本州や四国、九州に多く分布し、自生地の開発や採集により減りつつある植物です。針状の苞は先が短く、紅紫色になります。日当たりの良い海岸の岩場や砂浜で見つける事ができます。高さが15から50cmになる茎は株状になり、下部は木質化します。
同時期に開花する花の種類や特徴
ユキモチソウが開花する時期にはあちこちで数多くの綺麗な植物が見られます。中でも多くの人から人気を集め続けているのがツツジです。ツツジはツツジ科の植物で、ツツジ属の植物の総称です。白や赤、ピンク等の色は鮮やかで、樹齢が800年から1000年にも及ぶ古木もあります。市や町の花として指定されている事も多いです。寺社や公園等でも多く見られ、身近な存在として多くの人を楽しませています。ツツジは古くから交配も行われ、数多くの品種が生まれています。短歌や和歌にも春の季語や枕言葉としても頻繁に利用されています。
花言葉を使う時のサンプル
ユキモチソウの花言葉は苦難の中での力です。逆境に立ち向かう必要がある場面が人生には度々訪れますが、そんな時に励みになる花言葉です。苦難に負けない強い心を維持する必要がある人へ相応しいのがユキモチソウです。
花・植物についてのコメント
植物は基本的に二酸化炭素を吸収し、酸素の放出をします。日頃から植物と接する事ができる環境で過せる人は心身共に健康的です。しかしガーデニングやハイキング等を頻繁に楽しむ趣味を持っている人以外は植物に触れる機会はかなり少ないのが現実です。加齢と共にどんどん衰える体をいつまでも若々しく維持する為には積極的に行動する事が不可欠です。とりあえず、部屋の中や庭を植物でいっぱいにしてみるのもよい方法です。それぞれの環境に適した植物が数多くあるので、園芸店の人のアドバイスをしっかり聞きながら楽しむのが最適です。
簡単な育て方・栽培方法
ユキモチソウは2月の中頃に植えます。肥料は固形の油かすを植える時に使用し、咲き終えた頃と枯れた頃に再び与えます。夏場の直射日光は葉にダメージがあるので注意が必要です。休眠期でも乾燥すると球根が傷むので、水やりが欠かせないです。10月頃に球根の周囲にできた小さな球根を別の用土で増やしていく事もできます。日光と雨には小まめな配慮が必要ですが、暑さや寒さには強いのが特徴です。
この植物に関してのまとめ
この植物に関してのまとめとして重要なのはそのユニークな姿形により多くの人を魅了し、虜にしている植物の一つという点です。ユキモチソウの育て方は比較的簡単なので、素人にも容易に育てる事ができます。適度な大きさの鉢で育てれば、場所を移動させる事ができるので、ユキモチソウにとってもよく、部屋の演出にも役だちます。自生している環境に近づける事が長持ちさせ、ユキモチソウの魅力を生かせる育て方と言えます。春から初夏へかけて見られる植物の中でも突出した個性を放つ存在であり、苦難の中での力という言葉に相応しい強い植物でもあります。
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