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ヤブジラミについて育て方や情報

ヤブジラミについて育て方や情報

ヤブジラミは藪虱という漢字で書かれます。果実に小さなとげがたくさん生えているため、藪に入るとシラミのように衣服にまぶりつくことからこの特徴的な名前の由来となったようです。気の毒な名前を持つヤブジラミですが、日本全国に普通にある植物で、道端の草むらで見かけることもあるでしょう。いわゆる「ひっつき虫」の一種で子供の頃に遊んだ経験のある日本人は多いものです。ヤブジラミよりも果実の大きいオヤブジラミというのもあります。「雄ヤブジラミ」という漢字が当てられます。衣服にくっついて運ばれることで繁殖地を広げているのです。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

植物分類の特徴

植物分類はセリ科に属します。ヤブジラミ・オヤブジラミともにヤブジラミ属に属します。二年草です。葉に柄があり、2回羽状複葉となっています。葉には短い毛が付いています。果実の表面に刺毛を密集させているのが特徴です。

原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介

原産国は東アジア一帯です。中国から朝鮮半島・台湾・日本と幅広く分布しています。カナリア諸島や地中海から東アジアにかけて15種類ほどあり、そのうちヤブジラミとオヤブジラミが日本で分布しています。そしてタマヤブジラミとセイヨウヤブジラミの2種類が日本に帰化している種類となります。身近に手に入れることのできる植物ということで、漢方薬の原料としても使われています。この植物の実が、塗り薬として使用することで皮膚の痒みを止めるのに効果があるということなのです。ホワイトレースフラワーの仲間としても知られています。

同時期に開花する花の種類や特徴

5月から6月の時期に開花します。同じ属でもそれぞれの開花時期は異なります。複散形花序となっており枝分かれした先端に小さな白い花がまとまって10個ぐらい咲いています。レースのカーテンのように見えることからホワイトレースフラワーの仲間に入っているのです。オオイヌノフグリなども同じ時期に野に咲きみだれます。どちらも不本意な名前をつけられてはいますが、愛らしく咲き誇っているのです。春のよい季節なので遠足に行ったり野山を散策する中で見かけることもおおいでしょう。同じ属の仲間はどれも小さく似て見えますが、拡大すればそれぞれに特徴があり異なることが分かります。

花言葉を使う時のサンプル

花言葉は「ジキルトハイド」です。レースのようにも見える小さくて可憐な花が終われば、トゲトゲに覆われた果実が育ち、カイコのごとくに衣服にくっついてくるその嫌悪感。そんな対比の激しさからこの花言葉は生まれたのでしょう。

花・植物についてのコメント

漢方では果実が蛇床子と呼ばれ塗り薬となります。それ以外の部分も含め、食用にはあまり適しません。セリ科ではありますし、見た目はにんじんの葉に似ており、若い葉を食べることもできます。胡麻和えにして食べます。毒性はないので危険はありません。しかしながら決してとてもおいしいものというわけでもなく、独特のクセのある葉っぱです。とても身近にある植物でありながら活用法は限られるのです。ただ、ひっつき虫として子供の野山での遊びに使われることは多いでしょう。属性などの区別は付かなくても大きなくっつき虫が取れるところはどこかなど知っている子供もいます。

簡単な育て方・栽培方法

どこにでも生えている野草なので育て方は簡単です。日本の環境の中であればどこででも根付きます。他のセリ科の植物であるにんじんやパセリ・シャクなどの栽培方法を参考にしてもよいでしょう。低地や山地など半日陰なところ、まばらな光のあるところを好んで育ちます。ガーデニングに使われることはあまりないですが、あえて鉢植えに入れて育ててみるのもよいでしょう。

この植物に関してのまとめ

同じ属でまとめられる植物ですが、それぞれに違います。身近にありながらひっつき虫である果実のときの姿しかしらないという人も多いでしょう。漢方薬として利用することもできますし、ホワイトレースフラワーの一つとして観賞用に楽しむこともできますので、庭で育ててみるのもよいでしょう。ジキルとハイドという名がつけられている植物ですから、育てる過程の中でしっかり楽しむことができます。果実を煎じて服用することで関節痛や強壮に効果があるとも言われていますが、実際に漢方薬として使用したいなら専門家に相談した上で利用した方がよいでしょう。

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