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コナギについて育て方や情報

コナギについて育て方や情報

コナギは、ミズアオイ科ミズアオイ属に分類される一年性の水田雑草です。茎は根元で何本にも枝分かれします。地下茎はなく、地表を這うように広がり、葉を伸ばしていきます。長めの葉は、青々とした緑色で、つやがあります。晩夏から晩秋にかけて葉の下に青紫色の花をつけるのが特徴です。受粉後は果実を実らせ、水面に浮かんで散布されます。稲とともにやってきた帰化植物であり、繁殖力が強く、農家にとっては厄介者として扱われます。しかし、除草剤に対する耐久性が低いコナギは、農薬で処理され、稲作の場で姿を見せることはほとんどありません。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類は、ミズアオイ科ミズアオイ属です。ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ、トリノシタ、ハートグサなどの別名があります。同じコナギの名で、「アメリカコナギ」という種もあります。これは、帰化植物として侵入した別属(アメリカコナギ属)の植物です。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

原産国は東南アジアで、弥生時代に稲とともに日本に渡来したと言われています。現在では、日本、朝鮮半島、中国で見られる植物です、日本では、北海道から九州まで、水田や湿地に自生しています。東アジアの多くは熱帯で、急な雷雨、スコールが多く見られます。また、雨季と乾季がはっきりしています。東アジア原産の植物はコナギの他にもたくさんあります。オオギバショウやモダマ、ビカクシダなどのダイナミックでユニークな形の葉や茎を持つ植物が多数自生しています。バナナやココヤシ、マンゴー、パパイヤも東アジア原産の有名な植物です。

同時期に開花する花の種類や特徴

9月から10月にかけて咲きます。同時期に咲くものには、ヒガンバナや金木犀があります。ヒガンバナは曼珠沙華とも呼ばれるヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。開花時期は9月中旬~末頃です。6枚の赤い花弁が放射状に開き、その妖艶な姿は不思議な魅力を宿しています。鱗茎にアルカロイドを多く含む有毒植物でもあり、口に入れると吐き気や下痢を起こします。最悪の場合、死に至ることもある毒をもっています。金木犀は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。咲く時期は9月下旬~10上旬です。小さなオレンジ色の花をたくさん咲かせます。香りはしっかりとしていて、その甘い香りは多くの人に愛されています。

花言葉を使う時のサンプル

コナギにも花言葉があります。「奥ゆかしさ」「雲隠れ」「前途洋々」。これは、葉の下に咲くことから、イメージされたものです。優しく美しい女性に向けてピッタリの言葉です。紫色は高貴な色でもあります。また、「前途洋々」の意味から、これから新しいことにチャレンジする人に向けた言葉としてもつかえます。

花・植物についてのコメント

コナギは青紫色を咲かせます。可憐で美しいパープルが、葉の下に咲きます。控えめでありながら、存在感のあるコナギの姿は、とても魅力的です。水辺に咲く植物特有のみずみずしさは、見ている者の心の毒を洗い流してくれるようです。青々とした葉っぱも美しく、のびのびと地を這う茎は力強さがあります。最後にできる果実は、まるまるとしていて、繁殖力の強さを象徴するかのようです。農家の人からは嫌われものであっても、捨てる神あれば拾う神あり。美しさに魅かれて、全国各地を旅するように、コナギは成長していくように感じられます。

簡単な育て方・栽培方法

育て方の難易度はそれほど高くないため、初心者向きと言えます。一般的には、水田や湿地などで栽培されます。コナギ栽培に合った水の硬さは、軟水~中硬水、水質は弱酸性~弱アルカリ性です。アクアリウムやテラリウムを使った栽培もオシャレです。屋外やベランダでも作れるビオトープもオススメです。特別な手入れは必要ありませんが、窒素分を好む性質があるため、窒素分を含む肥料(米ぬかなど)を加えることで、より成長が促されます。

この植物に関してのまとめ

帰化植物コナギは、弥生時代に東アジがから稲作とともにやってきました。古くから親しまれてきた植物で、万葉集にも読まれています。昔は野菜として植えられ、漢字で書くと「子水葱」「小水葱」となり、小さな水葱を意味します。水葱は、食用でもありました。東南アジアに行くと、野菜として市場に出回っています。江戸時代の農業書には、水菜の一つとして挙げられています。青い高級染料としても使われることもありました。また、中国では、薬草としても使われていました。この植物のまとめとして言えるのは、多くの人に親しまれてきた強く美しい植物だということです。

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