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ハナイカダについて育て方や情報

ハナイカダについて育て方や情報

ハナイカダは春の4~5月に、葉の中央を上下に走る葉脈の上に1~3輪が開花します。直径4~5㎜の淡い緑色で地味なものですが、咲く位置が葉の表面中央と特徴があるので、比較的目立ちます。雄株と雌株のある雌雄異株で、雄株では葉の上に多数咲きますが、雌株では多くの場合、1つしか咲きません。弁の数は4枚が普通ですが、3枚の事もあります。葉の上に実が乗っているように見えるため、葉を筏に見立ててハナイカダと名付けられたと言われています。実際には実が葉の上に乗っているのではなく、葉脈と花柄が合着しているものです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

ハナイカダの植物分類はミズキ科またはハナイカダ科の落葉性低木で、雄木と雌木のある雌雄異株です。原産地は日本及び中国とされています。草丈は成長して1~2mとなり、4~5月にかけて開花します。葉は長さ10㎝ほどの卵型をしており、縁にはギザギザがあります。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

ハナイカダの原産国である中国、日本は稲作が盛んに行われている東アジアの温暖湿潤気候に属する地域で、日照時間が多く、季節風であるモンスーンが吹き、夏は高温となり降水量が多く、湿気が高く、冬は逆に乾燥して気温が低くなります。この様な地域では広葉樹などの植物が良く生育し、樹影の濃い森林を形成します。温帯モンスーン地域である中国や日本を原産とする植物には、ハクモクレンやベニモクレンなどのモクレン類、ボケ、イチョウ、ウメ、ロウバイ、モモ、アンズ、カキ、カリン、チャ、サルスベリ、キンモクセイなどがあります。

同時期に開花する花の種類や特徴

ハナイカダは4~5月に咲き時となっています。この時期は同属のミズキやハナミズキも同じです。ミズキはハナイカダと同様、中国、台湾、朝鮮、日本各地に分布する落葉樹です。樹高は10~15mにもなります。ミズキの名称は樹液が多く、早春に切ると水が滴るところから付けられたと言われています。渓谷の近くなど水分が豊富な斜面などの生育します。去年伸びた新枝の先につぼみが数多く付きます。ハナミズキは北アメリカ原産で、開花時期は同じです。花弁のように見えるのは総苞で、中心にあるのは直径5㎜程度のつぼみの集合体です。

花言葉を使う時のサンプル

ハナミズキの花言葉は別称がそのまま用いられた「嫁の涙」です。葉の上に実が付く姿から「気高い人」と言う花言葉もあります。嫁の涙とは、ある若嫁が殿様から葉に実のなる木を見つけるように命じられ、 夜更けまで山の中を探しまわったが見つけられず、その時に流した悔し涙が葉に落ち、 それがハナイカダの果実になったと伝えられています。

花・植物についてのコメント

ハナイカダは葉の上に黒い実が乗ったように見える植物です。全体的に地味な配色の植物ですが、比較的良く目立ち、上品な雰囲気があるので、お茶席にも使われます。育てる際に気を付けるのは湿気と風通しです。湿気が必要と言っても水のたまるところは不向きで、水はけのよい土が必要です。また風が強く当たると弱るので、注意します。これ以外は肥料や土、病害虫の心配がないので、育てやすく、管理に手間暇がかかりません。剪定も毎年する必要が無いので、とても楽です。秋に実った果実から種を取って、そのまま土に埋め、育てる事も出来ます。

簡単な育て方・栽培方法

ハナイカダの育て方は湿気の多い、日陰を選びます。病害虫に強く、耐寒性があり、腐葉土などに植えておけば、施肥や水やりの回数も少なくて済みます。湿気のある場所を好みますが、水はけの悪い場所は好みません。植え付けは晩秋の落葉期に行います。但し厳しい寒さの時は根付く前に枯れる場合があるので、寒冷地では冬の厳寒期を避け、秋の終わりか春の初めに行います。増やし方は種から行えます。果実の中には2~4個の種があるので、これを蒔きます。

この植物に関してのまとめ

まとめとして、ハナイカダは葉の上に実などが乗っているところから付けられた名称ですが、これはまた、桜が川面を埋め尽くす様子をイメージさせる華麗な名称でもあります。実などの付き方が独特で、地味な花ながら目立つため、人気があります。成育には肥料や水やりの手間が少なく、落葉土をたっぷり株元に入れるだけで、良く成長します。病害虫に強く、耐寒性もあります。水はけと水持ちの良い土を好みます。お茶席用としても人気があり、鉢植えも良いですが、庭の一角に植栽すると落ち着いた雰囲気を演出してくれます。庭木としておすすめの植物です。

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