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マムシグサについて育て方や情報
マムシグサはサトイモ科テンナンショウ属の多年草であり、有毒植物でもあります。山地や原野の湿った場所に生え変異が多い植物でもあり、成長すると高さが50から60cmほどになります。葉は2個で楕円形の小葉が7個から15個つき、芋状の地下茎があるのが特徴となります。全草に毒性があり、サポニンやコリニンなどが含まれます。特に毒性が強い部分が球根になりその汁に触れてしまうと炎症を起こすほどであり、間違えて口にしてしまうと口中に激痛がはしるほか、下痢や嘔吐に心臓麻痺などが発症し重症の場合には死に至ることがある危険な植物になります。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
植物分類の特徴
マムシグサの植物分類は、被子植物に分類され種子植物のグループの1つになります。種子植物とは有性生殖の結果種子を形成し子孫を残すものであり、被子植物は心皮に胚珠が包まれているもので子房の中に収まっている植物のことをいいます。
原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介
マムシグサの原産国は日本になり、北海道から九州まで分布しています。日本は南北に長い島国であるため、気候は北海道は亜寒帯で沖縄は亜熱帯となり、地域により気候が大きくことなる点が特徴になります。そのため北海道では冬は氷点下になることが多く夏場は涼しい環境であり、反対に沖縄は台風が通過することが多くなりますが冬でもそこまで寒くなることはありません。日本を原産国とする植物には、ススキに良く似ている植物であるオギ、有毒植物であり馬が葉を食べると苦しむことから名づけられたアセビがあります。そのほかにも、アケビやアサザなどがあります。
同時期に開花する花の種類や特徴
マムシグサの開花時期は4月から6月になります。同時期に開花するものには、シモクレンにハクモクレン、カルミアやクチナシなどがあります。シモクレンとハクモクレンは近種であり、株いっぱいに開花しそれぞれ色が赤紫色と白色になりますが、すぐに散ってしまう植物になります。カルミアはシャクナゲのような豪華さはありませんがボール状の似たような花をつけ、蕾はお菓子の金平糖に似た姿をしています。またクチナシはジンチョウゲやキンモクセイと並ぶ3香木の1つであり、果実は食品の着色料や布地の染色料に使われることもあります。
花言葉を使う時のサンプル
マムシグサの花言葉は、壮大という意味があります。そのためマムシグサの花言葉を贈る場合には、将来に大きな夢を持っている人やもっと広い範囲で物事を見てほしい人などに壮大さをもってやりたいことを行なうことが大切だと言う意味を込めて贈るようにしましょう。
花・植物についてのコメント
偽茎は2つの葉鞘部分が重なってできたものであり、これには紫褐色のまだらな模様がありマムシに似ていることが名前の由来になっています。雌雄異株であり果実は秋に熟し赤色になり、トウモロコシに似ている形状をしています。薬用として用いられることもあり神経痛やリウマチなどに利用されることがありますが、専門の知識がある者でしか取り扱うことはできないので素人は手を出してはいけません。また食用として用いられていたこともあり、古い時代ではアイヌ人には食されていたものであり高知県では即要として利用されていたこともあります。
簡単な育て方・栽培方法
マムシグサの育て方のポイントは、少し日が差し込む場所で乾燥させないようにすることがポイントになります。乾燥を特に嫌うため土が乾燥しないように毎日水を与えることが大切であり、冬場でも土が乾いてきたら水を与える必要があります。また耐寒性はありますが凍結することは嫌うため、冷え込みが激しい場合は室内に入れたりわらなど敷いて保温することも大切になってきます。
この植物に関してのまとめ
マムシグサは有毒植物であり、全草にわたり毒性があります。そのため間違っても口にしてはいけない植物であり、万が一口に含んでしまった場合は症状がなくても診察してもらうことが必要になってきます。しかしマムシグサは薬用としても利用されることもありますが、専門的な知識を必要とするため見つけたとしても不必要に触らないようにすることが大切になります。これらをまとめると、マムシグサは薬用として使用されることもありますが基本的には有毒植物であるため不用意に触らないことが重要になります。そして間違えて食べてしまった場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。
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